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塾掛け持ちは効果あるの?メリットとデメリットから解説

2022年09月14日 2022年09月14日

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「塾に通っているのに成績が伸びない」
「別の塾の講師の授業を受けてみたい」
「塾の掛け持ちってどんなメリットがあるの?」

大学受験に備えて塾に通っている方の中には塾の掛け持ちに関して悩みや疑問を持っている方がいらっしゃるのではないでしょうか?

本記事では、塾の掛け持ちをするメリットとデメリット、またどのような点を意識すると最大の効果を得られるのかについても説明します。

塾の掛け持ちについて検討している方は、ぜひ参考にしてください。

塾掛け持ちのメリット

塾掛け持ちのメリット

塾を掛け持ちするのはなかなか大変な部分もありますが、効果的に活用すると得られるメリットが沢山あります

ここではメリットを3つご紹介しますので、参考にしてください。

メリット①学習範囲の取りこぼしを防ぐ

塾を掛け持ちすると、1つの塾ではカバーしきれなかった部分を併用している塾でカバーすることが可能です。

志望校のレベルによりますが、受験でカバーしなければならない学習範囲は広く、取りこぼしなく得点できるように勉強する必要があります。

塾によってそれぞれ特徴が異なるため、複数の塾を受講すると自分に合ったカリキュラムを作ることができるでしょう。

また特定の科目に特化した授業を行っている塾もあるため、苦手科目がある方はそのような塾を掛け合わせると効率よく得点アップが狙えます。

メリット②有名講師の授業を受けられる

塾や予備校は沢山ありますが、中には有名講師や人気講師がいる塾があります。

テレビ出演している東進ハイスクールの林修先生や、多数の参考書を出版している安河内哲也先生、受験ドラマ「ドラゴン桜」のモデルとなった駿台予備校の竹岡広信先生などはその1人です。

メインで通う塾にプラスして有名講師や人気講師の授業を受けると、良い刺激となって成績アップが期待できます

有名講師の中にはオンラインで映像授業を提供している場合もあるため、遠方で通えない方はスタディサプリやスタディコーチで検索してみてください。

メリット③受験情報を収集できる

塾によって精通している受験情報が異なるため、塾を掛け持ちすると受験に必要な情報を効率よく収集できます

志望校に合格するための対策を立てるには正確な受験情報を収集することが必要です。

普段の授業はA塾が合っているけれど、受験情報収集にはB塾を活用するといったように、ご自身にあった形で塾を掛け持ちすると良いでしょう。

塾掛け持ちのデメリット

塾掛け持ちのデメリット

塾を掛け持ちするメリットは色々ありますが、場合によってはデメリットになることもあります

デメリットも把握したうえで、ご自身にとって塾の掛け持ちが本当に必要なのか見極めていきましょう。

デメリット①自習時間が減る

塾を掛け持ちすると、その分だけ通塾時間と授業時間がかかるので自習時間が減ります

沢山授業を受けて知識を増やすことは大切ですが、それよりも授業の前の予習と授業で得た知識を定着させるための復習の方が重要です

授業で学んだ公式や理論、新しい単語などを知識として定着させるには、自分1人で問題を解いたり暗記する実践の時間が必要ですが、塾を掛け持ちすると通常の生徒さんに比べて自習をする時間が少なくなってしまいます。

塾を掛け持ちすると学習範囲の取りこぼしを防ぐことができますが、知識を身につけるための自習時間を作らないとせっかくの新しい知識が無駄になってしまうのです。

デメリット②塾によって指導が異なり混乱する

講師によっては指導方法が異なるため、どの方法を取り入れるべきか混乱する場合があります

問題を解くための新しい切り口を学びたい方や、応用力を身につけたい場合は異なる指導方法で授業が受けられるのはメリットとなるでしょう。

ただし、指導方法が異なると混乱するケースのあるため、塾を掛け持ちする場合は科目ごとに塾を選ぶのがおすすめです。

科目別に塾を選べば、1つの科目につき指導する講師が1人しかいないため混乱することなく安心です。

デメリット③経済的な負担がある

塾を掛け持ちすると経済的な負担が大きく、大学受験対策で塾に通うと年間で100万円近くかかるといわれています。

塾を掛け持ちするとそれ以上の費用がかかってしまうため、家計への経済的な負担がかなり大きくなってしまうでしょう。

大学に合格した際には入学金や学費の支払いがあり、ある程度の蓄えが必要になるため、塾の掛け持ちをする場合は慎重に検討してください。

塾を掛け持ちする場合は両方の塾で全ての講座を受講するのではなく、ピンポイントで特に対策したい科目だけ受講することをおすすめします。

塾掛け持ちで効果を得るには?

塾掛け持ちで効果を得るには?

塾を掛け持ちで効果を得るために意識すると良いポイントを3つ紹介します。

最大限の効果を得るためにも、ぜひチェックしてみてください。

塾掛け持ちで効果を得るポイント|①科目別に掛け持ちする

塾を掛け持ちする際に科目別に塾を選ぶことは、最も大切と言っても過言ではありません。

科目別に塾を選ぶと講師によって指導が異なるという混乱を防げます

沢山の塾や予備校がありますが、それぞれに特徴があって塾によっては特に力を入れている科目とそうでもない科目があったり、特定の科目を専門に教えている塾もあります。

それぞれの塾の特徴を理解して、ご自身に必要な科目の成績を効率よく伸ばせる環境を選び組み合わせると良いでしょう。

塾掛け持ちで効果を得るポイント|②個別指導塾を活用する

メインで集団授業の塾に通い、その塾の授業内容や宿題を補完する目的で個別指導塾を活用する方法もあります。

特に苦手科目の克服のために、個別指導塾でご自身にあったカリキュラムを組んでもらって集中して学習することもできます。

個別指導塾の方が質問もしやすく、理解できなかった部分をすぐにクリアにすることが可能です。

集団授業の塾と個別指導塾を使い分けることで効果的な塾の掛け持ちができるといえるでしょう。

塾掛け持ちで効果を得るポイント|③求める役割を明確にする

塾を掛け持ちすると時間的にも金銭的にも厳しい面があるため、その効果をしっかり見極めたうえで掛け持ちすると良いでしょう。

効果を見極めるには、まずは掛け持ちしている塾それぞれに求める役割を明確にする必要があります。

それぞれに特徴が似た塾を選んでしまうと、塾を掛け持ちをしても効果を感じられないかもしれません

塾の特徴とご自身が目指すゴールを吟味したうえで、目的達成のために必要な授業やカリキュラムを提供している塾を選ぶようにしましょう。

塾の掛け持ちの効果とメリット・デメリット|まとめ

今回は、塾の掛け持ちの効果を得るためには知っておきたいポイントと、メリットとデメリットを解説しました。

塾の掛け持ちをする場合は講師によって指導方法が異なる場合があるため、混乱を避けるためにも科目別に塾を選びましょう

不安な気持ちから塾を掛け持ちした場合は、目的がはっきりしておらず時間とお金が無駄になってしまう可能性が高いです。

また、予習と復習や自習する時間が取れない場合も塾の掛け持ちはおすすめできません。

塾を掛け持ちする必要があると判断した場合は、ご自身の学習目的に沿った塾を選ぶようにしましょう

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