「勉強しなくちゃいけないのに…」 「どうしてもやる気が出ないよ…」
テストや受験のために勉強をしようと思っていているのに、なかなかやる気が出てこない。
スマホやパソコンを見てしまい、気が付けば何時間も経っていた。
このような経験をしたことはありませんか?
難解な数式の解読、漢字や英単語の暗記など、勉強において難しい課題は数多くありますが、何よりもまず『勉強をする』ということが一番難しいのです。
そこで今回は、勉強のやる気を出す方法と、そのやる気を継続させる方法をご紹介します。
勉強のやる気が出ない理由・原因
そもそも、受験やテストのために勉強をする必要があるのに、なぜやる気が出ないのか。
そこには、きちんと理由があったのです。
理由や原因を知ることで、解決策を探っていきましょう。
勉強が楽しくない
みなさんの中に、以下のような経験をした方はいませんか?
・好きなアーティストのライブのために予習する
・気になっている人のためにデートプランを調べる
・Instagramに投稿する文を考える
これらもすべて『勉強』といえるのではないでしょうか?
多くの人が上記のような経験をしたことがあると思いますが、
これらを行う際に苦痛を感じたことはありますか?
恐らく、自らの意志で、自ら進んで『勉強』したと思います。
人は誰しも自分が好きなことのためならば、苦痛を感じることなく努力します。
ではなぜ、テストや受験のための勉強は苦痛に感じてしまい、楽しくないのか。
それは、自分が好きなことではないからです。
睡眠・休憩が十分にとれていない
何事もまずは、健康的な心と身体が必要です。
連日夜更かしをして睡眠不足に陥っていたり、部活や仕事で疲れ切っている状態では、やる気が出ないのも当然です。
まずは十分な睡眠と休憩を取って、心身の状態を良くしましょう。
環境が整っていない
勉強をするための環境も大きな原因です。
勉強机や部屋が散らかっていたり、テレビやスマホが近くにある状態だと、気が散ってしまい集中力が削がれます。
自分自身の状況だけでなく、周りの環境も重要になってきます。
勉強のやる気を出す方法
では、どうすれば勉強へのやる気を出すことができるのか。
ここでは、誰でも実践できる5つの方法をご紹介します。
やる気を出す方法は人によってさまざまなので、自分に合ったやり方を試してみてください。
不要なものを排除する
テレビ・スマホ・漫画・ゲームなど、誘惑するものが視界に入る状態では、集中力が削がれかねません。
ノートを広げる勉強机などのスペースはもちろんのこと、勉強する部屋も気にかけてください。
不要なものは排除して、なるべく整理された環境で勉強に臨みましょう。
場所を替える
「自分の部屋がなくて家族がいるリビングでしか勉強できない」
「部屋の掃除に何時間もかかりそうだ」
そんなあなたは、場所を替えてみてはどうでしょうか。
いつも過ごしている場所だと、どうしてもやる気が出ないということはあります。
図書館やカフェなどに行き、いつもとは違う環境で勉強に取り組むことも効果的です。
ToDoリストを作る
勉強を始めるにあたって、何をするべきなのかを具体的にします。
例えば「問題集の〇ページまでやる」「英単語を〇個覚える」など、
なるべく具体的に決めてください。
ここで重要なのが、目標値を高く設定し過ぎないことです。
ToDoリストをやり終えた時に得られる達成感や、ToDoリストを作ること自体も、
やる気の向上に繋がります。
ご褒美を用意する
受験であれば合格すること、テストであれば良い点を取ることが目標ですが、その目標を達成した後に何を望みますか?
何かをやり遂げた後に必要なものはご褒美です。
日々の勉強においても、自分にご褒美を用意することで、やる気向上が見込めます。
例えば「問題集を〇ページまでやれば、スマホを30分触れる」や「英単語を〇個覚えれば、ゲームを1時間できる」などがご褒美にあたります。
そして「テストで95点以上を取る」など大きな目標を達成した際には、その頑張りに見合った、より大きなご褒美を用意します。
課題に見合ったご褒美を自分に用意することで、勉強へのやる気を上げることができます。
お気に入りのアイテムを使う
『何事もまずは形から』というような方にとてもおすすめなのがコチラの方法です。
勉強をする時に必要なペンやノート、環境を整えるために必要なデスクやひざ掛けなどを、
自分のお気に入りアイテムに替えてみましょう。
好きなアイテムを使うことで、勉強に対しての抵抗感も和らぐでしょう。
また、新しいアイテムを買うことは自身への投資になり、「これだけ投資をしたからやるぞ!」というやる気向上にも繋がります。
勉強のやる気を持続させる方法
勉強へのやる気が出てきたのに、すぐにやる気がなくなってしまった経験はありませんか?
せっかく出てきたやる気も、持続しなければあまり意味がありません。
ここでは、勉強のやる気を持続させる5つの方法をご紹介します。
こまめに休憩をとる
「15-45-90の法則」というものを知っていますか?
精神科医の樺沢紫苑先生が自身の著書『脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術』の中で紹介している、人間の集中力に関する法則です。
・15分 → 深い集中力の持続時間
・45分 → 一般的な集中力の持続時間
・90分 → 集中力の限界
非常に高い集中力が求められる同時通訳者は15分程度で交代しますし、
テレビ番組は15分程度でCMを入れる構成になっていることがほとんどです。
小学校の授業は45分程度、サッカーの試合は前半・後半それぞれ45分ずつ。
大学の講義時間は90分で、サッカーの試合は前半と後半合わせて90分になります。
このように、集中力には一定の限界時間があるため、こまめに休憩をはさむことが重要です。
小運動を行う
机に向かってずっと同じ体勢で勉強を続けていると、身体は凝り固まってしまい、頭も疲労してきます。
そんな時には、ストレッチ、深呼吸、指回し体操など、なんでも構いませんので簡単にできる運動を行ってみてください。
体を動かすことで気分転換になり、良いリフレッシュ>ができます。
外に軽く散歩に出かけてみるのも良いでしょう。
音楽やラジオを聞く
どうしても集中力が続かなければ、好きな音楽やラジオを聞いて気分転換してみてはいかがでしょうか?
音楽や人の声には癒しの効果があるため、疲労回復にもなります。
この時、テレビや動画などの「視覚」から情報を得るコンテンツは、なるべく避けましょう。
音楽やラジオを聞く時には目を閉じて、同時に目を休ませてあげることも効果的です。
仲間と一緒に頑張る
一人では挫折してしまいそうなことも、友達や仲間と一緒なら頑張れた!
そんな経験はありませんか?
同じ目標を決めて競ったり、互いに鼓舞し合うことで、やる気向上に繋がります。
また、分からない所を教え合うこともできるため、知識の増大にもなります。
勉強の内容を記録する
勉強に行き詰ったり、やる気が途切れてしまった時には、今日これまでに勉強してきた内容を書き出してみましょう。
その日の成果が一目で分かり、達成感を得られます。
毎日記録を続けて習慣化することで、勉強の進捗スピードも把握できます。
やる気向上に役立つアプリ
ここでは、勉強のやる気向上や集中力の持続に役立つ、とても便利なアプリをご紹介します。
アプリを活用して勉強の効率化とやる気向上に繋げましょう。
Studyplus
2011年のリリース以降、累計700万人以上が利用している学習管理に特化したSNSです。
受験に挑む方はもちろん、資格取得や語学の勉強をする方にもおすすめのアプリです。
勉強の記録を友達とシェアしたり、勉強の目標を設定することで、同じ目標を持っている仲間を見つけることができます。
集中|勉強・仕事用タイマー
その名の通り、勉強や仕事に「集中」するためだけのアプリなので、デザインは洗練されており機能も使い方もとてもシンプルです。
・集中したい時間を選んでタイマーをセットして勉強や作業を行う。
・タイマーが鳴ったら、どれだけ集中できたのかをチェックして、休憩する。
本当にただそれだけです。
集中度合いをグラフで確認することで、一日の頑張りを実感することもできます。
Trello
カンバン方式でタスクを管理できる、ToDo・タスク管理のためのアプリです。
「カード」として登録したタスクを、進捗状況ごとに分けられた「ボード」に移動することで、勉強のスケジュールや進捗状況を把握することができます。
タスクを付箋のように管理できるため、直感的に操作可能です。
勉強のやる気を出す方法|まとめ
今回は勉強のやる気を出すための方法をいくつかご紹介しました。
どうすればやる気が出るのか、どうすればやる気を持続させられるのか、それは人によってさまざまです。
私自身も勉強や作業を行う際に、いろいろな方法を試してみました。
みなさんも、自分に合ったやり方で勉強のやる気を向上してみてください。