この記事を読んでいる人の中には暗記と聞くと「時間がかかるしめんどくさい」と思う人もいるのではないでしょうか。
確かに、暗記は勉強方法の中では地道な割に時間と労力を使う勉強方法です。
ですが、そんな暗記が効率良くこなせるとしたらどうでしょうか。「そんな暗記方法があるなら今すぐ教えて欲しい」と思う人も少なくないはずです。
そこでこの記事では、効率のいい暗記方法や各科目に合わせた暗記方法などを解説していきます。
この記事を読んで今日からの勉強にぜひ活かしてください!
暗記ができない理由とは
暗記が得意な人と暗記が不得意な人がいます。
暗記が不得意だと、暗記が得意な人に比べて時間や労力がかかってしまい「イライラして結局効率良く暗記することができない」なんて人もいるのではないでしょうか。
その他にも暗記が苦手な人の原因として「許容量を超えている」「時間経過」「情報の重複」が挙げられます。
ご自身の許容量以上の学習量を一気に頭に詰め込もうとすると、どうしてもこぼれ落ちてしまう箇所があり、結果全て暗記したつもりが所々抜け落ちることになるでしょう。
そういった人はまずご自身の暗記の許容量を見定めることをおすすめします。
また、暗記は繰り返し繰り返し復習することで脳に定着するため、1度だけでなく何度も回数を重ねるようにしましょう。
他にも暗記に使っている参考書が複数あると、内容が重複することがあります。そうすると時間も両力も無駄になってしまうため、なるべく同じ参考書を何度も繰り返し使うことをおすすめします。
おすすめの暗記方法
上記では暗記ができないという人が当てはまりやすい理由をまとめました。
ここからはおすすめの暗記方法について解説していきます。
暗記があまりできないと悩みを抱えていたり気になる暗記方法があれば、ぜひ試してみてください。
書いて暗記
最初にご紹介する暗記方法は「書いて暗記する」です。
多くの人が試したことのある暗記方法だと思いますが、やはり暗記方法としては有効な手段の1つでしょう。
手を動かして暗記するのが向いているという人はぜひこの方法で暗記してみてください。
また、テスト本番や受験本番で書いて覚えたけど忘れてしまったという人は、暗記した時と同じように手を動かしてみると体が覚えていて思い出すきっかけになることがあるため、ぜひ試してみてください。
音読して暗記
2つ目は「音読して暗記する」です。
この暗記方法も書いて暗記する方法と同じくらいの人が試したことがあるのではないでしょうか。
音読して覚えることで、前後の単語のリズムや順番で一緒に暗記することができます。もしこの方法で暗記したけど思い出せないという人は、その前後の単語やリズムを頭の中で繰り返してみると思い出すきっかけになるかもしれません。
体を動かしながら暗記
次に「体を動かしながら暗記する」です。
体を動かしながら暗記すると暗記効率がアップするという研究結果もあるくらい、この暗記方法はおすすめできる覚え方になっています。
部屋の中を歩きながら暗記するのはもちろん、それぞれご自身で集中できる体の動きなどがあればその動きをしながら暗記してみてはいかがでしょうか。
自分なりの暗記
次に「自分なりの暗記方法」です。
ここで言う自分なりの暗記方法というのは、思い出すきっかけを作り思い出しやすくするという覚え方を指しています。
例えば、自分の部屋の場所を単語に置き換えて覚え、思い出すときにご自身の部屋の中を思い浮かべどこに何があるか思い出すという方法です。
馴染みのある場所やもので覚えると思い出しやすくなるため、ぜひ試してみてください。
会話して暗記
次に「会話をして暗記する」です。
暗記はやはりアウトプットがとても重要になってきます。
そこで、暗記した内容を誰かに話してアウトプットができるのはもちろん、その時に頭の中で内容を整理しながら話すことで情報の整理もすることが可能です。
もし、暗記をして誰か話す相手がいる場合はぜひ試してみてはいかがでしょうか。
夜に暗記して朝に復習
最後に「夜に暗記して朝に復習する」です。
この暗記方法は受験生やテスト期間中の学生さんがよく取り入れている暗記方法になっています。
寝る前の15分は暗記のゴールデンテイムと言われているのはご存知でしょうか。寝る前に暗記をして睡眠をし、朝起きて寝る前に暗記した方法を復習することで知識の定着をより強固なものにします。
この方法であれば短い時間に集中して暗記することができるため、時間がない人にもおすすめの暗記方法です。
科目別おすすめの暗記方法
これまでは暗記ができない理由やおすすめの暗記方法について解説しました。
ここからはさらに詳しく、科目別でおすすめの暗記方法について述べていきます。
受験生や定期テスト前の学生さんはぜひ参考にしてみてください。
算数・数学
算数・数学は公式や公式の使い方を暗記する機会が多い教科です。
そのため、その公式が暗記できていなければ問題を解くのも難しい場面もあるでしょう。
そこで、算数・数学の場合は暗記したい公式をどんどん使って問題を解き、回数をこなしてください。また、学んだ公式を誰かに説明したり教えることでさらに記憶の定着を目指しましょう。
英語
文系の教科は暗記をする機会が理系に比べて多いですが、英語は主に英単語を暗記することが多いです。
そのため英単語を1つずつ暗記するのではなく、その英単語に関連する英単語や対義語などを、自分なりに紐付けながら暗記してみてください。
余裕がある人は、さらに英単語を使った例文なども一緒に暗記することで、実際のその英単語の使い方や文法なども併せて暗記することができます。
国語
国語は現代文だけでなく古文や漢文などもあるため、非常に暗記する機会が多い教科です。
それぞれ時代や文化が違うことで暗記するのに苦労するかもしれませんが、こういったひたすら覚える教科は書いて覚えたり読んで覚えるなど量をこなして覚えるのが確実でしょう。
また、現代文・古文・漢文に苦手意識がある方は好きな作者や読みやすい作品を調べて、取り掛かりやすいものからゆっくり始めるのもいいかもしれません。
理科
理科は文系の教科に比べて暗記する機会は少ないですが、生物などになると暗記しなければならないことも多くなります
そこで理科では体験して暗記するという方法がおすすめです。
単語や法則だけをただ暗記しようとすると難しく感じる人もいるでしょう。そこで、実際に実験を行ってみたり動画を調べてみることで体験として五感で感じて暗記してみてください。
そうすることで、ただ暗記するよりも覚えやすく理解でき思い出しやすくなるでしょう。
社会
社会は暗記が多いにも関わらず、得意・不得意が別れやすい科目になっているため、社会ではその瞬間瞬間を暗記するのではなく、流れで全体を暗記するようにしましょう。
そうすることで思い出しやすいのはもちろん、なぜそうなったかの裏付けも理解することができます。
また、社会は数字やカタカナなどもたくさんあるため、数字に読み仮名を振ったりするなどそれぞれで工夫して暗記することも可能です。
それでも難しいと感じる人は、YouTubeで解説している動画を見たりドラマや映画を見て覚える方法もぜひ試してみてください。
暗記をする時のコツ・ポイント・注意点
ここからは暗記をする時のコツ・押さえておくべきポイント・気をつけるべき注意点について解説していきます。
「暗記がどうしても効率よく進めることができない」「知った暗記方法をさらに効率アップさせたい」という人はぜひ参考にしてみてください。
睡眠をとる
1つ目は「睡眠をとる」です。
上記で少し触れたように暗記した知識を定着させるには睡眠が大切ですが、その睡眠時間も8時間前後を日常的に確保できると良いでしょう。
また、暗記をコンディションよく行うためにも睡眠は大切です。なぜなら、コンディションが良くないことで集中が続かなかったり記憶力が低下します。
睡眠は暗記だけでなく勉強や生活全体に大きな影響をもたらすため、一定の睡眠時間を必ず確保すると良いでしょう。
暗記方法を複数組み合わせる
次に「暗記方法を複数組み合わせる」です。
おすすめの暗記方法を上述しましたが、それらをいくつか組み合わせて暗記に取り組むことでより効率よく暗記をすることができます。
例を挙げると「音読しながら部屋の中を歩き回り暗記する」や「動画や実験をしながら書いて暗記する」方法です。
また、暗記する方法は他にもたくさんあるため、ご自身でいろいろ試してみて1番合う組み合わせをぜひ試してみてください。
焦って暗記をしない
最後は「焦って暗記をしない」です。
定期テスト直前や受験本番の直前に慌てて詰め込もうとする人も中にはいるのではないでしょうか。
その量が適切であればあまり問題は無いかもしれませんが、その量が多すぎるとかえってその日に暗記した内容がほとんど頭に入っていなかったなど起こり得ます。
そうすると、その日の暗記に費やした時間や労力が無駄になってしまい復讐に時間を当てた方が良かったなんてことを防ぐためにも、特に直前の暗記では焦って暗記しないようにしましょう。
効率のいい暗記方法とその注意点について|まとめ
この記事では、暗記がなぜできないかの理由やおすすめの暗記方法だけでなく、教科別でおすすめの暗記方法や暗記をするときの注意点やコツなどについてもまとめました。
おすすめの暗記方法を見たことがある人でも、教科別でおすすめの暗記方法を見たことがある人は多くないのではないでしょうか。
暗記の方法は数えきれないほどたくさんありますが、その中でも人によってそれぞれ向いている暗記方法があります。
そのため、もし時間に余裕がある方はまずは自分にどの暗記方法が向いているのか探すところから始めてみてはいかがでしょうか。