「大学受験に失敗したらどうしよう」
「全部落ちて行く大学がない場合は浪人するしかないのか」
大学受験で失敗することを必要以上に不安になって悩む必要はありません。
仮に失敗したとしても、その先の進路パターンは沢山あります。
ここでは、大学受験に失敗した時の進路パターンと対処方法を解説しますので、参考にしてください。
大学受験に失敗した時の進路パターン7選
大学受験に失敗したら、浪人するしかないと思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、進路パターンは複数あります。
ここでは、大学受験に失敗した時の進路パターン7つを紹介しますので参考にしてください。
大学受験失敗時の進路|①第1志望以外の大学へ入学する
第1志望の大学に落ちてしまったけれど、それ以外の滑り止めの大学に合格した場合は滑り止めの大学へ入学する選択もあります。
滑り止めとは言えその大学を受験校として選んでいるということは、自分の将来を見据えたうえで進学する可能性がある大学として選んだのではないでしょうか?
第1志望の大学以外には通う意思がない場合は滑り止めの大学への進学はお勧めできませんが、第1志望の大学以外でも通う意思がある方は入学してからその学校の良さに気付ける可能性も十分にあります。
大学受験失敗時の進路|②仮面浪人する
滑り止めの大学に合格して入学したものの第1志望の大学への強い思いが消えず、どうしても第1志望であった大学に入学したい場合は、滑り止めの大学に通いながら仮面浪人することも1つの手段です。
しかし、大学の勉強をこなしながら受験勉強を続けること、そして周りが新しい人間関係を築いたりサークル活動を楽しんでいる中で1人受験勉強を続けることは強い意志がないと安易ではありません。
また、滑り止めの大学に入学するために入学金や授業料を支払う必要があり、第1志望校に合格して入学する際にも入学金等の支払があるため、経済的にゆとりがある場合のみの選択肢といえます。
大学受験失敗時の進路|③浪人する
第1志望の大学を諦められない場合や、全ての大学に落ちた場合は浪人することも選択肢の1つです。
滑り止めの大学に合格している場合は、第1志望校のために浪人を選択するのは本人や保護者にとっても難しい選択かもしれませんが、第1志望の大学以外へ通いたくない場合は浪人することもあるでしょう。
浪人する場合は、予備校に通う場合と自宅で受験勉強をする宅浪の2パターンがあります。
予備校に通う場合はスケジュールを組みやすく、クラスメイトと一緒なために頑張りやすい環境ですが経済的負担が大きくなります。
宅浪する場合は自分でスケジュール管理をする必要があり、1人で勉強しているためにモチベーションを維持しにくいデメリットがあります。
大学受験失敗時の進路|④専門学校へ進学する
専門学校に入学して専門的な知識や技術を身につけることも選択肢として考えられ、専門的な知識や技術を身につけると、就職で有利に働く面があります。
また、専門学校によっては大学への編入が可能な学校もあるため、大学への思いを諦め切れない場合は専門学校経由で大学進学の夢を叶えることもできます。
大学にこだわらずに進学を希望している場合は、3月以降も出願可能な専門学校を探すと良いでしょう。
大学受験失敗時の進路|⑤就職する
経済的な理由で浪人や専門学校への進学が厳しい場合は、高校卒業後に就職することもあるでしょう。
就職することで経済的な自立が可能ですが、高卒での就職は大卒と比較して少なくとも将来への選択肢が狭まることが考えられます。
就職後に自分でお金を貯めて大学受験にチャレンジする人もいるため、就職しても大学への夢を諦める必要はありません。
大学受験失敗時の進路|⑥留学する
大学受験に失敗したため海外の学校に留学するということも1つの方法です。
この場合は、まず語学学校に入学して英語を身につけてから現地の大学受験に挑戦することになり、異文化での経験は将来必ず役に立ちます。
ただし、海外の大学は当たり前に英語で行われるため入学するまでにもかなりの勉強が必要で、日本の大学とは比べ物にならない程に勉強する必要があり、経済的にも負担が大きいです。
また、海外の大学の中には単位を取得するのが非常に難しい大学もあり「卒業」の難易度が高い大学が多い傾向にあるため、入学後もかなりの勉強が必要になってきます。
大学受験失敗時の進路|⑦フリーターになる
大学受験で全ての大学に落ちて就職先も見つからない場合は、フリーターになることも選択肢として考えられるでしょう。
ただし、フリーターは身分が安定しておらず収入アップが見込めない場合があるため、あまりお勧めできません。
フリーターとして働きながら自分が身につけたい技術を学べる場合や、社員登用が見込める場合はフリーターから始めることも良いでしょう。
大学受験に失敗してしまった時の対処法
大学受験で失敗しても人生が終わるわけではなく、失敗から学べることは沢山あります。
ここでは、大学受験に失敗してしまった時の対処法について紹介します。
原因を分析する
大学受験に失敗してしまった原因を細かく分析すると、失敗してしまった根本的な原因に気付けます。
「大学受験に失敗した」で終わらせずにどの教科で失敗したのか、どの項目ができなかったのか、それは時間があればできるものだったのか等を突き詰めて原因を探る必要があります。
原因を細かく分析することで、次に取るべき行動が見えてくるでしょう。
具体的に行動する
大学受験に失敗した原因を細かく分析した後は、次に取るべき行動を具体的にすることが重要です。
問題を解き間違えた時に、同じ間違いをしないためには具体的にどんな対策を立ててどのように取り組めばよいのかを熟考する必要があります。
次に取るべき行動を具体的にすると自分の弱点が明らかになってくるため、そこから成績を伸ばすことができるでしょう。
大学受験で失敗した人が進路を決める前にやるべきこと
大学受験に失敗した後は、滑り止め大学への進学・仮面浪人・浪人・専門学校・留学・就職・フリーターの選択肢の中から進路を決める必要があります。
ここでは進路を決める前にやるべきことを紹介しますので、参考にしてください。
進路を決める前にすること|①失敗の理由を分析する
大学受験に失敗した理由を冷静に分析することで、どこを改善すれば次につなげることができるのか見えてきます。
失敗から学べることは沢山ありますが、失敗を分析せずして学びはありません。
どんな進路を選ぶにしても、大学受験で失敗した経験をどのようにして乗り越えるのかによってその後の人生の送り方が変わってくるでしょう。
進路を決める前にすること|①今後の進路について再考する
上の項目で紹介したいずれかの選択肢を進路として選ぶことになりますが、選択の前に
「自分が本当にしたいことは何か」
「自分が本当にしたくないことは何か」
をしっかりと考える必要があります。
第1志望の大学へどうしても入学したい場合は浪人を選び、第1志望でなくてもいいので大学に行きたいという場合は滑り止めの大学に入学すると良いでしょう。
大学や専門学校の場合は手続きの期限があるため、進路について再考しながらもスケジュールはきちんと把握しておいてください。
進路を決める前にすること|①親と話し合う
大学や専門学校への進学、予備校の費用の負担をするのは保護者であることが多いでしょう。
自分が本当にしたいことは何か、しっかりと考えて保護者と話し合う必要があります。
保護者から経済的なサポートをもらえない場合は、一旦就職をして学費を貯めてから受験したり、働きながら夜間大学に進学する方法もあります。
これを機会に自分の将来をどうするか真剣に考えると納得できる進路を選べるでしょう。
大学受験に失敗した時の進路パターンと対処法のまとめ
今回は大学受験に失敗した時の進路パターンと対処法をいくつかご紹介しました。
大学受験に失敗した場合、人生が終わったかのような気持になってしまうかもしれませんが、自分自身と向き合って将来を考える良い機会です。
大学受験に失敗したとしてもその先の進路は複数あるため、しっかりとその先のことを考えましょう。