「受験生になったから、隙間時間も勉強をしたい」と考える方はきっと多いかと思います。
受験生が勉強しやすい隙間時間は通学中の電車の中ですが、周りに人がたくさんいる中でどのように勉強をしていけばいいのでしょうか。
今回は、電車で勉強するメリットやコツ、おすすめな勉強法などをご紹介します。
隙間時間を無駄にせず、勉強の時間を効率よく増やしたいという方は必見です!
電車で勉強するメリット
普段電車で通学している場合は、その時間を勉強に充てることでいくつものメリットを得ることができます。
まずは、電車で勉強するメリットを4つご紹介します。
電車で勉強するメリット1.勉強時間が増える
電車で勉強することのメリット1つ目は勉強時間が増えるという点です。
電車に乗っている時間が片道10分だったとしても往復で20分となり、その分平日毎日勉強をすれば毎週100分勉強時間がプラスされていくことになります。
「塵も積もれば山となる」の言葉どおり、少しでも勉強する時間を増やしたいという方は、通学の時間も勉強に充てるようにしましょう。
電車で勉強するメリット2.毎日のルーティンになる
電車で勉強することのメリット2つ目は毎日のルーティンになるという点です。
最初は電車の中で集中することが難しくても、通学中に勉強をすることが習慣化されれば「今日はこの勉強をしよう」と自主的に取り組むことができるよう取り組むことができるようになります。
ルーティンにしていくには時間がかかるものですが、少しずつ継続していくことで効率的な勉強時間を作ることができますよ。
電車で勉強するメリット3.暗記が捗る
電車で勉強することのメリット3つ目は暗記が捗るという点です。
特に、英単語や数学の公式、暗記科目の内容などは何度も繰り返して覚える必要があるため、電車の中での勉強にも適しています。
また、朝は頭がすっきりしているので、暗記物もスムーズに覚えることができるでしょう。
電車で勉強するメリット4.時間制限があり集中できる
電車で勉強することのメリット4つ目は時間制限があり集中できるという点です。
長時間机に向き合って集中することも重要ですが、ダラダラとただ時間だけが過ぎてしまうような勉強をしてしまうよりも短時間で集中した方がしっかり身につきます。
「10分で単語10個覚える」などの目標を立てて、集中して取り組むようにしましょう。
電車で集中して勉強する方法
電車で勉強することのメリットは理解できたものの、いざ勉強しようとすると集中できないと感じることはありませんか。
ただ勉強を始めるだけでは集中できないという方のために、電車で勉強する時に集中する方法を3つに絞ってご紹介します。
今回紹介する方法を取り入れて、毎日の通学時間をより有意義に使っていきましょう。
ノイズキャンセリング機能のあるイヤホンをつける
電車で集中するために効果的な方法の1つが、ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを使って周囲の雑音を遮ることです。
車内では他の人のちょっとした会話や走行音などが聞こえますが、それらの音を遮断することで集中力を維持しやすくなります。
音が気になる環境でも自分の世界に集中できるようになるため、イヤホンを活用するのは非常に有効な手段です。
外部の音に気を取られやすいと感じる人は、ぜひ一度取り入れてみてはいかがでしょうか。
音楽を聴く
電車で集中するもう1つの方法は、周囲の雑音を打ち消すために歌詞のない音楽や洋楽などを聴きながら勉強することです。
音楽を聴くと集中できないという意見もありますが、穏やかな音楽を選べば周囲の話し声が気にならなくなり集中力が高まります。
特に環境音が気になる人にとっては、適度な音楽が逆に集中のスイッチになることもあるので試してみる価値はあります。
ただし選曲には注意が必要なので、自分にとって集中しやすい音楽を見つけて活用していきましょう。
乗り換えで科目を変える
電車で集中する工夫としておすすめなのが、乗り換えのタイミングを区切りにして勉強する科目を切り替えるという方法です。
移動中に一度集中力が切れてしまっても、乗り換えをきっかけに新たな気持ちで別の科目に取り組むことで効率が上がります。
たとえば前半の区間では英語、乗り換え後は数学といったように分ければ、飽きずに学習を続けやすくなります。
時間の区切りをうまく利用してリズムよく勉強を進めることで、電車の中でも集中を維持しやすくなるでしょう。
電車で勉強するのにおすすめな方法
電車で勉強するといっても、実際にどのような方法で取り組めばいいのか分からず、悩む人も多いのではないでしょうか。
そこでここからは、電車内という限られた環境でも効率よく勉強するために、おすすめの勉強方法を3つに絞ってご紹介していきます。
電車でのスキマ時間を活用して勉強したいと考えている方は、ぜひ参考にして明日からの通学時間に取り入れてみてください。
座れたら参考書を使って勉強する
電車で座れた時には、自分のスペースをある程度確保できるため、参考書やプリントを使った勉強に取り組む絶好の機会です。
座ることで両手が自由に使える環境が整い、書き込みやページの切り替えがしやすくなるため、より深い理解が得られます。
この貴重な座れる時間を活かして、単語帳や問題集など紙の教材を用いた集中的な学習を行うようにしましょう。
立っている時はスマホで勉強
電車で立っている時は、手すりやつり革を握っていなければならないため、片手で操作できる勉強方法が適しています。
このような場面ではスマホを活用するのが効果的で、アプリや学習サイトを使えば手軽に知識をインプットできます。
英単語の暗記アプリや小テスト形式のアプリなどを使えば、限られた時間の中でも効率的に学習を進めることができます。
満員電車のときはリスニング
満員電車のように身体を動かすのが難しい環境では、リスニング学習を取り入れることで無理なく勉強を続けることが可能です。
英語のリスニング教材や聞き流し形式の音声コンテンツは、両手がふさがっていても耳だけで学習を進められるのが魅力です。
ただし満員電車は精神的にも負担がかかるため、無理のない範囲でリスニングを活用し、ストレスを溜めない工夫も大切です。
電車で勉強するのにおすすめなもの
いくら電車で勉強しようと思っても、勉強内容によっては電車内の環境に適していないものもあるため、内容を選ぶことが大切です。
ここでは、電車での勉強に適しているおすすめの学習内容を3つに絞ってご紹介しますので、何を勉強するか迷っている方はぜひ参考にしてください。
通学中のスキマ時間を有効に使うためにも、自分に合った勉強スタイルと内容を見つけて効率的に学習を進めていきましょう。
単語
電車での勉強におすすめなものの1つ目は単語です。英単語や古文単語、現代文単語などの暗記系学習は限られた時間でも取り組みやすい科目です。
特に朝の通学時間は記憶が定着しやすい時間帯とされているため、暗記の効率を上げる意味でも単語の勉強は非常に効果的です。
また、単語帳はコンパクトなものが多く持ち運びやすいので、混雑した電車内でも無理なく学習できるのも大きなメリットと言えます。
授業の予習・復習
電車での勉強におすすめなものの2つ目は授業の予習・復習です。通学や下校中というタイミングと、学校の勉強が直結しているのがポイントです。
教科書や授業ノートを見返したり、プリントの見直しをしたりすることで授業内容の理解が深まり、効率的な学習サイクルを作れます。
その日の授業内容を復習するだけでなく、次回の予習をすることでも学習の定着度が上がり、成績アップにもつながっていきます。
リスニング
電車での勉強におすすめなものの3つ目はリスニングです。
イヤホンを使って音声を聞くだけでできるので混雑している車内でも取り組みやすいです。
英語のリスニング教材や聞き流し系のコンテンツは、手を使わずに学習できるため、満員電車でも無理なく勉強を続けられるのが魅力です。
通学時間を活かしてリスニング力を高めることで、入試やテストのリスニング問題にも強くなり、全体的な得点力アップにもつながります。
電車で勉強するコツ
ここまでは電車の中でどのように勉強するかという具体的な方法をお伝えしましたが、うまく活用できない人も多いかもしれません。
そこで、ここからは電車での勉強をより効果的にするための3つのコツをご紹介するので、うまく活用できない人はぜひ参考にしてください。
ちょっとした工夫を取り入れるだけでも集中力や効率が大きく変わるので、自分に合った方法を見つけて継続していくことが大切です。
手のひらサイズのものを使う
電車で勉強する際のコツ1つ目は、手のひらサイズの教材や道具を使うことです。
大きな参考書などはスペースを取ってしまい周囲の迷惑にもなりかねません。
そのため、電車の中では単語帳や小さめのノートなど、コンパクトな学習ツールを選ぶことで勉強しやすくなり、集中力も高まりやすくなります。
プリントを使う場合でも、あらかじめ折りたたんでおくなどして工夫することで、周囲に気を使わずに快適に勉強できるようになります。
電車に乗る前からやることを決める
電車で勉強する際のコツ2つ目は、電車に乗る前の時点で「今日はこれをやる」と具体的な内容を決めておくことです。
何を勉強するかを決めていないと、電車内で考えているうちに目的地に着いてしまい、貴重な学習時間を無駄にしてしまうこともあります。
スマホのメモアプリに予定を書いておくなど、乗る前に準備しておくだけでも集中力を高く保つことができ、時間を無駄にせずに済みます。
眠い時は身体を動かす
電車で勉強する際のコツ3つ目は、眠気を感じた時に軽く身体を動かすことです。
立っている時はかかとを少し浮かせてみたり、座っている時は腰を少し浮かせたりといった簡単な動きでも、眠気を和らげる効果があります。
無理に我慢するよりも、こうした小さな工夫を取り入れることで再び集中しやすくなり、限られた時間を有効に使うことができますよ。
電車で勉強したら酔う?
電車で勉強してみたいと思っていても、乗り物酔いしないか不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
そこでここからは、電車で勉強をした際に乗り物酔いをする可能性があるのか、また酔ってしまった時の対処法について紹介していきます。
電車に乗ると酔いやすいという人や、少しでも不安を感じている人は、ぜひ最後までチェックして対策を立てておきましょう。
電車で勉強した場合、乗り物酔いする可能性はある
まず結論から言うと、電車で勉強をした場合に乗り物酔いをする可能性は十分にありますが、個人差があるのも事実です。
電車が揺れる中で下を向いて本を読んだり字を見たりすることで、三半規管が刺激され、酔ってしまうことがあるのです。
普段は平気な人でも、睡眠不足や空腹などの体調によって酔いやすくなることがあるので、その日の体調にも注意が必要です。
電車で勉強して酔った場合は勉強を辞めよう
電車で勉強中に少しでも気持ち悪さを感じた場合は、無理せずすぐに勉強をやめて、体調を整えることを最優先にしましょう。
酔ってしまったまま無理に勉強を続けると、集中力も下がり、かえって学習効率が悪くなるだけでなく、体調が悪化する可能性もあります。
そのため、乗り物酔いをした場合は目を閉じたり外を見たりして、まずはしっかりと休むように心がけましょう。
電車で勉強する方法って?メリットやコツと共にご紹介|まとめ
今回は電車で勉強する際の具体的な方法やメリット、そしてうまく活用するためのコツなどをまとめてご紹介してきました。
電車内での勉強には「暗記が捗る」「時間制限で集中しやすい」「毎日のルーティンになる」「勉強時間が増える」といったメリットがあります。
紹介した工夫や注意点を参考にして、通学中の電車の時間を有効に活用しながら、日々の学習効率を高めていきましょう。