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早稲田と慶應ならどっちがいい?早慶の偏差値や特徴・学部を徹底比較

2023年01月27日 2023年01月27日

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2大私立難関大学として有名な「早稲田大学」と「慶應義塾大学」ですが、みなさんはどちらが優れた大学か判断できますか?

早慶と略されライバル関係にあるこの2つの大学は共に比較されがちですが、どちらも歴史の古い由緒正しい大学で、各大学ならではの秀でているものや特徴があります。

この記事ではそんな早慶の偏差値や学部・特徴について詳しくまとめたため、早慶の情報を知りたい方や進学先に悩んでいる方は是非最後までご覧ください!

早慶の偏差値はどう違う?どっちが高い?

早慶はどっちがいい?

早慶の偏差値についてまとめました。

まず、早稲田大学の各学部の偏差値は下記の通りです。

政治経済学部 67.5~70
文科構想学部 67.5~70
教育学部 60~67.5
基幹理工学部 65
先進理工学部 62.5~65
人間科学部 62.5~67.5
国際教養学部 70
法学部 67.5
文学部 67.5~70
商学部 67.5~70
創造理工学部 62.5~65
社会科学部 67.5
スポーツ科学部 65

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次に、慶應義塾大学の各学部の偏差値は下記の通りです。

文学部 65
経済学部 67.5
法学部 67.5
商学部 65~67.5
医学部 72.5
理工学部 65
総合政策学部 72.5
環境情報学部 72.5
看護医療学部 60
薬学部 62.5

▶大学受験パスナビ|慶應義塾大学

早稲田大学の方が慶應義塾大学より少し偏差値が高い傾向にありますが、慶應義塾大学の偏差値が少し低いからといって入試が簡単なのかというとまったくもってそうではありません

慶應義塾大学は、早稲田大学よりも人数が少ないといった理由から偏差値が低い傾向にあるのを覚えておきましょう。

早慶の受かりやすさ比較

比較

早慶での入試の大きな違いは小論文の科目にあります。

慶應義塾大学は入試科目から国語が消えて小論文になるため小論文対策をしっかり行う必要があり少し敷居が上がるのですが、小論文が得意な方には小論文に対策する時間を他の科目対策に向けることができます。

一方で早稲田大学は学部によって受かりやすさの変動があります。
早稲田大学は慶應義塾大学より学部が多く、また入試の幅が広いため学科により入試の方法や難易度が大きく変わります。

慶應義塾大学と早稲田大学共に受かりやすさに大きな違いはないですが、行きたい学科がある場合は入試内容の下調べを入念に行う必要があります。

早稲田大学の特徴

早稲田大学の特徴

早稲田大学は1882年(明治15年)に『大隈重信』によって創設された「東京専門学校」が始まりです。

早稲田大学のキャンパスは下記の通りです。

・早稲田キャンパス
・戸山キャンパス
・西早稲田キャンパス
・喜久井町キャンパス
・日本橋キャンパス
・東伏見キャンパス
・所沢キャンパス
・本庄キャンパス
・北九州キャンパス

早稲田大学のキャンパス周辺は町や公園までもが早稲田大学のキャンパス内であるかのような雰囲気があり、立地やアクセスもとても良いためこの雰囲気に憧れて早稲田大学に進学を決める学生も多いようです。

また、キャンパスの近くは飲食店などが豊富で「わせめし」と呼ばれる程学生達から人気があります。

早稲田大学の特徴①|個性が強い

早稲田大学に集まる学生は何か1つに秀でた天才が集まり、とがった個性を尊重する校風があります。

また在籍学生は4万人以上と日本の大学の中でもトップクラスの規模を持ち、様々な所から学生が集まります。

そのため1人ひとりの差が激しく個性が強い印象を受けますが、非常に多様性があるのが早稲田大学の特徴です。

さらに留学生の受け入れが日本一であるため、早稲田大学では留学生などから様々な刺激を受けられるようです。

早稲田大学の「全学オープン科目」という制度によって自分の興味分野に応じて他の学部の科目を受け、自分の好きなことを思う存分学び様々な個性を持った早稲田生と共に成長できるのが早稲田大学の大きな強みです。

早稲田大学の特徴②|スポーツが強い

スポーツ界隈でも早稲田大学と慶應義塾大学は「早慶戦」として何かと争っていますが、スポーツでは早稲田大学の方が強い傾向にあり、総合的に見ても2倍ほど差をつけて勝利しています。

また早稲田大学はサークル数が非常に多く、非公認のサークルを含めたら国内最大級と言われる程のサークル数を保有しています。

また箱根駅伝にも出場する「競走部」なども有名で、スポーツ推薦枠で入学した学生と一般入試枠で入学した学生との混合で指導を行うため非常に強い団体ができます。

慶應にはない幅の広い入試方法で、スポーツの強さを発揮しています。

早稲田大学の特徴③|政治経済学部が看板

早稲田大学では「政治経済学部」が看板学部となっており、早稲田大学の総合性や独創性を生かし、多様な文化や価値観の交流を行いグローバル社会に貢献することができるリーダーの育成をしている学部です。

就職での評判は非常に高く、大企業に就職する政治経済学部出身の学生が多数いるため人気の学部であると言えます。

すべての学科で総合的な知識が求められる学部で、文系理系問わず多くの学生が受験する早稲田大学の看板学部です。

慶應義塾大学の特徴

慶應義塾大学の特徴

慶應義塾大学は、1858年に「蘭学塾」として『福沢諭吉』が開塾しました。

キャンパスは下記の通りになります。

・三田キャンパス
・日吉キャンパス
・矢上キャンパス
・信濃町キャンパス
・湘南藤沢キャンパス
・芝共立キャンパス
・新川崎タウンキャンパス
・殿町タウンキャンパス
・鶴岡タウンキャンパス
・浦和共立キャンパス
・慶應丸の内シティキャンパス
・慶應大阪シティキャンパス

慶應義塾大学といえば「三田キャンパス」を連想する人も多く、三田キャンパスの三田演説館や赤レンガの図書館旧館は国の重要文化財に指定されている程の歴史の古いキャンパスで、東京のオフィス街の中という立地のため落ち着いた雰囲気があるのも特徴的です。

歴史的には早稲田大学より慶應義塾大学の方が古く、慶應義塾大学の学生は自分の事を「塾生」と呼んだり、創立者の福沢諭吉の話題を語ったりと慶應生には1つのまとまり感があります

慶應義塾大学の特徴①|落ち着いた雰囲気

慶應義塾大学に集まる人は落ち着いた雰囲気の人が多く、平均値が高いため基本的なことはなんでも行えるエリートが集まるといった印象があるようです。

また在学生は3万人と早稲田大学よりも少ないですが、それでも日本屈指の規模を持つ大学で上述の通り在学生に1つのまとまり感が生まれています。

慶應義塾大学には「慶應義塾幼稚舎」という付属小学校があり、そこからエスカレーター式に慶應義塾大学に内部進学をする学生が全体の2割程います。

この慶應義塾幼稚舎は6年間の学費が1000万円以上かかるともいわれるエリート小学校で、そこからの進学してきた内部学生はお金持ちの家柄である生徒が多く在籍しているようです。

慶應義塾幼稚舎からエスカレーター式に上がってきた内部学生と、キャンパスの立地や雰囲気によって慶應義塾大学の落ち着いた印象を作り上げているようです。

慶應義塾大学の特徴②|就活に強い

早稲田大学と慶應義塾大学はどちらも就職にとても有利ですが、仮に早稲田大学と慶應大学のどちらの学生も同じ条件で優秀な就活生が面接に来たなら、「慶應義塾大学の学生」を選ぶ企業が多いのではないでしょうか。

慶應義塾大学はOBとのつながりが非常に強く、「三田会」の存在により各大手企業の社員などと交流を持つことができるため、就職の幅が広く様々なサポートを受けることが可能です。

また全体の平均値が高く様々なケースにも対応ができる学生が多いため、企業も慶應生を選ぶことが多いようです。

慶應義塾大学の雰囲気やOB達で作られ後輩達を支えていく「三田会」の存在が非常に大きいため、慶應義塾大学の方が早稲田大学より就職活動では少しだけ有利になるようです。

慶應義塾大学の特徴③|理系の学部が強い

慶應義塾大学は早稲田大学より学部が少し少ないですが、その代わり早稲田大学より理工学部や看護学部・薬学部などの「理系の学部」が多く、理系の学部の充実さは慶應の圧勝になります。

慶應義塾大学の理系の学部はどの私立の大学と比べても偏差値と入試難易度がトップクラスで、今後東京歯科大学と合併し「歯学部」が早くて2023年にはできる見込みがあります。

また医学部は国内でも有数の研究施設があるなど歴史が長い学部が多数あることが特徴的なため、早慶のどちらかで理系の学部を選ぶとしたら慶應義塾大学を選ぶ学生が多いようです。

早稲田と慶應、ウケがいいのはどっち?

早稲田と慶應、ウケがいいのはどっち?

これまで早稲田大学と慶應義塾大学の特徴をご紹介しましたが、世間一般的に見て「ウケがいい」のはどちらでしょうか。

早稲田大学に通う大学生は、
・インドア派の人が多い
・個性が強い
・チャラい人が多い
・頭は良いけどオシャレに無関心

と、1つのことに特化している学生が多いが「他には無関心」といったイメージがあるようです。

また、早稲田大学には明るく活発でアウトドア派な学生もいますが、インドア派でおうちが大好きな学生も中にはいるため、多種多様な学生が揃う早稲田らしいイメージが根付いているようです。

一方で慶應義塾大学に通う大学生は、
・オシャレな人が多い
・お金持ちが通ってるイメージ
・イケメンや美女が多い
・なんでもできるエリートがいる

と才色兼備でオシャレな人がいるイメージがあるようです。

慶應義塾大学はキャンパスの立地や大学の校風からそう見られることが多く、実際に金銭面的に余裕のある学生が多く在籍しています。

また慶應義塾大学の男子学生は「慶應ボーイ」と呼ばれ婚活などでもかなり人気のある部類なため、女性からは慶應義塾大学の男性の方が人気があるようです。

どちらの大学も私立大学の最高峰で「早稲田卒」と言っても「慶應卒」と言っても非常に人気がありますが、世間的なイメージでウケがいいのは慶應義塾大学の方に軍配が上がるようです。

※あくまでも世間一般的なイメージになっております。

早稲田と慶應、結局どっちがいいの?

どちらの大学も「早慶」また「私学の雄」として比較されてきましたが、総合的に見てもどちらも非常に優れた最難関トップ私立大学です。

昔から比較され続けて来たように、運動なら「早稲田」理系の学部へ行くなら「慶應」のようにそれぞれの良さがあり、どちらの方が凄いと優劣をつけるのは難しいことです。

偏差値的には早稲田大学の方が少し勝っていますが、上述の通り学生の人数がそもそも違うため比較の対象にはなりません。

早稲田大学であれ慶應義塾大学であれ、自分で選んで卒業した大学が結局は1番なのかもしれませんね。

早稲田と慶應の特徴・学部について|まとめ

この記事では早稲田大学と慶應義塾大学の特徴・学部を徹底比較してみました。

早稲田大学と慶應義塾大学のそれぞれの良さや強みがあり、さらに歴史も古いため何かと比較され続けてきました。

早稲田大学には1つの分野に特化した天才が集まり、慶應義塾大学には落ち着いた印象のエリートが揃うといったイメージがあるようですが上述の通りそれぞれの良さがあります。

志望校をどちらにするか悩んでいる学生は自分が学びたい分野があるという点をしっかり押さえつつ、キャンパスや大学の雰囲気でどちらにするか選んでみてもいいかもしれませんね。

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