勉強中していると眠くなってしまうことってありませんか?
できれば勉強などせずにずっと眠っていたいと思う方もいるかもしれませんが、そういうわけにはいかないのがほとんどです。
高校生は毎日授業を受けて、定期テストや大学受験の勉強もしなければなりません。
この記事では、勉強中に眠くなる理由と眠くなった時に有効な対策をご紹介します。
勉強中に眠くなる3つの理由
ここでは勉強中に眠くなる3つの理由をご紹介します。
具体的には以下の3つです。
- 睡眠不足
- 勉強が楽しくない
- 生体リズムの影響
- 勉強の内容を変える
睡眠不足
1つ目に考えられる理由は睡眠不足です。
友達と遊んだり、部活動で走り回ったり、勉強したりと様々なことをこなす高校生は慢性的な睡眠不足に陥りやすいです。
また、睡眠不足の期間が長くなりすぎると、自分が睡眠不足になっていることすら気づけない状態になってしまいますので、夜の睡眠はしっかりと取るようにしましょう。
とは言え、自分に最適な睡眠時間など知らないといった方がほとんどだと思います。
自分にとって最適な睡眠時間の目安は、目覚ましをかけないですっきりと起きることができる時間です。
慢性的に睡眠不足になっている方は、この方法を用いると最適な睡眠時間よりも眠りすぎてしまうので、この方法を何日間か継続して睡眠時間が安定してきたらその時間が最適な睡眠時間であると理解してください。
勉強が楽しくない
勉強中に眠くなる原因には、勉強に楽しめる要素を見いだせていないということが挙げられます。
脳はおもしろいや楽しい、興奮を感じるとその刺激により活性化しますが、一方で理解できないものや興味のわかないものに向きあうと脳に負担がかかり眠気を催します。
眠気を押し殺しながら勉強するとエネルギーを余計に使ってしまうので、疲れてしまうのです。
全ての科目を好きになることは難しいかもしれませんが、1つでも自分が好きだと思える教科を作れると、嫌な勉強の合間の「逃げ場」として利用することができます。
勉強そのものに興味がわかないという方は、今までの模試の成績や定期テストの成績から自分の中で比較的得意な科目を見極めて、模試の1週間前に短期的にその1科目だけ集中して勉強するのがおすすめです。
1科目集中して勉強することでその科目だけでも模試で得点が取りやすくなるため、模試で自分の勉強の成果を確認できるとその科目を勉強すること自体楽しめるようになります。
生体リズムの影響
十分な時間睡眠を取っても、勉強が大好きだったとしても昼間に眠くなることはあります。
その理由は生体リズムの影響という、体内時計によって引き起こされる人間の体に起こる変化によるものです。
具体的には14時から16時の間に来る眠気である「アフタヌーンディップ」と呼ばれる生理現象が有名ですが、食後に眠くなるというのは嘘のようで、実際はお昼を食べても抜いても残念ながら睡魔は襲ってきます。
ですので、14時から16時の間に睡魔に襲ってきたら素直に寝てしまうのがおすすめです。
勉強中に眠くなる対策7選
ここでは、勉強中に眠くなってしまった時に取ると良い7つの対策をご紹介します。
具体的には以下の7つをご紹介しますのでぜひご覧ください。
- 仮眠を取る
- 勉強の内容を変える
- 顔を洗う、歯を磨く
- 勉強する場所を変える
- ストレッチをする
- 友達や先生とおしゃべりをする
- コーヒーを飲む
仮眠を取る
勉強中に眠くなってしまった時の対策としてもっともおすすめなのは仮眠を取ることで、短時間でも仮眠を取ると頭がスッキリした状態で勉強することができます。
仮眠の時間は5分から20分がおすすめです。
20分を超えて睡眠を取ってしまうと体が長時間睡眠する態勢になってしまうので、すっきりした頭で勉強に戻ることができなくなってしまいます。
勉強の内容を変える
眠くなったら勉強する教科を変えるのもおすすめです。
同じ作業を繰り返しているとどうしても飽きて、頭の動きが鈍くなります。
特に古典や世界史・日本史・政経、化学など暗記の多い科目は教科書を見ているだけで眠くなってしまうという人も多いかもしれません。
暗記科目の次は数学や物理、英語の読解問題など暗記だけでは解けない問題が多い科目を勉強するのがおすすめです。
顔を洗う、歯を磨く
顔を洗うと目が覚めます。
顔に水を当てると脳が水中にいると錯覚し、脳を守ろうと全身の血を脳に集めるよう体に命令を出すため、結果的に脳に流れる血液の量は増え目が覚めるのです。
また、歯磨きをすると手を動かすことで頭が冴え、歯磨き粉によって口の中がさっぱりするのでリフレッシュすることができます。
勉強する場所を変える
いつも同じ場所で勉強をしていて眠くなってしまうという方には勉強場所を変えてみるのがおすすめです。
毎回毎回同じ場所で勉強していて眠くなってしまう方は、それが癖になってしまっている可能性があります。
ですので、家でいつも勉強しているという方はしばらく人の目がある地域の図書館やカフェなどに行って勉強し、集中する感覚を取り戻すのに力を入れましょう。
ストレッチする
座ったままずっと同じ姿勢で勉強していると筋肉が凝り固まり、血液の流れが悪くなります。
ストレッチすることで筋肉がほぐれて血流がよくなり、血流がよくなると脳に向かう血液の量も増加するので眠気が覚めるのです。
ストレッチ以外にも階段を往復したり、外を散歩するのもいいでしょう。
友達や先生とおしゃべりする
人と会話することによって、感情が動き脳が活性化されますので眠気覚ましになります。
眠くなってきたら、勉強で分からなかった点を先生に質問するというのもおすすめです。
分からなかったことを声に出し、アウトプットすることで、それまでは気づけなかったことに気づくきっかけになるからです。
コーヒーを飲む
最後は既に試されている方も多いかもしれませんが、コーヒーを飲むのは眠気覚ましに効果的です。
コーヒーには覚醒作用のあるカフェインが他の飲み物に比べて多く入っていますので、効果的に目を覚ますことができます。
ただし、もちろん飲み過ぎには注意しましょう。
あまり多くのコーヒーを飲むと、カフェイン中毒担ってしまいますので、1日のコーヒーの摂取量はコップ3杯程度にする必要があります。
勉強中に眠くなることについてのまとめ
ここまで勉強に眠くなる現象がなぜ起こるのか、それに対する効果的な対策をご紹介してきました。
もちろん眠気を覚ますのも重要ですが、身体が眠いと感じたタイミングで眠るのも受験生活で健康を保つための秘訣です。
普段から余裕を持ったスケジューリングをして、無理のない生活リズムでの勉強を心がけましょう。
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