これから大学受験を控えている受験生の中には、
「現代文の受験勉強は何からスタートすればいいの?」
「どんな参考書を選べばいいの?」
と迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、志望校別に現代文の勉強方法とおすすめの参考書をご紹介します。
「現代文の得点に毎回バラツキがある」という方も、武田塾の参考書ルートを活用すれば安定した実力を身につけることができますよ。
【現代文】武田塾の基礎徹底ルート
現代文の参考書ルートは、大きく「日大ルート」と「基礎徹底ルート」に分けられます。
現在の現代文の偏差値が50以上の方は、記事の中盤以降に登場する「日大ルート」の中から志望校や自分のレベルに応じた参考書を1冊ずつクリアしていきましょう。
その一方で、この記事を読んでいる方の中には現代文に強い苦手意識を持っている方もいらっしゃるかもしれません。
そういった受験生に向けて作られたのが、現代文を基礎から丁寧に学べる武田塾の「基礎徹底ルート」です。
「現代文が中学のころから苦手で、何から対策したらいいかわからない」
「中学・高校入試レベルから丁寧に復習していきたい」
とお考えの方は「日大ルート」に入る前に、この後ご紹介する「基礎徹底ルート」に取り組んでみてください。
【現代文】武田塾の基礎徹底ルート|①指示語の基礎を学ぶ
武田塾の基礎徹底ルート1冊目は、高校入試用の参考書として発売されている『できた!中3国語 読解』です。
皆さんは現代文を読む際に「それ」「これ」「あれ」「どの」に代表される「指示語」を意識したことはありますか?
・「どの〜」が何に該当するのか
こうした文中の「指示語」を的確に理解できるかどうかが、現代文を攻略する上で重要なポイントとなります。
「読解力に自信がない」という受験生はまずは『できた!中3国語 読解』で、指示語をはじめとした日本語のルールを基礎から丁寧に学んでいきましょう。
【現代文】武田塾の基礎徹底ルート|②語彙力と読解力を身につける
『できた!中3国語 読解』で日本語のルールを理解した後は『国語力を伸ばす語彙1700』と『こわくない国語 文章の読解』で、語彙力と読解力を身につけていきましょう。
文章の中に登場する言葉の意味を正確に理解できれば、自然と「文章が読めない」といった苦手意識も克服できます。
『国語力を伸ばす語彙1700』で頻出漢字と一緒に言葉の意味を確認し『こわくない国語 文章の読解』で筆者の主張の読解をマスターできれば、中学・高校入試までの復習は完了です。
【現代文】武田塾の日大の参考書ルート
ここで紹介する日大参考書ルートでは、語句・読解・演習の3つのステップを踏みながら現代文をマスターしていきます。
現在の模試の偏差値が50以上取れている方や中学・高校入試までの復習が終わっている方は、武田塾の日大参考書ルートに挑戦してみましょう。
【現代文】武田塾の日大参考書ルート|①語彙や漢字をマスターする
まず、日大参考書ルートで必ず押さえておきたいのは、読解問題を解く上で必要な語彙力を身につけられる『現代文キーワード読解』と『入試 漢字マスター1800+』です。
筆者の意図を読み間違えないためには、文中に登場する複雑なキーワードの意味を理解しておくことが大切です。
『現代文キーワード読解』は「科学に関する文書」「文化に関する文章」など、テーマ別に頻出のキーワードがまとめて紹介されているため、大学受験に通用する語彙力を効率的に身につけることができます。
漢字の出題率が高い大学を目指す受験生は『入試 漢字マスター1800+』で、漢字と語彙力をさらに強化しておきましょう。
【現代文】武田塾の日大参考書ルート|②現代文の読み方を学ぶ
語彙力や漢字の基礎を身につけた後は『田村のやさしく語る現代文』と『船口のゼロから読み解く最強の現代文』で現代文の読み方や勉強方法を学んでいきます。
『田村のやさしく語る現代文』が助詞や接続詞など現代文を読む上で欠かせない細部のポイントを細かく網羅しているのに対し、『船口のゼロから読み解く最強の現代文』は文章全体の読み方のコツを教えてくれるやや発展的な参考書となっています。
『田村のやさしく語る現代文』で文章を読む基本的な力をしっかりと身につけた後は、ぜひ『船口のゼロから読み解く最強の現代文』にチャレンジして応用力を身につけてみてください。
【現代文】武田塾の日大参考書ルート|③共通テストレベルの演習問題に挑戦する
ここまでの参考書がクリアできたら『入試現代文へのアクセス 基本編』と『きめる!共通テスト現代文』で、共通テストレベルの問題演習に取り組んでいきましょう。
大学受験で通用する読解力を身につけるためには、選択問題を消去法で選ぶのではなく正解に至った根拠を自分の言葉で説明できなくてはなりません。
答え合わせの際にはただ丸つけをするのではなく毎回解説ページまでじっくりと読み込むことで、少しずつ読解のポイントが分かり安定した得点を取ることができるようになりますよ。
【現代文】武田塾のMARCH・早稲田・地方国公立・東大・難関国公立レベル別ルート
ここからは、MARCH・早稲田・地方国公立・東大・難関国公立など志望校のレベルに合わせて最適な参考書ルートをご紹介していきます。
日大の参考書ルートをクリアし過去問で合格点が取れるようになったら、少しずつ参考書のレベルを上げていきましょう。
武田塾の現代文レベル別ルート|①MARCHレベル
MARCHレベルのルートでは『現代文読解力の開発講座』と『入試現代文へのアクセス 発展編』を使って、筆者の主張を正確に読み解く力を身につけていきましょう。
この2冊を完璧にクリアできた後は、GMARCHと関関同立の入試問題を分析した『GMARCH・関関同立の現代文』を使って大学独自の出題傾向に慣れていきます。
これらの参考書を解き終わった後はMARCHレベルの過去問を解き、クリアできた人は次の早稲田レベルに進んでみてください。
武田塾の現代文レベル別ルート|②早稲田レベル
早稲田レベルのルートでは『現代文と格闘する』の参考書を活用して、現代文を緻密かつ正確に読み込んでいきます。
これまでの参考書に比べると解説が非常に細かいため、早稲田レベルでは「ここまで緻密な根拠が求められるのか」と圧倒される受験生も少なくありません。
難易度の高い参考書ではありますが、1冊を完璧にクリアした後は難関大学にも通用する確かな読解力を身につけることができるでしょう。
武田塾の現代文レベル別ルート|③地方国公立レベル
地方国公立レベルの現代文をマスターするためには、記述式問題に慣れておかなければなりません。
武田塾は、記述式問題に取り組むことでマーク式問題の正答率も自然とアップすると考えています。
地方国公立レベル受験生はまずは『現代文読解力の開発講座』で筆者の主張を正確に読み解く力を身につけ、2冊目3冊目に『船口の最強の現代文記述トレーニング』と『国公立標準問題集CanPass現代文』を使って記述式問題に挑戦してみてください!
武田塾の現代文レベル別ルート|④東大・難関国公立レベル
東大・難関国公立大学合格を目指すなら、『得点奪取現代文 記述・論述対策』を使って東大・難関国公立大学独自の難問に挑戦しましょう。
採点基準とあわせて生徒の解答例も細かく記載されているため、ただ問題をこなすだけではなく採点者の視点を学ぶこともできます。
記述式問題を学ぶにはピッタリな1冊となっていますので、過去問と並行して取り組んでみてください。
【現代文】2024年最新!武田塾の参考書ルート|まとめ
今回は、市販の参考書を使った現代文の勉強方法を武田塾のルートと共にご紹介しました。
自分のレベルにあった参考書を1冊1冊完璧にクリアしていくことは、志望校合格への最短ルートです。
武田塾のYouTubeチャンネルでは、志望校に合わせた勉強方法や参考書についてさらに詳しくご紹介していますので「武田塾の参考書ルートについてもっと深く知りたい」という方はこちらもあわせてチェックしてみてください。
また全国の武田塾の無料受験相談では、受験生1人ひとりに対する丁寧なカウンセリングを元に自分に合う逆転合格カリキュラムや参考書ルートを提示してもらえます。
武田塾の現代文ルートのほかにも勉強法などが知りたい方は一度無料受験相談を利用してみると良いでしょう。