CATEGORY: 武田塾

【武田塾】古文対策ルートを解説!使用参考書例と気を付けるポイント

2023年12月25日 2023年12月25日

  • シェア
  • シェア

受験生の中には、古文対策に使用する参考書や古文対策に適した学習法について悩みを抱えている方もいるかと思います。

武田塾では古文対策として「基礎徹底ルート」「実力養成ルート」と呼ばれる古文参考書ルートが用意されており、古文を学習する際の道筋が明確なため、秩序立てて古文の学習を行える点が魅力です。

また次の大学レベルを目指す受験生も「基礎徹底ルート」「実力養成ルート」に加えて、各レベルに応じた参考書を学習することで対策しましょう。

・MARCH
・早稲田
・地方国公立
・東大

この記事では武田塾への入塾を検討中の受験生に向けて、武田塾の古文対策ルートで使用されている参考書とポイントを解説します。

実践的な古文読解の前に

古文を勉強する高校生

武田塾の古文対策ルートを通じて実践的な古文読解を行う前に、知っておくべき古文学習のポイントをお伝えします。

古文は英語学習と同様に「単語・文法」を押さえるのが必須ですが、ある程度推測読みが可能な英語と異なり、文章内の主語が省略されていることの多い古文は「省略を補って読む」方法を古文単語などの暗記と並行してマスターする練習が必要です。

古文の主語の見抜き方

図書館で本を開く高校生

文章内の主語が省略されやすく、かつ文中でいつの間にか主語が変化していることも多い古文は、慣れるまで主語を見つけにくいですが、下記5つの表記を押さえることで「文中で変化した主語」も判別がしやすくなります。

・~を
・~に
・~が
・~ど
・~ば

また登場人物が同一人物であっても、古文の文章内では「複数の異なる名前」を使って呼ばれている場合もあるため注意が必要です。

武田塾の古文対策ルート

武田塾 ロゴ

武田塾の古文対策ルートは主に「基礎徹底ルート」「実力養成ルート」の2つに分かれており、2つのルートは最終的に合流するように作られています。

また「MARCH・早稲田」「地方国公立・東大」など各大学レベルに合わせて古文の参考書を追加することで、武田塾の古文対策ルートを様々な志望校の古文対策として活用することが可能です。

武田塾の古文対策ルート①|基礎徹底ルート

ここからは古文の学習量が足りていない方や古文の苦手な方が基礎固めをするのに適した武田塾の「基礎徹底ルート」についてご紹介します。

武田塾の古文基礎徹底ルートで使用する古文単語帳は以下の通りです。

・歴史的仮名遣いなどの基礎問題…『中学基礎がため100%できた!中3国語』
・古文単語帳(選択①または並行)…『読んで見て聞いて覚える重要単語315』
・古文単語帳(選択②または並行)…『新・ゴロゴ古文単語』
・古文単語帳(選択③または並行)…『古文単語330』

中3で習った古文知識を復習できる『中学基礎がため』には歴史的仮名遣いの他に古文単語や文法も収録されており、古文の基礎からさかのぼって学びたい方に向いています。

武田塾基礎徹底ルートの古文単語帳は3冊ありますが、背景知識とセットで暗記できる『読んで見て聞いて覚える』・ユニークな語呂合わせで暗記できる『ゴロゴ古文単語帳』・古文単語をイメージで捉えられる『古文単語330』の中から、合う物を選びましょう。

また古文単語は「同一単語が複数の意味や正反対の意味を持つ」パターンがあり、読解ミスを引き起こすことが多いため、意識的に暗記を進める必要があります。

次に武田塾基礎徹底ルートの古文文法は、講義スタイルの『富井の古典文法をはじめからていねいに』を学習した後、演習スタイルの『やさしくわかりやすい古典文法』でアウトプットを行ってください。

古文文法のほとんどを網羅できる『富井の古典文法』には移動中の暗記に使える古典文法完全秒殺マニュアル』が付属し、暗記すべき内容と古文問題が上下に分かれている『やさしく分かりやすい古典文法』には各単元の確認テストが付属しています。

最後に、武田塾の古文基礎徹底ルートで使用する古文読解参考書は以下の通りです。

・『富井の古文読解をはじめからていねいに』
・『とってもやさしい古文』
・『大学入試問題集岡本梨奈の古文ポラリス1』

古文特有の省略された主語を補う方法などが学べる『富井の古文読解をはじめからていねいに』は古文に必要な情報が網羅されており、視覚的にも理解しやすい古文参考書です。

同じく読解練習に使える『とってもやさしい古文』には、古文読解中に迷いやすい「省略箇所を教えてくれるリードやヒント」が記載されているため「まず何をすればいいのか」が分かりやすく、古文に苦手意識がある受験生でも比較的スムーズに取り組めます。

『富井の古文読解』や『とってもやさしい古文』で古文を解くのに慣れてきたら、解説の詳しい『大学入試問題集岡本梨奈の古文ポラリス1』(日東駒専より少し下のレベル感)を使ってヒント無しでも入試問題を解けるように練習していきましょう。

武田塾の古文対策ルート②|実力養成ルート

次は、古文の基礎固めが完了している方日大レベルの古文学習をしたい方がレベルアップを目指すのに適した武田塾の「実力養成ルート」についてご紹介します。

古文単語帳は基礎徹底ルートと同じ『読んで見て聞いて覚える』『ゴロゴ古文単語帳』『古文単語330』の中から合う物を選んで使用し、古文の仕組みに関しては『岡本梨奈の1冊読むだけで古典文法の基本&考え方が面白いほど身につく本』で理解しましょう。

武田塾の実力養成ルートの古文文法は次の2冊から選択して学習します。

・古文文法(選択①)…『やさしくわかりやすい古典文法』
・古文文法(選択②)…『ステップアップノート30古典文法基礎ドリル』

上記の2冊には古文で暗記すべき事項がまとめられているため「なぜその答えになるのか」を理由とセットで答えられるように演習するのに向いており、そうすることで古文の習熟が早まります。

古文単語と古文文法をある程度マスターしたら『岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本』で演習量を増やしていきましょう。

「選択肢から古文のおおまかな内容を推測する」方法など、古文の解き方のコツやテクニックが詰まっており、加えて受験生が苦手意識を持ちやすい「和歌の攻略法」も掲載されています。

ここまでの参考書で古文単語・古文文法・読解テクニックを学習したら、さらなるレベルアップを図るために『大学入試問題集岡本梨奈の古文ポラリス1・2』でアウトプットを行ってください。

武田塾の古文対策ルート③|MARCHレベル・早稲田レベル

MARCHレベルを目指す受験生は、武田塾古文ルートの古文単語帳に『読み解き古文単語』を追加し、古文読解には『大学入試問題集岡本梨奈の古文ポラリス3』、演習には『GMARCH&関関同立の古文』を使用します。

解説が詳しい『ポラリス』は古文の知識を補強するのに適しており、古文を解いていて「分からない箇所が出てきたときに参照する」という使用法も可能です。

早稲田レベルを目指す受験生は、武田塾古文ルートに加えて『早稲田の国語』の古文ページを学習し、さらに「日大レベルで学習した古文の内容」を完璧にするようにしてください。

武田塾の古文対策ルート④|地方国公立レベル・東大レベル

地方国公立レベルを目指す受験生は、MARCHレベルを目指す受験生と同様、古文単語帳に『読み解き古文単語』を追加し、古文読解には『大学入試問題集岡本梨奈の古文ポラリス3』、演習には『国公立標準問題集CanPass古典』を使用します。

『CanPass古典』は詳しい採点基準が掲載されているため復習に役立てやすく、古文の記述問題を解く力を効果的にレベルアップさせることが可能です。

東大レベルを目指す受験生は、上記の『CanPass古典』に加えて『得点奪取古文』を使用し、古文の記述力をより高めておく必要があります。

基本的に国公立の古文では「現代語訳の問題」が多数出題されるため、品詞分解をしたうえで「正確な訳を行う」力を身に付けていきましょう。

武田塾の古文対策ルート~使用参考書例と気を付けるポイント|まとめ

武田塾の古文対策ルート使用参考書の組み合わせは、古文の理解度や目指す学習完成度に応じて選択することが可能です。

さらに武田塾の古文対策ルートでは志望校レベルに応じて参考書を追加することもでき、また「基礎徹底と実力養成」2つのルートは最終的にゴール地点で合流する作りになっています。

古文学習の効率を上げるには「単語と文法のマスター」以外にも古文中で「省略された主語を補った読解練習」が必要なため、提示された参考書を元に早めの学習を始めましょう。

きみにぴったりの予備校は? シミュレーションしてみよう! きみにぴったりの予備校は? シミュレーションしてみよう!

関連記事

トップへ戻る