学生の皆さんの中には、テスト直前になってもやる気が出ず、ついつい動画やSNSを見てしまう方はいませんか?
やる気がでない時にどうしたら良いのかが分からず、なんとなく勉強から逃避してしまうのは、学生のあるあるということですね。
当記事では、学生が勉強のやる気が出ない時の原因や対処法をお伝えします。
やる気が出ない原因は多種多様!自分はどれに当てはまる?
やる気が出ない時の原因は様々です。
まずは、自分がなぜやる気が出ないのか、その原因を探っていきましょう。
身体的な理由
【疲れが溜まっている】
勉強をしなければならないと頭では理解していても、体が疲れていてはやる気を出すことはできません。
学生時代は、学業のほかにも部活動や学校行事など、とても忙しいものです。いま1度頑張りすぎて体が疲れてしまっていないか、自分と対話してみましょう。
【ブドウ糖が不足している】
ブドウ糖には、筋肉を正常に動かす働きや脳のエネルギー源となる働きがあります。
脳に直接ブドウ糖が作用することで脳が活性化され、記憶力や集中力・注意力等の生成に効果が期待できますが、反対に、ブドウ糖が不足すると集中力の欠落・思考力やモチベーションの低下、イライラやだるいといった症状も出てきます。
普段はやる気をもって勉強ができているのに、一時的にモチベーションが低下してしまっている場合には、ブドウ糖が不足している可能性があります。
メンタル的な理由
【やることが多くて何から着手すれば良いのか分からない】
やらなくてはいけないと頭では理解しているものの、何から着手したら良いのか分からない状況も人間がやる気を損なう原因です。
【なぜ勉強をする必要があるのか分からない】
勉強をする必要性を感じない状態で、やる気を出すことは非常に難しいです。
例えば、苦手な教科を勉強しているときに「将来この知識って必要なのかな」とネガティブな感情をもってしまうことはありませんか?このように自分が勉強する必要性に腹落ちしていない状態でやる気を出すことは難しいですね。
【将来の夢や目的が定まっていない】
どうしてもなりたい憧れの職業がある人などは、その夢を叶えるために自然とやる気が出てくるものです。
一方で、将来の夢や目的が定まっていない人は、勉強自体の目的も見失いがちなため、やる気が出ないことが多いです。
簡単にやる気を出す方法10選
自分のやる気が出ない原因は分かりましたか?
それでは、早速その対処方法について見ていきましょう。
簡単に試すことができるものもたくさんありますので、すぐに実践してみてください。
体の疲れをとる
一言で体の疲れと言っても、原因や部位は人それぞれです。
ここからは具体的な対処法を解説しますので、見ていきましょう。
①目の疲れをとる
【目のストレッチをする】
パソコンや、タブレットを使った学習方法も主流となりつつある現代では、眼精疲労を感じる学生も多くなっています。
眼精疲労を感じた時には、左右交互にウィンクをしたり、両目をギュッと閉じることで目の周りの筋肉をほぐし、簡単に眼精疲労を和らげることができます。
【ブルーライトカットメガネを使う】
パソコンやスマートフォンから出るブルーライトは目の疲れの原因の1つです。
そこで効果的なのが、ブルーライトカットメガネです。
慢性的に目の疲れを感じる人は、ブルーライトカットメガネを購入してみるのも良いですね。
【ホットアイマスクを使用する】
目元を温めることも、目の疲れを軽減させる効果的な方法です。
使い捨てのホットアイマスクはドラッグストアなどで手軽に入手することができます。また、家ですぐに目を温めたい時には、水に濡らしたホットタオルを電子レンジで温めてホットタオルを作るのもおすすめです。数分目に当てるだけで、とても目がすっきりするので試してみてください。
②ブドウ糖の摂取
ブドウ糖の効果についてはすでにご説明しましたが、実際にブドウ糖を摂取したい場合には、何を選べば良いのでしょうか。
【お菓子】
お菓子で摂取したい場合には、ラムネが効果的です。
またブドウ糖の摂取に特化したタブレット菓子なども発売されているため、コンビニなどでお好みのものを是非探してみてください。
【飲み物】
飲み物でブドウ糖を摂取したい時には、ヤクルトが効果的です。
ヤクルトには「ブドウ糖加糖液糖」というブドウ糖と果糖が混ざった液体の糖が使われており、効率的にブドウ糖を吸収することができます。
③睡眠の質を上げる
学生の毎日は忙しく、眠いときに好きなだけ眠ることは難しいですよね。
しかし、やる気を出すうえで睡眠は欠かせません。
では、短い時間でも十分に疲れを取るためには、どのようなことを意識して睡眠を取れば良いのでしょうか。
【夕食は就寝3時間前、入浴は就寝2時間前までに済ませる】
眠る時間になっても胃の中に食べ物が残っている状態だと、胃腸が動き続けているため深い眠りである「ノンレム睡眠」に入りにくくなってしまいます。
また、眠る2時間前までにお風呂に入ることで、体温を徐々に下げ、体が眠る準備を整えることができます。
【アロマオイルを使う】
アロマには様々な効果がありますが、眠る前に特におすすめなのがラベンダーの香りです。
ラベンダーの香りには自立神経を整える効果があり、疲れた体にぴったりです。
気分転換
どんなに勉強が好きな人でも、1日中集中力を持続させることは難しいです。
集中力を持続させるためにも、上手に気分転換を取り入れることが大切です。
①SNSの使いすぎ防止
勉強の息抜きにSNSを見る人は多いと思いますが、気がついたらびっくりするほど時間が経ってしまっていた経験はありませんか?そんな事態を防ぐのに効果的なのが、SNSの時間制限機能です。
特定のアプリについて、使用できる合計時間を決められるほか、使用可能な時間帯や曜日を決めることも可能です。
目標を明確にする
目標なくして人間は努力することはできませんが、明白な目標さえあればその目標に向けて努力することができます。
以下で目標を明白にする方法をご紹介します。
①手帳やアプリを有効活用する
冒頭で説明した通り、人間は何をすべきか明確ではない状態になるとやる気を失います。
だからこそ、多忙な学生にとってスケジュール管理は絶対に避けては通れません。いわば、スケジュール管理を制する者が、勉強を制すると言っても過言ではありません。
そこで活躍するのが手帳やアプリです。
模試や、試験日までにやるべきことを逆算することで、優先順位が明確になり、何から着手すれば良いのかが分かるようになります。受験に特化した手帳や、便利なアプリも出ているのでチェックしてみてくださいね。
②合格体験記を読む
なんとなく勉強のやる気が出ない、モチベーションが上がらない時には、先輩の合格体験記を読んでみることもおすすめです。
合格体験記は、インターネットで検索すればすぐに読むことができます。
夢を叶えた先輩がどのように学生時代を過ごしていたのかを知ることができるほか、志望校選びのヒントが得られるかもしれません。
③1番悔しかった模試の結果を見返す
悔しい思いをした経験は、自分のモチベーションに直結します。
「もう2度とあんな思いはしたくない」
という思いが、怠けてしまいそうな自分を奮い立たせてくれます。どうしても怠けてしまうときには、自分の机など、常に目につく場所に模試の結果を貼っておくことも効果的です。
自分の将来を想像する
勉強のやる気が出ない時におすすめなのが、自分の将来を想像することです。
人間は楽しみがあると分かっていればつらいことも頑張ることができるため、楽しい大学生活を具体的に想像することで、自然と勉強にも熱が入るはずです。
①大学のオープンキャンパスに行く
オープンキャンパスとは、大学が受験生のために学校を開放し、入試説明会や在学生によるキャンパスツアーを行うイベントです。実際に大学に足を運び、大学の雰囲気を感じたり、教授や在学生と触れ合うことでたくさんの発見が得られるはずです。
②合格した時の妄想をする
合格した時の妄想をしてみるのもモチベーションアップのコツです。
「合格したら、応援してくれた両親が喜ぶな」「みんなびっくりするだろうな」と具体的に想像することで、やる気が出てきますよ。
③大学に入ってやりたいことを10個書き出す
上述の通り、人間は楽しみが待っているとやる気が出てきます。ご褒美のために頑張ることができるのと同じ心理ですね。
そこで、大学に入ったらどんな勉強がしたいか、どんなサークルに入ってみたいか、何のバイトをしてみたいか、たくさん想像し10個書き出してみましょう。頑張った先に10個のご褒美があると思うと俄然やる気が出てきませんか?
自分の力でやる気を出すことが難しい時
ここまで自力でやる気を出す方法をご紹介してきましたが、自分で自分を鼓舞するのはなかなか難しいものですよね。
そんな人には、環境をガラリと変えることをおすすめします。
予備校に入塾する
環境を変える方法の1つとして、塾や予備校に通い始めるという方法があります。
塾に通ったことのある方はわかると思いますが、塾に通っている生活と通っていない生活では大きく環境が異なりますよね。
予備校のメリット
【みんなが同じ目標に向かって頑張っている】
高校では、卒業と同時に就職をする人や、推薦入試での合格を目指す人など、様々な人がいますが予備校には一般受験で大学合格を目指す人が集まってきます。
周りにライバルがいる環境では自然と背筋が伸び、やる気が出てきますね。
【優秀な講師陣がいる】
予備校には、大学受験に特化した優秀な講師陣がいます。
勉強の教え方が上手いだけでなく、大学ごとの出題傾向やトレンドなどの研究を重ねた大学受験のプロのもとで、効率よく勉強できることは予備校に通う大きなメリットです。
【自習室がある】
自宅では誘惑が多くてどうしてもやる気が出ないという人には、予備校の自習室を利用することもおすすめです。
同じ大学を目指すライバルが隣で勉強していると、どうしても気になってしまいますよね。あえて自分をそんな環境に置くこともやる気を出す効果的な方法です。
どの予備校に通えば良いの?
いわゆる四大予備校と呼ばれる「河合塾・東進・駿台・武田塾」など、様々な特色をもった予備校がありますが、どの予備校を選べば良いのでしょうか?今回は特におすすめの武田塾についてまとめます。
【武田塾の特徴】
武田塾は他の大手予備校と「授業をしない」という決定的な違いがあります。
武田塾では、生徒さん1人ひとりの現状と目標を踏まえて、いつ・何をやらなくてはいけないのかを明白にし、365日1日単位で学習計画を立てます。
そして、1週間計画が順調に進められているのかの確認テストを塾で行うため、何から着手すれば良いのか分からない人や、スケジュール管理が苦手な人にピッタリですね。
また、武田塾には独自の勉強方法や単語の暗記方法などがあります。
この方法で勉強を実施することで、無駄を省いた勉強が可能になり、短期間で偏差値を20あげて早稲田大学へ合格した例もあるのです。
1人ひとりに向き合って徹底的にサポートをしてくれる武田塾は、どうしても1人ではやる気を出すことができなかった人にピッタリの環境ですね。
勉強のやる気を出す方法 ❘ まとめ
最後に、皆さんは作業興奮という言葉を知っていますか?
これは、心理学者のクレペリンが提唱した「やる気がない状態でも、1度行動を始めるとやる気が出て、簡単に継続できるようになる」心理現象のことです。
この記事でご紹介した「やる気を出す方法」を実践し、まずは1度行動を起こしてみてください。1度始められた人は、必ず勉強を続けられるはずです。