コラム

【四谷学院】医学部受験は難しい?四谷学院で医学部は対応できる?

2023年12月19日 2024年05月31日

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四大予備校比較

山ほどある大学の学部・学科の中でも、医学部医学科は高いレベルの学力を必要とする学科です。

3浪・4浪と年数を重ねてでも入学したい生徒もいるほどの人気学部ですが、そう簡単には合格できません。

高難易度の医学部医学科に合格するには、いずれかの予備校に通うことが多いのではないでしょうか。

今回は、多くの予備校の中から55段階個別指導で有名な「四谷学院」を取り上げ、医学部コースの内容や口コミ・四谷学院での勉強が向いている人などについて解説します。

医学部受験はどのくらい難しいの?

医学部学生

四谷学院は医学部の受験対策にも対応できる予備校ですが、そもそも、医学部受験の難易度はどのくらいなのでしょうか。

医学部の難易度や偏差値・倍率・二次試験の難易度について簡単にまとめます。

共通テストの得点率目安と偏差値

河合塾の「2024年度入試難易予想ランキング」をみると、国公立大学の医学部医学科の共通テスト得点率のボーダーは、福島県立医科大学と弘前大学の青森県定着枠で77%です。

旧帝大や各地域の医学部医学科は、軒並み80〜90%の得点率がボーダーであるため、最低でも8割以上の得点率が必要だとわかります。

医学部の倍率

医学部医学科の倍率は以下のとおりです。

国公立大学 2~6倍前後
私立大学 5~10倍前後

他の学部であれば、大学ごとで倍率が異なっていたり難易度が違っていたりといった変化が大きいのですが、医学部医学科はどの大学であっても狭き門です。

国公立大学が低めなのは、出願できる大学が前期と後期(大学によっては中期)の2つだけであるため、出願を絞り込むからです。

一方、私立大学の場合は試験日が違えば何校でも受験できるため、国公立大学よりも倍率が高くなります。

医学部医学科を目指す生徒にとっては、共通テストは予選と考えてもよいでしょう。

基礎固めはゴールデンウィークまで、共通テスト対策は夏休み前までに完璧にしておくくらいでないと受験本番に間に合いません。

秋以降は、過去問演習とともに二次試験対策に全力で取り組みます。

受験する生徒の中には、何浪してでも医学部に入りたいという学生もいるため、どれだけ勉強しても「これで大丈夫」と言い切れないのが医学部受験の恐さです。

倍率以上に、一緒に受験するライバルが他大学・他学部と比較にならないくらいの強敵であることを意識して受験に臨みましょう。

医学部の試験科目と二次試験の難易度

合否を決めるのは二次試験であり、英語・数学・理科(物理・化学・生物)の学力を可能な限り高めなければなりません。

二次試験のボーダー偏差値は最低でも62.5以上で、東京大学・京都大学・大阪大学・東京医科歯科大学は70.0以上の偏差値が必要になります。

私立大学でも、慶應義塾大学・順天堂大学・東京慈恵会医科大学・日本医科大学などは70越えの偏差値が必要です。

偏差値70は、上位から2.28%という最高ランクの成績で、100人中3人未満の最上位層です。

また、医学部の入試では面接や小論文を課すところが多いため、小論文を書く練習や医師を志すに至った経緯なども、面接官に伝わるように話さなければなりません。

医学部対策なら四谷学院!

勉強している女子高校生

四谷学院には、医学部専門の医学部コース(医学部特設ゼミ)があります。

医学部特設ゼミは、通常のコースのオプションとして受講できるゼミであり、5人以内の少人数で指導しています。

医学部の出題傾向にそったカリキュラムで授業をしますが、生徒が少人数であるためきめ細かい指導が受けられます。

受講できる科目は英語・数学(ⅠAⅡBⅢ)・物理・化学・生物で、医学部受験のフルサポートを行います。

医学部専門の小論文や面接などの対策もしてもらえるので、医学部医学科志望の学生におすすめのコースです。

四谷学院の特徴

勉強している様子

四谷学院は1974年に創立された予備校で、55段階個別指導と科目別・能力別授業を2本柱とする「ダブル教育」が特徴的です。

ここでは、四谷学院の主軸であるダブル教育と、ダブル教育を支える2本の柱・受験生の勉強をサポートする充実した学習環境について解説します。

特徴①「ダブル教育」

四谷学院の最大の特徴は、「授業の理解度をアップさせる授業」と「テストにおける解答力」を同時に鍛えるダブル教育を採用していることです。

理解度をアップするために導入しているのが、「科目別・能力別授業」です。

詳しい内容は後ほど述べますが、授業内容をレベル分けすることで自分の理解度に見合った授業が受けられます。

問題に正答する解答力を鍛えるのが「55段階個別指導」です。

四谷学院が厳選した良問を、講師がマンツーマンで指導してくれるため、問題の解き方を理解できます。

ダブル教育は、集団指導の科目別能力別指導で理解度をアップし、55段階個別指導で問題の解き方を学べるとても効率的な学習法なのです。

特徴③科目別・能力別授業

四谷学院では、科目ごとでレベルの異なる授業を受講できます。

英語は基礎、数学は選抜、国語は標準といった選び方もできますが、より細かな選択も可能です。

数学のⅠAは標準で、ⅡBは選抜といった受講も可能となりますので、苦手単元を基礎からやり直すこともできます。

医学部医学科の共通テスト得点率は80〜90%であるため、苦手科目も含めて高得点を取らなければなりません。

自分の弱点科目をピンポイントで基礎からやり直せる科目別・能力別指導は、医学部受験の観点から見ても効率的な勉強法といえるでしょう。

特徴②55段階個別指導

55段階個別指導は、過去の入試問題を55のレベルに分け、生徒の解答力をチェックしたうえで個別に指導する仕組みです。

受講の手順は以下のとおりです。

・55テキストで予習
・55テストを受験
・その場で講師が採点して解説

解答した直後にマンツーマンで解説を受けるため、解説が頭に入りやすいというメリットがあります。

55段階個別指導は、スモールステップで学習できるため、苦手科目の克服で効果を発揮します。

55段階個別指導を受けた医学部受験生が英語の偏差値を50から67までアップさせた事例もあるように、苦手科目を得意科目に変える効果も期待できます。

特徴④充実した学習環境

受験に集中する生徒にとって、快適に学習できる環境の整備は重要な問題です。

快適な受験勉強をサポートする四谷学院の主な設備は以下のとおりです。

・自習室
・寮(専属寮・指定寮)
・ほっとルーム

長時間の勉強が必要な医学部受験生にとって、自習室は必要不可欠な設備です。

自習室には、仕切りが付いた個別ブースが用意されており、周りの視線を気にすることなく受験勉強に没頭できます。

長時間の勉強で疲れたら、ほっとルームで一息つくこともできます。

遠方に住んでいる生徒であれば、寮を利用するのも1つの方法で、寮も勉強に必要な環境が整っています。

充実した環境で学習することは、長時間の勉強をしなければならない医学部受験生にとって、非常に重要なことなのです。

四谷学院 医学部コースの口コミ評価は?

評判

入塾を検討する上で、実際に通っている生徒がどのような評価をしているかはとても重要な判断材料になります。

ここからは、四谷学院 医学部コースの口コミを紹介します。

四谷学院 医学部コースの悪い口コミ

まずは、四谷学院 医学部コースに関する悪い口コミにはどのようなものがあるのか確認していきましょう。

”55段階という、問題を解いてその後解説を聞くというカリキュラムをとっていました。正直取らなくても良かったと思っています。集団授業や個別授業もあります。集団授業は正直行って、かなりレベルの低いものです。高校の先生の方が分かりやすいです。”
出典:医学部予備校ガイド

ある程度の基礎学力がある生徒にとっては、四谷学院の医学部コースは物足りない授業内容だったようです。

模擬試験などで4月からA判定が出ている生徒の場合、医学部専門の医進予備校の方が向いているかもしれません。

”カリキュラムは、国公立理系、国公立医学科、私立医学科といったように分けられていて、時間割が既に組まれていました。なので、私立の推薦入試など、イレギュラーな入試で攻めていく人はいらない授業を取らなちゃいけませんでした。”
出典:医学部予備校ガイド

ある程度、授業のシステムがあるのは良いことですが、融通が利かない側面もあるようです。

学校推薦型選抜や総合型入試(旧AO入試)など、イレギュラーな入試を受験する場合は、学校や四谷学院側と相談して、授業を最適化する必要があるでしょう。

四谷学院 医学部コースの良い口コミ

引き続き、四谷学院 医学部コースの良い口コミを紹介します。

”授業と55段階(問題演習と個別添削)でインプットとアウトプットを強制的に行うルーティンができあがる。ただ、医学部に行くのであればその時間以外の残りの時間もどれだけ勉強できるかが非常に重要である。55段階の復習を空き時間に行うと、効率よく勉強できた。55段階では先生がたくさん褒めてくれてやる気が出るし、勉強をまた頑張ろう!楽しい!と思える(精神状態的に思えない時もたまにあった笑)ので個人的には好きだった。”
出典:医学部予備校ガイド

四谷学院独自の指導方法である55段階個別指導や演習を評価する声が多数見られました。

スモールステップで学習できることや、知識の穴を効率よく埋められること、講師がその場ですぐ解説してくれることなどが高評価でした。

”簡単な事をやっているので医学部受験には不安でしたが、今までは難しい事ばかりやりすぎて、基本の抜けている箇所が分からなかったので、順番に55段階でやっていくのが良かったと思う。”
出典:医学部予備校ガイド

医学部受験生の盲点は、難易度が高い問題にばかり取り組み、基礎がおろそかになりかねないことです。

四谷学院の55段階個別指導や演習なら自分の基礎学力を向上させ、医学部受験の土台固めができたようです。

”医学部専門予備校よりずっと安く、駿台や河合といった大手の予備校とほとんど変わらなかった気がします。講習を大量に取ればその分値段も少しあがりますが、私の場合取るよう言われることはありませんでした。良心的だと思います。”
出典:医学部予備校ガイド

また、コストパフォーマンスの良さを評価する声もありました。

高額になりがちな医進予備校などと比べ、低コストで授業を受けられることや、個別対応を受けられることなどが評価されています。

医学部専門の予備校ではない点を差し引いても、料金は安めに設定されているといえるでしょう。

四谷学院 医学部コースは基礎から学びたい人におすすめ!

ここまでは悪い口コミ・良い口コミを確認してきましたが、結論として四谷学院 医学部コースは、基礎からしっかり学びたい人におすすめです。

四谷学院独自の取り組みである55段階個別指導は、知識の穴を見つけ出すのに最適な方法です。

学力の土台にあたる基礎部分をしっかり固め、医学部コースで応用問題に対応するというのが、四谷学院 医学部コースの王道の利用法ではないでしょうか。

医学部受験は難しい?四谷学院で医学部は対応できる?|まとめ

今回は、四谷学院の医学部コースを取り上げました。

意思を目指す医学部医学科は、どの大学でも最高ランクに位置付けられ、どの大学も高いレベルの学力を必要とします。

医学部専門の予備校ではない四谷学院で、医学部対応ができるのかという不安を持つのは当然のことでしょう。

しかし、基礎からしっかり学びたい人にとっては、四谷学院の55段階個別指導などのシステムがとても役立ちます。

土台固めをしっかり行い、医学部医学科の問題に特化したコースを受講することで、四谷学院でも医学部受験に十分対応できるのです。

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