コラム

大学受験の塾の費用はどのくらい?塾選びのポイントもご紹介

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大学受験を意識し始めたタイミングで、塾通いを検討するご家庭も多いかと思います。

塾を選ぶ際に重要視する点は人それぞれですが、中でも塾にかかる費用は、誰もが気にするポイントではないでしょうか。検討中の塾の費用が相場程度なのか高めなのか、初めての塾選びで判断できずにいる方も少なくないでしょう。

今回は、大学受験対策を行う塾の費用相場を、授業タイプ別にご紹介していきます。あわせて、高校生の通塾費用の平均額や、塾を選ぶ際に着目すべきポイント、授業タイプごとのメリット・デメリットなども解説しています。

ぜひ最後までご覧いただき、塾選びの際の参考にしてください。

高校生の塾・予備校費用の平均は?

大学の費用のイメージ

まず、全国の高校生が塾や予備校などに支払っている費用1年分の平均額を、学年別に表にまとめます。

1年生 2年生 3年生 合計平均
私立高校 85,200円 120,636円 183,807円 129,313円
公立高校 71,534円 98,567円 150,650円 106,884円

出典:文部科学省 平成30年度子供の学習費調査

高校3年間を通した平均額は、私立高校に通う高校生で年間約13万円、公立高校に通う高校生で年間約11万円です。学年別に見るとやはり受験を控えている3年生の費用が最も高く、私立・公立ともに15万円を超えています。

既にいくつか塾を検討中の方は、この平均額に「安すぎる」と疑問を抱くかもしれません。それもそのはず、この調査では塾通いをしていない高校生も含めて平均額を算出しているため、実態より金額が安く出ているのです。

塾にかかる費用の分布を見ると、費用が0円の家庭の割合は公立・私立ともに60%以上と最多でした。そしてその次に多かったのが、年間40万円以上支出している家庭です。こちらは公立で約9%、私立で約13%でした。

公立高校 私立高校
0円 62.2% 61.8%
~1万円未満 2.9% 2.4%
~5万円未満 2.9% 4.6%
~10万円未満 3.7% 4.4%
~20万円未満 6.5% 5.7%
~30万円未満 6.8% 4.5%
~40万円未満 4.6% 3.7%
40万円以上 9.1% 13.1%

出典:文部科学省 平成30年度子供の学習費調査

この表からも、塾・予備校を利用している家庭に限定した場合、前述の平均額以上の費用を支出しているケースの方が多いことが分かります。

大学受験用塾・予備校における授業タイプ別費用相場は?

一言に塾・予備校の費用と言えど、生徒の学年や受講するコース・授業タイプによって金額が大きく変わります。

続いては、大学受験対策として高校3年生で塾・予備校に通った場合の1年分の費用相場を、授業タイプ別にご紹介します。

なおここで掲載する金額には、塾の授業料・受講料をはじめ、入会金や教材費、季節講習費(夏期講習・冬期講習などにかかる追加受講料)なども含みます

集団授業

集団授業とは、講師1名に対して生徒が多数、集団で授業を受ける形式です。学校の授業と同等のスタイルと考えてください。

集団授業タイプの年間費用相場は、50万円〜70万円程度です。集団授業の場合、1人の講師に大勢の生徒がつくため、費用が比較的押さえられる傾向にあります。

ただし、教科数を増やしたり、医学部専門コースなどの特殊なコースを受講したりした場合は、金額が大幅に上がります。年間100万円ほどかかるケースもあるようです。

個別指導

個別指導は、講師1名に対して生徒が1名、或いは2〜3名程度の少人数授業です。講師1名で対応できる人数に限りがあるため、その分費用が集団授業より高くなります。また、1対複数の授業より、完全マンツーマン形式の方が高額です。

個別指導塾の費用相場はおよそ60万円〜100万円と言われています。個別指導塾は1コマいくらで授業単価が決まるため、受講するコマを増やせばその分費用も上がります。

完全マンツーマン授業かつ難関校志望でコマ数を多く取った場合、年間100万円を超えるケースも十分に考えられるのです。

映像授業

映像授業は、講師による対面授業ではなく、授業動画を閲覧する方式の授業です。

映像授業は「既に録画されている授業を自宅などで観るだけなら、費用はだいぶ安いはず」と思われがちです。しかし、必ずしも集団授業や個別指導塾より安いとは限りません。

費用相場は、一般的な映像授業で年間2万円〜10万円程度です。ただし映像授業はバリエーションが豊富であり、いくらでも動画が観られる月額タイプから、1講座いくらで料金が決まっているものまで、料金形態も様々です。

また、オプションで学習サポートサービスを設けているところがあり、サービスやケアが充実するほど、料金は高額になります。中には年間約50万円と、集団授業塾と遜色ない費用がかかる映像授業コースもあります。

塾や授業タイプを選ぶ際のポイント

塾を比較するイメージ

塾や授業タイプを比較検討する際は、費用以外にも以下のポイントを押さえておきましょう。

・生徒へのサポート・ケア体制が整っているか
・自習室など、塾の設備は十分か
・大学受験に関する最新情報やノウハウが十分か
・授業タイプや指導の方針が生徒本人に合っているか

ましてや大学受験対策ともなると、根気強く長期的に取り組む必要があるため、塾と生徒との相性が非常に大切になります。

以下に、各授業タイプのメリット・デメリットを挙げておきますので、どのタイプが最も自分に合っているのか、じっくり検討することをお勧めします。

集団授業のメリット・デメリット

集団授業では大勢が一斉に同じ授業を受けるため、年間のカリキュラムがあらかじめ定められており、大学受験対策用に体系化された授業で効率よく学べます

同じ教室内に一緒に学ぶ仲間やライバルがいるため、モチベーションアップにも繋がるでしょう。

また、集団塾の多くは模試をカリキュラムに組み込んでいるため、個別に申し込む必要がない点もメリットです。

一方集団授業のデメリットは、ひとりひとりの理解度に合わせられないという点です。分からないところをすぐ質問できないでいると、授業についていけなくなるかもしれません。

また、大学受験を見据えて年単位でカリキュラムを定めている都合上、入塾時期を限定している塾もありますので、年度途中での入会を希望する人は注意が必要です。

個別指導のメリット・デメリット

個別指導のメリットは、なんと言っても個人に合わせた指導の手厚さにあります。生徒ひとりひとりの理解度に合わせて、柔軟に授業の進度を変えることが可能です。授業を欠席した時の振り替えなども調整しやすいでしょう。

授業中に気軽に質問・発言しやすいという点も魅力的です。講師と生徒のコミュニケーションが密なため、生徒の癖や特性に合った的確な指導が行えます

一方、カリキュラムが固定でないため、生徒の理解度によっては進度にばらつきが生じます。生徒の現状やその時々の希望に合わせるあまり、授業の方向が当初の目標から逸れてしまうケースに注意しましょう。

メリットであったはずの講師との距離の近さが、逆にデメリットとなることもあり得ます。良くも悪くも講師との相性が影響しやすいのです。

また、大学受験など同じ目標に向かって頑張る仲間が見えないため、人によってはモチベーションや競争心が保てなくなる可能性があります。

映像授業のメリット・デメリット

映像授業のメリットは、授業を受ける場所や時間を選ばないという点です。通塾を要するケースもありますが、一般的には、自宅などで好きな時間に受講することが可能です。

近くに塾がなくとも気軽に授業が受けられるという点も、映像授業の大きな魅力です。時間をかけて遠方の塾に足を運ぶ必要がなくなり、その時間を大学受験対策の勉強にあてられます。

また、自分で学習ペースをコントロールすることが可能です。復習のため何度も動画を観直したり、分からないところを繰り返し再生したりできるのは、映像授業ならではの利点でしょう。

一方、自分のペースで学べるということは、強い自己管理能力が必要になるということです。計画的に物事を進めるのが苦手な場合、スケジュール管理に苦労するかもしれません。

また個別指導同様、ライバルや仲間ができにくい点も、人によってはデメリットとなるでしょう。

さらに、映像授業の場合は質問できるチャンスが限られます。すぐに質問できる個別指導や集団授業と異なり、チャットなどで問い合わせる手間が生じるためです。なお、質問すると追加料金がかかるコースもありますので、事前にチェックしておきましょう。

大学受験の塾の費用|まとめ

大学受験用の塾の費用相場は、

・集団授業:50万円~70万円程度
・個別指導:60万円~100万円程度
・映像授業:2万円~10万円程度

上記のようになります。もちろん、選択する塾やコースによってはこれより高額となるケースも多々あります。

塾を選ぶ際は、費用だけでなく、塾と生徒の相性にも注意しましょう。授業タイプごとにメリットとデメリットがありますので、最善の状態で大学受験に挑めるよう、最も自分に合った方式の塾を選ぶことが大切です。

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