
武田塾は「授業をしない予備校」
武田塾は逆転合格をウリにしていますが、一体どうして逆転合格を可能にするのでしょうか?
一般的に塾や予備校で行われる受験対策は、1対多数の講義形式です。
講義形式では人数が多いためどうしても理解度に差が付きますし、理解できていないのにどんどん先に進んでしまいます。
一度授業で取り残されてしまったら、自主学習で取り戻さない限り分からないままになってしまいますよね。
それが普通の予備校と武田塾の違い。
武田塾には初めから決まった参考書のノルマがあり、それを達成するスピードは個人の采配に委ねられます。

武田塾は自学自習だから自分のペースで学習することができるんだ!ドンドン進むも、少しずつ進むも自分次第だ!
授業をしないのになぜ合格できるの?
そもそも受験勉強として現行されているものの多くは、「受験に必要な知識」と「必要かもしれない知識」を同時にインプットする方法です。
脳の容量には限度があります。
どちらの知識も短期間で無理にインプットするために、学校や予備校の授業は分かっている前提で進んでいきます。
受験に必要かもしれない知識は、本当にインプットする必要があるのでしょうか?厳選された「絶対に必要な知識」だけを完璧にしたら難関大学にだって合格できますよね。
武田塾が提供する合格へ導くシステムは「志望校に合格するためにこの参考書を完璧にする」という至って単純かつ合理的なものです。
参考書だけなのにどうして武田塾に通うのか
受験勉強で最も重要なのは自主学習ができることですが、志望校へ合格するために自分の不足分を補うにしろそうでないにしろ、それは秀才と呼ばれる人が皆一様に持っている資質です。
自律心、あるいは自主性という性質はこれまでの環境が作るものですが、それを今から作るのはとても難しいことです。
コースによりますが、武田塾では1週間分のノルマが決まっていてチェックテストを毎週行うため必ず勉強するという習慣づけができます。
ついつい自分を甘やかしてしまう人が志望校への合格を目指すならこれ以上ない環境が整っていると言えるのではないでしょうか。
武田塾の評判は?
武田塾は全国に校舎を持ちながら現在も着々と増え続けていますが、どの校舎の口コミもおおむね好意的かそうでないかで2分割されています。
この評判の差は通塾する生徒が武田塾の指導方針に合致するか否かによるようです。
基本的に「ノルマさえ果たせばいい」武田塾の方針上、自主的に学習が難しいと判断した生徒でない限りは進行スピードは自由です。
その自由さに甘えない限りは武田塾に対して好意的な意見を持つようですが、好意的ではない口コミを挙げたそのほとんどが、遊びなどの誘惑に耐えることのできない、もしくは単純に参考書のみを繰り返すことの難しい生徒のようです。
武田塾の有名講師
授業をしない武田塾ですので、その講師陣の立場としては他の予備校と比べると少々異端。
勿論分からない部分はしっかりと理解できるまで指導しますが、基本的に生徒のレベルと志望校に合わせた参考書の選別や毎週の学習計画の作成、定着度の確認といった生徒が自主的に学習を続けていくためのペースメーカーの立場にいます。
そんな武田塾の講師たちの中で、最も有名な3人を紹介したいと思います。

難関大学合格者を出す有名な講師ってどんな人なんだ!?
公式YouTubeでおなじみ中森先生
武田塾の公式YouTubeでよく登場する中森先生。
武田塾と言えば中森先生をイメージする人も多いのではないでしょうか。
武田塾の教務主任の立場にありながら、多くの参考書ルートの開拓に関わるなど武田塾の発展に欠かすことのできない存在です。
最終学歴こそ高卒ですが、立教大学に通っていた経験から特にMARCHクラスの大学の入試に詳しく、関関同立~MARCHクラスの大学を志望する受験生は中森先生の出演しているYouTubeの動画は視聴しておいて損はありませんよ。
同じくYouTubeでおなじみ高田先生
中森先生と同じく、武田塾公式チャンネルでよく登場する高田先生。
最近では今年度で最後となるセンター入試で東京大学を受験することで話題になっています。
自著の「高3春 E判定からの京大現役合格」というタイトルから分かるように、京大に現役合格した自身の経歴を生かした学習法の提案を行っています。
伝説的な逆転合格の経歴を持つ山火さん
今でこそ武田塾の講師ではありませんが、高田先生とともにYouTubeに動画をアップしている山火さん。
YouTubeでアップしている動画はセンシティブな話題や風刺的な内容を含むかなりのパンチが利いている動画で(たまに炎上していますが)、リアルな大学の様子を知ることができるので受験生が勉強の息抜きに見るのにちょうどいい動画かと思います。
実は山火さんは設立初期の武田塾に通い偏差値37から難関大学である早稲田大学に合格した、まさしく武田塾の逆転合格を体現したような経歴の持ち主です。
山火さんの経験が、同じく逆転合格を目指して武田塾に通う生徒たちの希望となることは間違いなしですね。
まとめ
武田塾は、大手受験塾や予備校が手掛けるような大学受験対策を一切行わない受験塾です。
塾長の経験から生まれた武田塾の指導方針は非常に合理的であり、どんな予備校とも違う「授業をしない」という革新的な方針は破竹の勢いで受験業界をかき乱しています。
これからセンター入試に代わり新しい入試形態がスタートしますが、これまでの講義中心の予備校や塾の在り方では、風向きの変わり始めた大学入試にはついていけないのかもしれません。
これから大きな転換点を迎える大学入試、時代の移り変わりという大きな波に飲まれないようなイノベーティブさを武田塾は持っています。














