河合塾と河合塾マナビスの比較
河合塾と河合塾マナビスは一見どちらも河合塾が経営する塾に見えますよね?
しかし名前は似ているものの中身は大きく異なります。まずは河合塾とマナビスの違いについて紹介していきます。
いったい何が違うのか?早速河合塾と河合塾マナビスの違いを見ていくのじゃ!
河合塾の歴史
河合塾の設立は1955年で現在まで60年以上の歴史がありますが、河合塾マナビスは2006年から始まった事業になっています。
河合塾は設立以来様々なコースや勉強法を受験生に提供してきましたが、その中で直営店がない地方でも高校生1人1人のニーズに応える質の高い授業を提供したいと映像授業の河合塾マナビス生み出されました。
マナビスは河合塾が直営校を自ら運営できない地方でのフランチャイズ校を多く展開しており、河合塾の映像授業を使用してより多くの受験生に河合塾の授業を届けたいという目的を持っています。
直営校とフランチャイズ校の違い
河合塾の直営校とフランチャイズ校といわれてもその違いが分かる人は少ないのではないでしょうか?
意外にも直営校とフランチャイズ校で違いが出てくる事が多くあるので、この違いについて紹介していきます。
フランチャイズと言えばコンビニエンスストアと同じシステムであり、本部のノウハウを借り営業することで、売上の一部を本部に支払う経営方針になります。
授業形態の違い
直営校とフランチャイズ校では授業形態が大きく変わってきます。
直営校の多くは映像授業ではなくライブ感を大切にする集団授業や個別指導といった指導方法が多く、映像授業をメインに指導する校舎は東京都内にはいくつかあるものの地方にはほとんどありません。
逆にフランチャイズ校では、映像授業がメインの指導方法の河合塾マナビスが9割以上を占めており、フランチャイズならマナビスといった認識でも良いです。
河合塾としても映像授業をメインの指導方法にする河合塾マナビスのフランチャイズは募集していますが、河合塾マナビス以外のフランチャイズの募集はおこなっていません。
映像授業以外のフランチャイズは、展開していないということじゃ!
校舎数の違い
今回は神奈川県の河合塾の店舗数に焦点を当てて紹介しますが、直営校とフランチャイズ校では店舗数にも圧倒時なさがあります。
神奈川県の河合塾の校舎は54校あります。その中で映像授業をメインに扱う河合塾マナビスは48校にのぼります。
またその中でもフランチャイズ校と呼ばれる物が約40校を占めており、神奈川県では80%がフランチャイズ校となっています。
東京都内ではここまでの差はありませんが、地方に行けば行くほど直営校の数は少なくなっていく傾向にあります。
8割がフランチャイズとなると直営店の方が珍しいように思うのじゃ!
既存の予備校と合体パターン
河合塾マナビスのフランチャイズの多くは既に自社の予備校として運営しており、新しく映像授業を始めるに至って河合塾マナビスの映像を使用していたりします。
つまり、今までの既存の予備校の授業スタイルに追加オプションとして河合塾マナビスを使用することで、生徒をより多く集めることができるということです。
これは、東進ハイスクールのフランチャイズである東進衛星予備校と同じスタイルであるといえます。
地方の河合塾と都心の河合塾
直営校とフランチャイズ校の違いを紹介してきましたが、地方に行くほどフランチャイズ校が多くなっているなかで、地方の校舎と都心の校舎ではどのような違いが生まれるのでしょうか?
ここからは地方と都心の河合塾の違いについても紹介していきます。
地方のフランチャイズ校の講師
地方のフランチャイズ校の指導方法は基本河合塾の講師の映像授業がメインとなっていますが、アドバイザーなどの質は塾のある地域や場所によって大きく変わります。
いくらプロ講師の映像授業といってもアドバイザーなどの塾生の質問に応える講師は都心の直営校と地方フランチャイズ校では経験や実績が全く違っています。
地方でも直営校では河合塾のプロ講師が在籍していることが多くフランチャイズ校に比べると講師の質は高くなる印象です。
また地方の校舎によっては大学生がアドバイザーになることもあり、直営校のプロ講師と比べるとどうしても見劣りしてしまいます。
もちろん中には質の高い講師を揃えた地方の校舎もあるとは思いますが、地方にいけば行くほど講師の質が低くなりがちです。
やはり直営校の講師の方が経験豊富になりがちなのじゃ!
受講できる講座の種類
地方の校舎ではフランチャイズ校だけでなく、直営校でも受けられる講座の種類が都心の直営校と比べると少なくなっています。
これは地方の直営校の口コミですが、「受けたい講座が通っている校舎では受けることができなかった」など講座の種類数に不満があるようなものもあり、やはり地方の校舎ではフランチャイズ校だけでなく直営校でも受けられる講座数が若干少なくなっています。
しかし地方の校舎でも映像授業のマナビスではフランチャイズや直営にかかわらず好きな講座を受講できるようになっています。これはマナビスの強みでもあります。
河合塾マナビスの強み
ここまで地方の校舎が都心の直営校に比べると少し劣っている部分を紹介してきましたが、ここからは地方の河合塾・河合塾マナビスの強みを紹介していきます。
レベルの高い映像授業
アドバイザーの質は都心の直営校に比べると劣ってしまうかもしれませんが、地方で河合塾のプロ講師の授業を受けられるのは十分に強みでしょう。
地方ではプロ講師と呼ばれる人があまりいないでしょう。その中で映像授業にはなりますが、勉強を教えるプロの授業を受けることができるのは魅力的でしょう。
講義の抽選もれなどがない
河合塾では、直営校の人気講師の講座となると受講したい塾生が非常に多く、時には抽選受講などになり、抽選もれした場合には受講することができなくなります。
また講座の時間も決まっているためどうしても通塾できない用事がある時にはあきらめることしかできません。
しかしマナビスでは映像授業なので抽選もれなどの心配はなく受講したい講座を確実に受講することができます。
人気の講師の授業でも映像授業なら講義を受けられないことがないので、その点は安心できるのじゃ!
河合塾のフランチャイズ校まとめ
ここまで河合塾のフランチャイズ校の特徴や直営校との違いを紹介してきましたがいかがでしたか?
直営校は非常に魅力に見えてきますが、地方のフランチャイズ校にも河合塾の魅力が詰まっていたのではないでしょうか?
地方の河合塾に入塾する方は直接河合塾が経営している塾なのかも少し気にしてみるのも良いかもしれません。
もちろんフランチャイズ校だから指導方法が悪いなどということはありませんが、直営校が生徒1人1人に向き合った素晴らしい指導なので多少のギャップは感じてしまう校舎もあるかもしれないので、地方の塾選びは体験授業などでしっかりと塾の本質を見てからの方が良いかもしれません。