駿台のカリキュラムは最多?
駿台予備校はそもそも中堅大学から超難関大学受験生向けの予備校です。
昔から言われているように、若干ではありますが理系教科の教育に力を入れていることがカリキュラムからうかがえます。
今回取り上げない高校1年生と高校2年生のクラスでも4コースずつあり、そこからコースが細分化されるため、駿台のコース・カリキュラム数が他のどの予備校に比べても非常に多いことが分かりますよね。
現役生が選べる授業はどれくらい?
コース・カリキュラム選択肢の広い駿台。そこに通う受験生が選ぶことのできる授業は一体どれくらいあるのでしょうか?
高校3年生を対象として設置されているコースを大きく分けると4コースあります。その中でも国公私立の区分や志望大学のレベルによってさらにコースが変わります。
最難関大学を志望校とするとしても、現在通っている高校が中高一貫校であるか否かでもコースが変わるため、よく情報を収集してくださいね。
数えるのが難しいと判断したのだよ。詳しく知りたいのなら、駿台のパンフレットなりサイトなりを見ることをお勧めするね。
Sαレベルは最難関大学と医学部受験向け
Sα最難関スーパーαレベルはいわゆる最難関の大学、医学部の合格を目標とするコースです。
他のレベルのコース展開に比べると、非常に選択肢が多くレベルが高い授業が早くから展開されるので、このコースは基本的に授業の進行の早い中高一貫校の生徒や各科目の成績上位者を対象としています。
早くから最難関大学入試レベルの問題に取り組み、最難関大学の現役合格に必要な学力を確固たるものにするため非常に高度な授業が展開されています。
個別指導コースや映像授業コースとの併用で、苦手科目・分野の確実な克服を行いより一層志望校合格へ向け学習することができます。
Sレベルは難関国公私立と医学部受験向け
S難関スーパーレベルは基本的に早慶上智大などの難関大学と医学部を目標とするコースです。医学部受験に必要な5教科と論文系の授業を取ることができます。
授業自体のレベルが高いため、基本的に基礎学力がしっかりとある成績上位者を対象としています。隅々まで難関大の入試問題を分析し作られた問題に取り組み、難関大学の現役合格に必要な学力を持つことができます。
A標準レベルは難関から最難関まで幅広く
A標準スタンダードレベルは難関国立大や早慶上智、GMARCHなどの難関私大を目標とするコースです。
4教科の授業に加え論文系の授業を取ることができ、ベーシックと同様に基礎を固めたうえで大学入試に対応できる応用力と実戦力を高めていきます。
筑波大学・千葉大学を志望校とする場合は演習プラスコースを選択することができるため、志望校に向けたさらなる学習が可能です。
B基礎レベルは中堅国公私立大学受験向け
B基礎ベーシックレベルは中堅どころの国公私立大学を目標とするコースです。英語・数学・国語の3教科の映像授業と論文系の授業を受けることができます。
教科書程度のレベルの基本を徹底的に学習して基礎を固め、大学入試に必要な学力の土台を作ります。
映像授業ですので自分のスピードで勉強できるため、ベーシックに加え他の授業を選択し、より効率的かつ効果的な学習が可能です。
現状自分がどのレベルにいるのか、しっかりと判断することが大事だとよくわかるだろう?自己分析、そこから受験が始まるのだよ。
浪人生が選べる授業はどれくらい?
現役受験生と比べると、圧倒的に受験勉強に打ち込める時間の長い浪人生。
駿台予備校の浪人生向けのコース設定は、選択肢の幅広い現役生に比べてもさらに選択区分が多く、理系コース22、医系12、文系13とかなり多いです。
現役生は途中からの進路変更ができるコース区分でしたが、浪人生の場合は理系は理系、医系は医系と首尾貫徹のコース区分に思えます。
理系コースは22コースから!
理系コースの中でも、国公立大学・私立大学の区分に加えて志望校のレベルごとに分かれています。
国公立大学志望だけで15のコースに、私立大学志望だと7つのコースに分かれており、校舎によっては設置されていないコースがあります。ですので、地域別のパンフレットをよく読み込む必要があります。
目標大学ごとに細やかにコース区分があるため、志望校を確実にしたうえで自分がどの程度の学力を持っているのかしっかりと把握しておきましょう。
大学のレベルごとの区分に加えて、演習プラスコースやセンター強化などそれぞれの細分化が図られているコースがあります。例えばハイレベル国公立大理系コースだと、9つの区分があります。
大まかに基礎を強化するコース、センターを強化するコース、大学ごとに演習をするコースに分かれているため、しっかりと情報を収集する必要があります。
医系コースは12コース!
医系コースは、国公立大学志望が5コース、私立大学志望が7コースに分かれています。
主に旧帝大のような最難関大学を目標とするスーパー、中堅~難関大学の医学部を目指すハイレベル・ベーシックで区分されていて、スーパーではセンター強化・演習プラス・大学ごとの演習とさらに細分化されます。
私立大医学部だと大まかな区分は国公立と変わりませんが、prmコースというコースがあります。このコースは専用のプログラムが非常に充実しており、特に夏期・冬期の専用指導が魅力的なコースです。
やはり地域ごと、校舎によって設置コースが分かれています。志望校によっては非常に校舎が遠いという場合もあるようです。
文系コースは13コース!
文系コースは国公立大学志望が9コースあります。
理系・医系とは違いスーパー、ハイレベル、筑波大、千葉大のコース設定となっていて、より志望校対策を主として学ぶような印象があります。
筑波大文系・千葉大文系は東京都内にはないコースで、東京都内の校舎で両大学を志望校とするなら難関国公立大文系・ハイレベルのいずれかを選択する必要があります。
私立大学志望だと4コースで、スーパー、ハイレベル、ベーシックのコース設定となっています。
早慶上智はスーパー、GMARCHならハイレベルかベーシックというような区分ですので、理系・医系に比べるとかなりコース選択がしやすいかと思います。
また、コースが設置されている校舎も首都圏の場合はかなり多いので授業も組みやすいような印象です。
まとめ
現役受験生と浪人生にむけて駿台予備校が展開しているコースについて紹介しました。
現役生向けでも浪人生向けでもどちらもコース選択の幅が非常に広く、そのうえ生徒自身の習熟度と志望校合格への確固たる意思が求められます。
特に難関大学以上を受験するには、基礎学力が確実に定着していることが条件ですので、早いうちから受験勉強をスタートする必要があります。
もし出遅れてしまったとしても、遅れを取り戻すための多大な努力と熱意が大切なのかもしれませんね。