駿台は高い?現役と浪人の料金比較
さて、今回大まかに計算した駿台の学費は、一括で払う場合の入学金と授業料を合わせた額です。
駿台の学費の納入は、分割納入か一括納入か選ぶことができます。
学費は50万円をゆうに超えてしまう非常に大きな金額ですので、どうしても一括で支払うのは難しいですよね。
そこで大抵の予備校生は分割納入を選択しますが、分割納入の場合だと入学の段階で支払う金額は入学金と初回授業料を足した金額になります。2回目以降の授業料は各コースの授業料×3の金額です。
分割納入でも一括納入でも金額は変わらないのだから、無理のない支払方法をしっかり検討するのだよ。
高校3年生が国立医学部を目指すと?
駿台予備校には武田塾の医進館や河合塾の医進塾、東進の医学部特進コースのように医学部を目指すためだけのコースがあるわけではないので、高校生の段階では志望校の受験で必要な教科の授業を入試難易度に対して適切なレベル設定で選びます。
医学部の受験は、5教科7科目のセンター試験に加えて3教科4科目(4教科5科目の場合もある)+面接の二次試験を受験する必要があります。
もしも金銭に余裕があるとして、取れる科目を限界まで取ると入学金である3万円に授業料を合わせ約61万円。
夏期講習・冬期講習を受講するのであればさらに金額は高くなりますし、個別指導や映像授業のコースを取るのであれば尚のことです。
浪人生が国立医学部を目指すと?
現役の受験生とは違い、浪人生クラスは比較的分かりやすい料金体系です。
医学部志望であれば選択肢は医系コースとメディカル系特別指導コースの2つがあります。
医系コースは約57万円と学費こそ比較的安いですが、多大な努力が必要ですし医系コースの授業だけではカバーしきれないので、取る授業を増やすことを前提としている面があります。
必要な授業等を増やしていくとさらに金額は大きくなるので、もう一つの選択肢を選んだほうが結局はいいのかもしれません。
医系コースとは違い、特別指導コースはトータルの時間で料金が決まります。
100hで約97万円、150hで111万円と金額こそ高いですが、指導時間が長く取られているので集中的に志望校を目指すことができます。
初めから指導時間が決まっているほうがいいのか、自分で付加していくほうがいいのかは好みや学習計画によるためよく考えたうえで決めるべきですね。
駿台がとびぬけて高い訳では無い?
ここまで駿台内での比較を主に行っていましたが、そもそも予備校自体が多大な学費がかかるもの。
他の予備校の学費と比べて、駿台だけが飛びぬけて高い学費なのでしょうか?
ここでは、駿台予備校に加えて河合塾、東進ハイスクールなど有名どころの学費が大体いくらぐらいなのか比較してみようと思います。
予備校の料金体系はかなり複雑ですし、駿台予備校のように地域や校舎によって料金が大きく変わる予備校もあります。
この料金は国立大医学部受験生という条件で計算しているのだよ。つまり適切ではないかもしれない、ということだ。
はっきりした金額が知りたいなら、駿台サイトで自分の進路で計算することだね。
河合塾と比べると?
駿台と合わせて双璧をなす河合塾。河合塾で高校3年生が医学部を目指して授業を取ると一体いくらくらいになるのでしょうか?
医学部の受験は、5教科7科目のセンター試験に加えて3教科4科目(4教科5科目の場合もある)+面接の二次試験を受験する必要があります。
すべての教科分の授業を受けると、河合塾の学費は約66万円になり、それに加えて夏期・冬期の講習が加わります。
単純な学費の計算では、現役生の場合だとむしろ河合塾のほうが駿台よりも高くなりますね。
東進ハイスクールと比べると?
近頃メディア露出が増え、知名度がうなぎ上りの東進ハイスクール。駿台・河合の条件と合わせて計算してみると、約60万円ほど。
単純に学費を計算しただけでは、東進の学費は先の2校と比べると一番安いことになります。しかし、駿台・河合には「医学部受験を行うための授業」がありましたが、東進の場合は明確に志望校に向けた授業があるのかは、ホームページの段階だと見ることができません。
志望校対策講座や、医学部受験のためのプログラムもあるようですので、そちらを加えた料金だとさらに学費が高くなってしまうことが分かります。
割引を上手に活用しよう
家族が駿台に在籍していたり、講習や模試等に参加したことがあると、入学金が半額もしくは全額免除になる場合があります。3万円から1万5千円の免除はかなり大きいですよね!
他にも、割引ではありませんが、友達や先輩後輩を通じて入学すると、紹介者と入学者の両方に図書カードがもらえます。2000円分の図書カードは出費がかさみがちな受験生にはとても嬉しいですよね。
まとめ
駿台予備校の学費について、現役生・浪人生の比較に加えて他の予備校の学費とも比較しました。
単純な計算だと駿台・河合・東進のうちで、河合塾が約66万円と最も高額で、次いで>駿台の約61万円、最も安い東進が約60万円という結果でした。
しかし、この金額に加え夏期・冬期の講習の費用や予備校によっては合宿があったり、施設使用費のようなものが加わる場合があります。
それらの金額を合わせると、どの予備校でも結局は70万~100万程の出費は確実です。
つまり、受験のために予備校に通うのであれば、金額よりも講師の質や自分に授業が合うのかで判断したほうがいいということが分かります。