「テスト勉強が間に合わない!!」「宿題が終わらない!!」と切羽詰まると選択肢に入るのが「徹夜」です。
学校で「…俺今日徹夜したんだ」と言うと英雄視される傾向がありますが、実際体への影響はどのようになっているのでしょうか。
今回は徹夜による勉強効率や健康への影響、徹夜のコツに焦点を当ててご紹介します。
正しい勉強方法を知りたい方は必見です。
徹夜することのメリット
たくさんある徹夜のデメリットをご紹介する前に、まずは明るい話をしておきます。
数少ないメリットにはどのようなものが挙げられるのでしょうか。
メリット①:勉強が確実に進む
これが出来ていなければ徹夜する意味はゼロですが、時間をかけることで着実に勉強や課題は前に進みます。
日中遊んでしまって余裕がなくても、「夜の時間を全て捧げて終わらせる!」と覚悟を決めた事のある方は多いのではないでしょうか。
ちなみに現役大学生の筆者は、深夜になってもレポ―トが進まず結局寝られたのは朝7時だったというトラウマ級の経験があります。
メリット②:達成感・全能感が得られる
人間にとって最も欠かせない睡眠を生贄にして課題をするわけですから、それが終わった時にはとんでもない感覚に包まれることになります。
その時に感じられる達成感や多幸感、「今なら何でもできる!」という全能感は筆舌に尽くしがたいものです。
傍から見れば狂人かもしれませんが、本人はそれどころではないので徹夜明けの人を見てもそっとしておくのが吉と言えます。
徹夜のデメリット
読んでいる方も何となく想像がついているかもしれませんが、徹夜にはたくさんのデメリットがあります。
既に徹夜の弊害を感じている方もいらっしゃしゃるかもしれないため、ぜひご覧ください
デメリット①:長期記憶が出来ない
記憶というのは、眠っている間に脳に定着すると言われています。
そのため中間テストの前日に徹夜すればその試験は乗り切れますが、期末時にはもう一度勉強する羽目になるのです。
また、徹夜をしてしまうと体力を回復できないため、脳の知識の引き出しを開ける力が低下します。
徹夜した後にテストに臨むことは、非常にリスキーな行動と言えるでしょう。
デメリット②:体調不良の原因に
睡眠には体の調子を整える作用があるため、徹夜をしてしまうと頭痛といった症状を引き出してしまうかもしれません。
他にも一時的な視力の低下や体力低下など様々な問題の種になってしまいます。
また人間の体は寝ている間に成長するため、筋肉や身長の発達を妨げることにも繋がるでしょう。
一日ならともかく数日間連続で徹夜を続けてしまうと、かなり大きなデメリットになること間違いなしです。
デメリット③:生活リズムが壊れる
テストの1日前だけ徹夜をするのであればそこまで問題ではありませんが、徹夜が常態化すると新たな問題が浮上します。
その問題とは、昼夜逆転です。
「夕方、夜に起きて朝寝る」といった生活リズムが定着してしまうと体内時計が狂い、皆さんの学校生活に支障をきたす可能性が大きくなってしまいます。
実際、筆者の知り合いが夏休み中に昼夜逆転してから戻ってこれずもう一度高校2年生をやらなければならなくなったため、かなり深刻な問題と言えるでしょう。
上手な徹夜のコツは?
上記のようなデメリットがあることから、徹夜はしないほうがいいということが分かっていただけたでしょうか。
しかし、それを承知で徹夜をしなければならないタイミングもあるでしょう。
そこで、ここでは上手い徹夜のコツをご紹介します。
多少の仮眠を取る
翌日へのダメージを和らげるコツとして第一に挙げられるのは、徹夜中に多少の睡眠を取ることです。
10~30分ほどの適度な長さで眠ることによって、眠気を覚ましながら集中力を続けることが出来ます。
誰かと話しながら勉強する
自分が徹夜することが決定した場合、まずは周りで似た境遇の人を探すようにしましょう。
徹夜中に眠気を感じないようにするコツは、人と話し続けることです。
相手は既に仲の良い友達でも顔見知り程度のクラスメイトでも構いません。
より親密度を上げるチャンスと考えて、積極的に徹夜仲間を探すようにしましょう。
カフェインを摂取する
眠気を飛ばす飲み物として頼ってしまいがちなコーヒーなどのカフェインを使うというのも1つの手です。
ただ必ず注意してほしいのは、飲み過ぎてしまうとカフェインが効かなくなるという点。
徹夜を上手く突破するコツは、適度な量と付き合い方です。
体を壊しては元も子もないため、身体には安全な方向で行きましょう。
徹夜した時のリカバリー方法は?
徹夜明けの一日は、まさに地獄と言っても差支えないほどの睡魔に襲われるでしょう。
そこで、ぜひ下記のことを試してみるのをお勧めします。
- まず朝日を浴びて体内時計をバグらせる
- 昼寝をして少しでも睡眠ととる
- 夜は早めに寝る
これらのことをして積極的に生活リズムを元に戻せば、通常の生活に戻るのは簡単です。
徹夜をしてしまった日は必ずこれを守って、早く人間らしい生活に戻りましょう。
そもそも徹夜をしないためには?
「徹夜のコツ」という今回の記事ですが、そもそも徹夜なんてものはしないのが一番です。
自分の体調を犠牲に無理をするのではなく、常日頃から少しずつ勉強を進めておけば何の問題もありません。
解決法①:自分で勉強計画を立てる
これが出来ていれば誰も苦労しません。
非常にハードルの高いこの解決法ですが、現状で既に実践できている方は独学でもかなりハイレベルな大学へ合格できる素養があると言っても間違いないでしょう。
解決法②:予備校に入る
自分で勉強できないならどうするかというと、もう人に徹底管理されるしかありません。
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まだ予備校に通ったことのない方も、以前通っていた方もぜひ一度ご覧ください。
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その多くがポイントとして挙げているのが、充実した生徒の進度管理です。
受験のプロである講師が学習コースや進捗を全て作成してくれる予備校が多いため、生徒は勉強に全力で集中できる環境が整っています。
徹夜で苦い経験をしたことのある方は、ぜひ前向きにご利用をご検討ください!
まとめ|徹夜のコツは?
今回は、徹夜の副作用やダメージを抑える方法などをご紹介しました。
「時間ができる」という大きなメリットのある徹夜ですが、実際はデメリットの方が大きいということは気づいていただけたでしょうか?
テストなどの日程が迫ってくると焦ってしまう気持ちは分かりますが、やはり普段のうちから勉強を進めておくことは非常に重要です。
「自分で勉強ペースを管理でいないかも…」と少しでも感じている方であれば、ぜひ予備校への入学をご検討ください!