受験シーズンといえば冬ですが、河合塾では冬期講習とともに直前講習を開講しています。
12月下旬からスタートする冬期講習では講義・演習形式で今までに習った知識の総復習を行います。
それでは、直前講習ではどのようなことをするのでしょうか。
直前講習では予想問題を軸としたテストゼミと、その問題の解説を行います。
今回は、直前講習の特徴や受講講座の選び方・受講料・受講するメリットなどについて、わかりやすく解説します。
河合塾直前講習とは?講習の特徴を紹介
河合塾直前講習とは、入試直前の時期に実施される短期集中型の講座で、冬期講習とセットで受講することで、万全の入試対策となります。
まずは、講習の形式や講座のラインナップ・講習で使用するオリジナルテキストについて解説します。
短期集中型の講座
直前講習の対象となるのは高3生・既卒生で、いずれも受験直前の生徒です。
直前講習の実施時期は1月上旬から2月中旬で、1講座90分×4講で構成されるテストゼミ形式を採用しています。
テストゼミ形式とは、試験時間と同じ時間で予想問題を解き、その後に講師による解説を行う授業形式のことです。
受験直前の最後の総仕上げですので、本番に向けた絶好の練習となるでしょう。
講座ラインナップが豊富
直前講習は大きく分けて以下の4タイプです。
・大学別対策講座
・総合講座
・テーマ講座
共通テスト本番突破テストでは、試験本番と同一時刻に予想問題を解き、本番同様の緊張感をもって試験に挑みます。
共通テストは長文問題も多く、時間との戦いという側面があるため時間配分を確認するうえでも非常に重要な演習となります。
大学別対策講座では、東大をはじめとする旧帝大や一橋大・各地区の上位大学の過去問をもとに作成した志望大学別の予想問題を解きます。
総合講座は各科目別の演習がメインとなっている講座で、入試本番に向けた最後の調整を行いテーマ講座では分野・テーマごとに出題される独特な問題の対策を行います。
どの講座も入試直前の確認として非常に重要な内容を扱っていますので、受講する価値があるでしょう。
大学入試でも出題された河合塾のオリジナルテキスト
河合塾は、受験に関する大量のデータを蓄積してきた予備校で、2023年度の入試でも多数の問題を的中させてきた実績を持っています。
各大学の入試問題に精通した河合塾の講師が、最新のデータに基づいて作成したテキストですので、2024年度以降も的中精度が高いと期待できます。
問題構成や分量・難易度などもしっかり織り込まれていますので、本番にかなり近い問題を事前に体験できるでしょう。
河合塾直前講習|受講講座の選び方
直前講習は、その名の通り大学入試の直前に実施される講習という事もあり、時期も時期だけに自分に最も必要な講座を選びたいところです。
ここでは、直前講習の受講講座の選び方を解説します。
共通テスト対策講座
共通テスト対策講座は、ほぼすべての受験生が受ける共通テストのテストゼミです。
先ほども触れましたが、共通テストで重要なのは試験問題を解くための時間配分です。
問題の難易度は、それほど難しくないですが、限られた時間内に課題文をしっかり処理しなければなりませんので、解く時間を体で覚える必要があります。
河合塾の共通テスト対策講座は、本番と全く同じ時間割で実施されるため、時間間隔を身につける最高の練習となるため、よほどのことがない限り受講しておきたい講座となっています。
大学別対策講座
大学別対策講座は、特定の大学を受験する人が受ける講座です。
旧帝大や上位私大は、一般的な大学と異なった問題を出題する傾向があるため、各大学の出題傾向に応じて解答する経験を積んでおかなければなりません。
大学別対策講座のラインナップを見て、志望校の講座が開講されていたら積極的に受講し、問題形式に慣れておくべきです。
河合塾直前講習|受講料と受付締切日
ここまでは河合塾の直前講習の特徴や講座の選び方について解説しましたが、直前講習に興味を持った方の中には費用やいつまでに受付を済ませればいいのか気になる方もいるかと思います。
以下では河合塾の受講料と受付締切日についてまとめているのでぜひチェックしてみてください。
受講料
直前講習の受講料は1講座(90分×4講)単位で決まっています。
河合塾の塾生は1講座15,000円、一般生の受講料は15,400円です。
1日完結の共通テスト本番突破テスト講座は塾生7,300円、一般生7,600円です。
このほかに、東大本番プレテストや京大本番プレテストなどがあり、別途料金が設定されています。
受付締切日
直前講習の新規・追加の締切は2024年2月11日です。
変更や取りやめは2024年1月13日締切ですので注意しましょう。
河合塾直前講習を受講するメリット
直前講習が、本番直前の最終確認として有効であることがわかりました。
それ以外に、河合塾で直前講習を受けるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
4つのメリットを紹介します。
不明点をすぐに質問できる
1つ目のメリットは不明点をすぐに質問できることです。
授業で解いた問題についての質問だけではなく、自習していてわからなかったことや勉強方法などについても質問できます。
疑問点をその日のうちに解決できるのは大きなメリットといえるでしょう。
自習室が利用できる
2つ目のメリットは自習室を利用できることです。
河合塾は設備の面でもかなり充実しており、直前講習を受講すると生徒専用の自習室やラウンジなどの設備が利用できます。
終日、河合塾の校舎の中で勉強する生徒もいるほど自習室の評価は高いです。
チューターに進路相談ができる
河合塾には進路指導のプロであるチューターが所属していて、最新の入試動向や大学情報に精通していますので、進路について迷ったときに相談することができます。
講習に関することだけではなく、進路や学習計画についてのアドバイスももらえます。
情報ステーションを活用できる
河合塾内には「情報ステーション」という受験情報が集められた場所があります。
直前講習を受講している生徒は、情報ステーション内にある受験情報誌や大学案内・過去問を自由に活用できます。
河合塾直前講習に関するよくある質問
大学受験直前に実施される直前講習ですが、塾生以外の人から見ればわからないことが多いかもしれません。
そこで、今回は直前講習に関するよくある質問をQ&A型式で4つ取り上げたので、直前講習の受講を検討している方はぜひ参考にしてください。
講座の追加や変更は可能ですか?
可能です。
ただし、追加・変更は期限が定められていますので、それまでに変更しましょう。
2024年度であれば、追加期限は2月11日、変更・取りやめの期限は1月13日です。
受講前のテストはありますか?
ありません。
受講講座を決めたらインターネットでそのまま申し込めます。
予習は必要ですか?
必要ではありませんが、直前講習を受講する前に予習することをおすすめします。
これは河合塾の直前講習に限った話ではありませんが、勉強をする際は事前に予習をしておくと理解度を高めやすくなります。
効率よく受講したい方は、最低でもどの範囲を受講するのか目を通しておくと良いでしょう。
また、小論文などの講座は事前の課題提出が必要な場合があります。
教材はいつ頃届きますか?
冬期講習・直前講習の教材は12月上旬から、順次発送されます。
発送タイミングは入金確認後となります。
河合塾直前講習の特徴は?|まとめ
今回は河合塾直前講習の特徴をまとめました。
直前講習は、何かを新しく学ぶというよりも、それまでの受験勉強の最終チェックという色合いが強い講座です。
河合塾が集めてきたデータから作られた共通テストや各大学の予想問題を解くことで、知識の穴を効率よく埋めていきます。
本番とほぼ同じような環境で問題を解き、時間配分を体感しつつわからない部分を見つけ出すのが、直前講習の最も良い利用方法ではないでしょうか。