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受験勉強中の集中力キープ法!糖分を上手に使って効率を上げる方法とは?

2025年05月12日 2025年04月18日

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受験勉強において何よりも重要なのは「どうやって集中力を持続させるか」という点で、同時に最も難しいポイントでもあります。

そんな集中力の持続に欠かせないのが、糖分です。

アスリートやプロ棋士が試合中に甘い物を口にして、集中力を高めているシーンを見たことがある方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、糖分の効果や、集中力を高める最適な摂取方法、注意点などについて解説していきます!

糖分を上手に使って受験勉強を有利に進めていきましょう。

勉強中に糖分はなぜ必要?効果やメリットを解説

勉強 糖分

そもそも、なぜ勉強で集中したい時に糖分が必要なのでしょうか?

実は、集中力をつかさどる“脳の働き”と”糖分”は密接な関係があるのです。

ここからは糖分と脳の関係や、糖分を摂取することによる効果やメリットを解説していくので、勉強中に集中力が続かない人は参考にしてみてください。

糖分は脳にとって最も大事な栄養源

人間の脳はブドウ糖と呼ばれる糖分を主なエネルギー源としています。

脳のエネルギー消費量はすさまじく、人間が1日に消費するエネルギー総量の約20%は脳のエネルギー消費です。

糖分が不足すると脳がエネルギー不足になってしまい、集中力が続かなくなったり、ボーっとしてしまうので、そうした事態を防止するために勉強中は定期的な糖分の摂取が必要になります。

糖分は快楽ホルモンや幸せホルモンを分泌する

糖分の効果は集中力を高めるだけではありません。

甘い物を食べると、「βエンドルフィン」「ドーパミン」「セロトニン」といった快楽ホルモンや幸せホルモンが分泌されます。

これらのホルモンにはストレス緩和やリラックス効果があるため、糖分を摂ることで勉強で蓄積した疲労を回復することができます。

糖分を摂取するデメリットや注意点

勉強 糖分

糖分は勉強中の強い味方になる反面、誤った摂取の仕方をしてしまうと、逆に眠気や集中力切れの原因になってしまいます。

そのような事態を防ぐためにも糖分を取るデメリットや注意点を把握することは重要です。

ここからは勉強中に糖分を摂取する際の注意事項などをご紹介していきます。

1度に大量の糖分を摂取するのはNG

一度に多くの糖分を摂取すると、急激に上がった血糖値を下げるためにインスリンと呼ばれるホルモンが大量に分泌されるので注意が必要です。

インスリンが大量に分泌されると、糖分を摂取する前よりも血糖値を下げてしまい、低血糖になります。

血糖値が下がると、集中力の低下や脱力感、疲労感の症状を引き起こすため、勉強中の糖分摂取は適度な量に留めておくことにしましょう。

依存症にならないように注意が必要

先述の通り、糖分には快楽ホルモンを分泌させる効果があります。

「甘いものを食べる」など快楽ホルモンが大量に分泌される行動をすると、脳はその行動を記憶して繰り返したくなるのですが、実際に繰り返していると依存症になってしまうこともあるので注意が必要ですのです。

糖分はお酒や薬物と同じように依存性を持っており「マイルドドラッグ」と呼ばれることもあります。

もちろん依存性はそれほど高いわけではありませんが、摂取しすぎると健康を害する可能性もあるので、適切な量・頻度で摂取することを心がけましょう。

勉強の集中力を高める糖質のとり方は?

勉強 糖分

前述の通り、勉強の集中力を高めるためには、糖分摂取を適切な方法で行う必要があります。

ここからは、そんな”糖分の摂取方法”について、糖分の摂取量の目安やオススメの摂り方などをそれぞれご紹介していきます。

正しく糖分を摂取して快適に勉強しましょう。

勉強中に摂取してよい糖分の目安

糖に対する身体の反応の度合は人によって大きく異なるため、適切な摂取量は一概には分かりません。

ただ、一般的に勉強1時間で約100kcalが消費されると言われており、この値を目安に糖分を摂取するのが良いでしょう。

身近な食べ物としては、お茶碗1/2弱のご飯、チョコレート小6かけ、大福もち小1個、アイスクリーム1/2~1/3などが約100kcalですので参考にお役立て下さい。

集中力を高めるには低GIの食べ物がオススメ

先述の通り、勉強中に糖分を取る際の注意点の1つが、急激な血糖値の上昇・下降による低血糖状態です。

そのため、勉強中の糖分摂取は血糖値の上昇がゆるやかな低GIと呼ばれる食品で行うと効果的です。

低GI食品はバナナやリンゴ、プリンなど休憩中に手軽に食べられるものも多くあるので、以下を参考に、勉強中の摂取に適したものを探してみてください。

主食類 玄米、そば、全粒粉パスタ、全粒粉パン
果実類 グレープフルーツ、りんご、梨、いちご、桃、オレンジ、バナナ、ぶどう
野菜・イモ類 トマト、きゅうり、ブロッコリー、さつまいも
お菓子・間食系 ゼリー、無糖ヨーグルト、プリン、チーズ、ナッツ類、シュークリーム、

勉強中の糖分摂取にオススメな食べ物をご紹介

勉強と食べ物

ここまで勉強の集中力を上げたいのなら糖分を摂るのがおすすめだと解説してきましたが、具体的にはどのような食べ物が相応しいのでしょうか。

最後に低GI食品以外で、勉強中の糖分摂取にオススメな食べ物を3点ご紹介していきます。

糖分摂取にプラスαの効果で勉強を後押ししてくれるオススメ食品をまとめましたので、ぜひ参考にしてみて下さい!

カカオ含有量の多いチョコレート

チョコレートの原料であるカカオには、「カカオポリフェノール」という成分が含まれています。

カカオポリフェノールは、BDNF(脳由来神経栄養因子)と呼ばれる記憶の形成に関わる脳内物質を活性化し、知識の定着率を高めてくれる成分です。

またカカオには、幸せホルモンセロトニンの分泌を促す「テオブロミン」と呼ばれる成分も含まれており、リラックス効果もあるとされています。

ただしミルク・ホワイトチョコレートなどは糖分が過剰に含まれているため、勉強中に摂取するチョコレートはビターチョコレートなど“砂糖が少なくカカオの含有量が多いもの”を選ぶようにしましょう。

ラムネ

通常、スイーツや果物に含まれる糖分は一度分解されてからブドウ糖として脳に送られます。

一方、ラムネは商品にもよりますが90%近くがブドウ糖で構成されており、食べてすぐに脳のエネルギーとして使用されます。

吸収が早い分、血糖値が上がりやすいというデメリットはあるものの、量に気を付けて摂取することで即時性のある集中力ブースト食品として活躍してくれるでしょう。

グミやガム

野球選手がよくガムを噛んでいるように、咀嚼には脳を活性化して集中力を高める効果があります。

勉強の片手間で簡単に食べられるというメリットもあるため、グミやガムなどのおやつも勉強中にオススメです。

勉強に行き詰ったら、予備校に通おう

「勉強中食べ過ぎて眠くなってしまう」「勉強の集中力を維持できない」といったような方は予備校へ通うのがおすすめです。

当サイトでご紹介している四大予備校のような大手予備校には優れた講師陣と学習環境が揃っており、志望校や現在の学力に合わせて適切なサポートが受けられます。

予備校へ通うことのメリット

  • トップレベルの講義
  • 受験知識に精通した講師
  • 優れた自習環境
  • オーダーメイドでの生徒サポート

講義以外のタイミングでも自習室を解放している予備校も多く、糖分で頭をブーストさせるよりもより効率的に勉強が進むのではないでしょうか。

また無料で受講相談が受けられる校舎も少なくないため、少しでも予備校に興味を感じている方は下記の記事をご覧になってみてはいかがでしょうか。

まとめ|糖分を摂取すると勉強の集中力が高まる?

今回は勉強中の集中力を高める糖分の活用方法や、オススメの摂取方法についてご紹介しました。

糖分は脳のエネルギー源として集中力を向上させてくれるだけでなく、ストレスの軽減効果もあるため、勉強中は積極的に摂取したい栄養源です。

一方、急激な血糖値の上昇は眠気や頭痛などを引き起こす原因にもなりますので、適切な量・頻度の摂取や低GI値食品の活用を意識しましょう。

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