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大学受験の面接って?マナーやよく聞かれる質問についてご紹介!

2025年07月01日 2025年04月18日

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大学受験には学力を測る筆記試験だけでなく、面接形式によって人間性や学ぶ意欲を評価される試験も存在します。

大学受験の面接とは、志望理由や自己PRなどを通して受験生の考え方や人物像を確認する重要な選抜方法です。

そこで今回は、大学受験の面接はどのようなものなのかマナーや流れ、聞かれる質問などをご紹介し、当日の対策に役立つ情報をお届けします。

大学受験で面接を受ける予定がある方は、本記事を参考にしてしっかりと準備を整えておくことをおすすめします。

大学受験の面接って?

面接を受けている制服を着た男女の学生

大学受験には学力を測る筆記試験に加えて、受験生の人間性や意欲を評価するために面接試験が実施される場合もあります。

この面接とはどのような試験形式なのか気になる方も多いと思いますが、まずは大学受験の面接とは何かについて詳しく紹介していきます。

大学受験の面接とは、総合的に受験生を評価するために実施される試験方式であり、学力では測れない内面や適性を見極めるために行われています

大学受験の面接の種類

一口に面接と言っても、大学受験の面接にはいくつか種類があり、それぞれ内容が異なります。

面接について詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

個人面接

大学受験の面接の種類の1つ目が個人面接であり、面接官と受験生が1対1で行うスタイルが特徴です。

個人面接では、面接官の質問に対して1人で答える面接形式となっており、主に志望理由や自己PR、長所や短所といった個人的な内容が問われます。

自分の魅力を最大限に伝えるためには、質問への回答を明確に準備し、落ち着いて話せるように練習しておくことが重要です。

集団面接

大学受験の面接の種類2つ目が集団面接であり、数人の受験生が同時に面接を受ける形式です。

数人ずつ面接を行う形式のことで、1つの質問に順番に答えていきます。このため、他の受験生の答えを聞く場面も多く、自分の答えに集中しながらも相手に影響されない意識が大切です。

また、他の受験生が答えている時には、ただ黙って待つのではなく、聞く姿勢をしっかりと見せることが重要となります。

プレゼンテーション

大学受験の面接の種類3つ目はプレゼンテーションです。

プレゼンテーションとは、面接官に向かって事前に示されたテーマに対するプレゼンテーションを発表する形式です。

テーマには自己PRや高校時代の活動、将来の目標、社会問題を解決するアイデアなどがあります。これらを正確に理解し、制限時間内で整理して発表することが重要です。

ディスカッション

大学受験の面接の種類4つ目はディスカッションです。

ディスカッションとは、テーマについて数人で話し合う集団討論の形式のことです。

話し合うメンバーはチームとして共通の答えを導き出す必要があり、その過程に注目されています。各自の役割をしっかり果たすことが大切です。

ディベート

大学受験の面接の種類5つ目はディベートです。

ディベートとは、2つのチームに分かれてテーマについて意見を主張し合う形式です。

相手の意見をしっかり聞き、論理的に反論する力が求められるため、実践的な練習を重ねていくようにしましょう。

大学受験の面接の流れ

左上を指さしている制服を着た女の子

大学受験の面接では、緊張しやすい人ほど事前に流れを把握しておくことで、余裕を持って対応できるようになります

そこで、ここからは大学受験の面接の一般的な流れをご紹介するため、初めて面接を受ける人も安心して参考にできます。

面接の本番を控えている方や練習を始めようとしている方は、自分の状況に置き換えて確認してみてください。

控室で待つ

大学受験の面接では、まず控室で静かに待つことから始まるため、係の人の指示には従い、私語を慎み落ち着いて行動することが求められます。

この段階から面接が始まっていると意識し、スマートフォンを操作したり歩き回ったりしないよう心がけましょう。

また、足を大きく開いたり組んだりするなど、一般的にだらしなく見える姿勢は避けて、落ち着いた態度で待つようにしてください。

入室する

面接会場では、係の人に呼ばれたら入室しますが、まず2〜3回ノックして「どうぞ」と言われてからドアを開けるようにしましょう。

ドアを開けた後は、静かにドアを閉めてから中へ入り、面接官の前で受験番号と名前を丁寧に伝えることが基本的なマナーです。

入室の一連の動作も評価対象であるため、落ち着いた態度と丁寧な言葉遣いを心がけることがとても大切です。

着席する

挨拶が終わってもすぐに着席せず、面接官から「座ってください」と声をかけられてから動くようにしましょう。

「失礼します」と一言添えてから椅子に座ると丁寧な印象を与えることができ、面接の第一印象を良くすることにもつながります。

着席の際には、猫背になったりせず椅子に浅く座り、背筋をしっかり伸ばして姿勢良く座るようにしましょう。

面接開始

着席後は面接が本格的に始まりますが、明るい表情で受け答えし、視線を面接官に向けることがとても大切です。

質問には結論から答えることで、話の要点が伝わりやすくなり、面接官も理解しやすいためスムーズなやり取りが可能になります。

緊張して目が泳いだり声が小さくなったりしないように、事前に練習して本番に備えておくことも忘れないようにしましょう。

退室する

面接が終わったからといって気を抜かず、退室の場面でも丁寧な態度を心がけることが大切です。

椅子から静かに立ち上がり、「ありがとうございました」と一礼した後、ドアの前に移動してから「失礼します」と声をかけましょう。

最後まで見られているという意識を持ち、教室を出るまでしっかりとした態度を崩さないように注意することが重要です。

大学受験の面接でのマナーって?

ノートを開いて考え事をしている女の子

大学受験の面接ではマナーを守ることが非常に重要であり、受け答えの内容だけでなく立ち居振る舞いや身だしなみなども評価の対象になるため、マナーを知らずに臨んでしまうと印象を損なってしまう可能性があるため、事前に知っておく必要があります。

たとえば、丁寧な受け答えができていたとしても、服装が乱れているだけで評価を下げられてしまう恐れがあるため、細かな部分にも注意を向けておくと安心です。

このようなミスを防ぐためには、大学受験の面接におけるマナーを一通り押さえておくことが大切であり、面接を有利に進めるためにも日頃から意識しておくと良いでしょう。

服装

大学受験の面接におけるマナーの一つ目は服装であり、第一印象を左右する大事なポイントでもあるため、受験する大学に対して失礼のない服装を選ぶことが重要で、目立ちすぎず清潔感のある格好を心がけましょう。

基本的には中学や高校の制服を着用するのが一般的ですが、制服がない学校に通っている場合は、スーツや落ち着いたオフィスカジュアルのような服装を選ぶと良く、あくまで清楚で真面目な印象を与えることが大切です。

一方で、ジーンズやスニーカー、派手な柄の服や露出が多い服装は面接の場にふさわしくないため避けるようにし、アクセサリーや小物類についても華美にならないよう注意してコーディネートしましょう。

髪型

大学受験の面接において二つ目に注意すべきマナーは髪型であり、清潔感を演出するためにも前髪が目にかからないように整えたり、髪色は自然な黒にしておいたりするのが無難で、だらしない印象を与えないことが大切です。

男性の場合は整髪料で固めすぎると不自然に見えることがあるためナチュラルなスタイルに整えるのが望ましく、女性の場合は髪をまとめる際に派手なヘアアクセサリーを使わず黒や茶色など目立たない色のゴムを使うと良いです。

全体としては髪の長さやスタイルにかかわらず、面接官に対して好印象を与えられるような清潔感と落ち着きのある髪型を意識し、日頃から髪の手入れを怠らないようにすることで自然と自信にもつながります。

姿勢や目線

面接時の姿勢や目線もマナーの一部であり、姿勢に関しては面接室だけでなく控室の段階から意識しておくことが大切で、背筋を伸ばして真っ直ぐ座ることで自信と誠実さを印象づけることができるようになります。

面接中に猫背になったり、椅子に深くもたれかかるような姿勢をとったりするとだらしない印象になってしまうため、座る位置や姿勢に常に気を配りながら、丁寧で落ち着いた態度を心がけて面接に臨みましょう。

また、目線については相手の目を見て話すことが基本ですが、緊張して目を合わせるのが難しい場合は面接官の鼻や眉間を見ることで自然な視線を保つことができるため、事前に練習して慣れておくのがおすすめです。

大学受験の面接でよく聞かれる質問

面接で椅子の前に立っている制服を着ている男女

大学受験の面接では、志望動機や自己PR、高校生活のことなどさまざまな質問がされますが、あらかじめ回答の内容を準備しておくことで落ち着いて受け答えができるようになります。

そこで、ここからは大学受験の面接でよく聞かれる質問を6つご紹介しますので、今後の対策を進めるうえでの参考にしてみてください。

大学受験の面接対策を進めている人や、練習の中で質問の傾向を把握したいと考えている方は、今回ご紹介する内容を参考に対策してみましょう。

志望動機/志望理由

大学受験の面接でよく聞かれる質問1つ目は志望動機や志望理由です。

大学で学びたいことや志望した理由を、過去の体験や将来の目標と結びつけながら具体的に話すと説得力が生まれます。

大学を知ったきっかけや志望しようと思った理由、アドミッションポリシーへの共感などを盛り込むことで、面接官に強く印象づけることができます。

自己PR

大学受験の面接でよく聞かれる質問2つ目は自己PRです。

学校生活の中で発揮できた自分の強みを、エピソードを交えて話すと相手に伝わりやすく説得力のある自己PRになります。

過去に他人から褒められた経験や達成感を得た場面を振り返ってみると、自分らしさを見つけやすくなります。

長所と短所

大学受験の面接でよく聞かれる質問3つ目は長所と短所です。

自分の良い面と課題だと思う点をそれぞれ具体的な体験に基づいて説明することで、自己理解の深さをアピールできます。

特に短所については、どのような工夫や努力で改善しようとしているかを添えると前向きな印象を与えられます。

高校生活について

大学受験の面接でよく聞かれる質問4つ目は高校生活についてです。

頑張ったことや思い出を語る際には、どのような困難があり、どのように乗り越えて、何を得たかという点に注目して話すと良いです。

ただの出来事を並べるのではなく、経験から何を学んだかを明確に伝えるように意識しましょう。

大学の印象について

大学受験の面接でよく聞かれる質問5つ目は大学の印象についてです。

オープンキャンパスに参加した感想や、模擬授業で感じた魅力など、自分がその大学に惹かれた理由を具体的に伝えると効果的です。

キャンパスの雰囲気や教授の話などに触れて、自分との相性を感じた瞬間を共有すると説得力が増します。

入学後の目標

大学受験の面接でよく聞かれる質問6つ目は入学後の目標です。

入学後に取り組みたいことや身につけたいスキル、さらに卒業後の進路や将来像をイメージして具体的に伝えることが求められます。

大学のパンフレットや公式サイトを参考にしながら、自分の目標と大学の特徴を結びつけて話すと良いでしょう。

大学受験の面接対策はいつから始める?

両手を胸の横で握っている女の子

大学受験の面接の対策はいつから始めると良いのでしょうか。面接で自分の考えをしっかり伝えるには、早めの準備が重要であるため、時期を意識して対策に取り組むことが大切です。

結論、大学受験の面接の対策は高校3年生の初めの時期から始めると良いです。早い段階から準備を始めることで、自分の考えを深めたり、模擬面接などを繰り返して実践的な練習を行う余裕も生まれます。

面接の準備は自己分析をするところから始まるので時間がかかるため、遅くとも面接の1ヶ月前には、自己PRや志望動機などの対策や練習を始めると良いでしょう。

大学受験の面接って?マナーやよく聞かれる質問についてご紹介!|まとめ

今回、大学受験の面接のマナーや聞かれる質問についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。

大学受験の面接では、服装や髪型は華美でないものを選ぶことがマナーです。

また、大学受験の面接でよく聞かれる質問は志望動機、自己PR、入学後の目標、長所と短所、大学の印象についてなどが挙げられます。

事前にたくさん練習して面接の対策をするようにしましょう。

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