予備校比較

【授業比較】集団VS個別VS映像!あなたに合うスタイルはどれ!?

2019年10月26日 2024年04月12日

受験勉強を予備校で行うことを決めると、真っ先に考えなくてはならないのがどの授業スタイルを選択するか。

最近ではただ講師が多くの学生に向けて授業するだけでなく、映像や個別といった様々な授業スタイルが提供されています。

向き不向きは人それぞれ、合わない授業形式は成績を高めるどころかむしろ下げます。「人を射んと欲すれば先ず馬を射よ」と言いますし、志望校合格への第一歩は受験を知り尽くした予備校の情報を収集し上手に役立てることに始まります。

今回は、一般的な塾・予備校で取られるスタイルのそれぞれが持つメリット・デメリットやどんな生徒に向いているのか紹介し、それをふまえた四大予備校で展開されている授業スタイルを分析していこうと思います。

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集団授業

多くの生徒に対して一人の講師で授業を行う一般的なスタイルで、予備校や塾の授業と聞くとこの形式をイメージする人も多いはず。
基本的に学校の授業と同様にあらかじめ設定されたカリキュラムに沿って授業が行われています。

皆と一緒に授業を受けるので自分の周りの生徒はどれくらいできるのか、どのくらいのスピードで問題を解いているのかが分かります。
自分がどれくらいの位置にいるのか、自分には何が必要なのかを知るには集団授業は最適かと思います。

集団授業が向いている生徒

競争意識を持っていて、高いレベルの問題に取り組みたい生徒、あらかじめ決められたカリキュラムに従い勉強していくほうが好きな生徒は集団授業が向いていると言えます。

ただ、生徒は多数ですので一人一人に講師の目が行き届くわけではありません。
ですので、遅れた分は自分で取り戻せるような自立心が集団授業を受ける上で必要かと思います。

映像授業

あらかじめ収録した授業、あるいはライブ配信の授業を生徒が個人で視聴するスタイルの映像授業
授業はあくまでも映像ですので、ノートを取るために一時停止したり早送りでサクサク時短で見たりとその汎用性の高さは折り紙付きです。

ただ、映像授業を提供する予備校にもよりますが、もう何年も前の授業を提供していたりとその質は様々です。
有名予備校でも映像が古い場合があるようですので、映像授業を用いて学習するならしっかりとした情報収集の上で利用するべきかと思います。

映像授業が向いている生徒

個別授業と同じくように、自分のペースを守ってしっかりと勉強したい生徒は映像授業が向いていると言えます。

提供する予備校によっては映像のみで完結するコース、映像に加えて講師による解説がつくコースがあるので、自分は映像授業だけで完全に理解することができるのか自分の能力をしっかりと見つめなおす必要があります。

あらかじめ収録された映像という便利な性質上、サボらないように自律しながら続けていける生徒が望ましいかと思います。

個別授業

1~3人程度の生徒に対し一人の講師が授業を行うこのスタイル。生徒一人一人の理解度に合わせて授業の進行スピードを変えることができ、より高い理解に繋がります。

個人授業は集団授業とは違い、カリキュラムが設定されていないことがほとんどなので自分に最適な自由度の高いカリキュラムを組んで学習することができます。

個別授業が向いている生徒

特定の科目・分野と勉強したい範囲が具体的に決まっていて、授業はあくまで補助的に利用したい生徒や、自分のペースを守ってしっかりと勉強したい生徒は個別授業が向いていると言えます。

また、集団授業では分からない所は積極的に講師などに尋ねたりする必要がありますが、個別授業は分からないところは適時質問することができるので、少し内向的だとか、分からないところを放置しておくのが好きではない生徒は個別授業が向いているのではないでしょうか。

武田塾

武田塾は予備校の中でも異端の「自律型授業」を展開しています。

厳密に言うと自律型授業とも異なっていて、生徒の自学自習と少しの解説を行うことで生徒の学習が進んでいきます。

授業をせずに参考書だけで合格へと導く武田塾の指導はあらゆるレベルの生徒の受け皿になれるだけでなく、個別だとか集団だとかに関わらず授業というだけで付きまとう言いようのない焦りや不安、忌避感などのマイナスな感情を抱くことなく受験勉強を続けていくことができます。

武田塾に関する記事一覧はこちら

武田塾の授業の特徴

武田塾は逆転合格を可能にする予備校です。武田塾が提供する確実に合格するためのメゾッドを堅実に、忠実に達成していくだけの自己を律する能力が逆転合格のカギとなります。

自分がどれだけストイックに勉強し続けることができるか把握し、つい自分を甘やかしてしまう自覚があれば徹底的に講師に学習管理を委託するコースを、ストイックに進めることができるなら講師に学習計画だけ立てて貰うコースを選択することができます。

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緋翼の武田

偏差値が低い、上がらないと悩んでいる生徒の多くは、そもそも勉強の仕方を知らない、勉強計画を立てられないというのがほとんどだ!
受験までの時間は限られている。だからこそ計画的に勉強することが必要になってくるのさ。
勉強の仕方を唯一指南ができるのが武田塾なんだ!武田塾で学ぶそれは、社会に出ても輝くモノになるんだぞ!

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駿台予備校

駿台予備校は多くの生徒に対して一人の講師で授業を行う、集団授業を展開する予備校です。
設置されているコースは予備校界随一の数を持ち、豊富な種類設置された授業の中から生徒一人一人がカリキュラムを志望校に合わせて必要なモノを選択し、独自のカリキュラムを作って受験勉強をしていきます。

駿台予備校の授業はすべて集団授業だけが展開されているわけではありません。

基本となる授業に加えるオプションのような形で個別指導コースや映像授業コースを併用することができるので、集団・個別・映像のそれぞれが持つメリットだけで受験勉強を進めていくことができます。

組み方次第でより効率的な授業方法の運用を可能とするのが駿台予備校の強みであると言えます。

駿台予備校に関する記事一覧はこちら

駿台予備校の授業の特徴

駿台予備校は、難関大学受験、特に医系・理系に強い予備校で、そういった予備校としての性質も相まって非常にシビアなコースの区分が行われます。

しかし、それと同時に生徒の練度と志望校のレベルは同程度であることが徹底されているので、集団授業にありがちなできる生徒とできない生徒の格差が乗じる環境にはなりません。

同じ志を持つ仲間同士、ライバル同士と勉強できるので向上心を持って学習に励むことができます。

授業の時間が50分と短いことが特徴的で、この時間設定は生徒の集中力が続くぎりぎりの時間であるため、集中が途切れることなく授業を受けることができます。
ただその分他の予備校と比べても一日のコマ数が多いため、学習道具もその分多くなるのが難点と言えますね。

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藍翼の駿台

ハイレベルであることを意識したカリキュラムは、レベルが細かく設定されているから同レベルの生徒と学習できるというメリットがあるだよ。
50分という短い授業で確実に実力を付けていく。攻めの姿勢で受験に臨む人には申し分のない環境が整っていると言えるね。

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河合塾

河合塾は多くの生徒に対して一人の講師で授業を行う集団授業を展開する予備校で、豊富に設置されている授業の中から必要な授業を選択し、生徒一人一人がカリキュラムを志望校のレベルに合わせて組み自分だけのカリキュラムをそれぞれで作って授業にのぞみます。

しかし河合塾も駿台予備校同様にすべて集団授業だけで展開されているわけではありません。

各自で組んだカリキュラムを基本として、志望校別個別指導や河合塾マナビスで取り扱う映像授業を併用することができるので、集団・個別・映像のそれぞれが持つメリットだけで受験勉強を進めていくことができます。

組み方次第でより効率的な授業方法の運用を可能とするのは河合塾の授業の強みであると言えます。

河合塾に関する記事一覧はこちら

河合塾の授業の特徴

河合塾は様々なレベルの大学の、特に文系合格が安定した予備校です。

駿台予備校ほどのシビアなコース区分はありませんが、河合塾にも一定以上の学力を要求する認定制の授業があるので、できる人とできない人が混ざりあってしまうことはないようです。

授業時間は90分から最長で180分と大学入試本番と同じ長さで取られているため、普段から入試時の時間配分を意識しながら授業にのぞむことになります。

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蒼翼の河合

河合塾を知らない受験生なぞおらんであろう?それだけ河合塾はBIGな予備校なのじゃが、本科生が入校できる校舎は50校舎程度でありそのうえ都心部中心じゃ。
遠方の者は河合塾マナビスで映像授業を受講できるゆえな。そちらをおすすめするぞ!

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東進

東進はあらかじめ収録した授業、あるいはライブ配信の授業を生徒が個人で視聴するスタイルの映像授業を展開する予備校です。

駿台予備校や河合塾でメイン展開されている集団授業は、はっきり言うと一定以上の学習レベルに到達していないと授業に参加することすら難しいです。

しかし東進がメインとして展開している映像授業の強みはその「一定以上の学習レベルに到達していない」生徒すら取り込むことができる点にあります。

一度撮影さえすれば余程のことがない限りは繰り返し使うことのできる教材となるので一度中学生レベルの授業を撮影したら、基礎の基礎から学習したいという需要に応えることができます。

東進に関する記事一覧はこちら

東進の授業の特徴

東進は生徒の自主性を映す鏡のような予備校で、うまく活用できれば難関大学へ合格できるほどの実力を短期間で養うだけのポテンシャルの高さを持っています。

授業時間は90分と入試本番さながらの時間設定で、効率性を重視するためにあえて1.5倍速で視聴することができますし、映像を見る端末はなんでもいいので通学中などのスキマ時間に授業を見直すこともできます。

学習の容易さに加えて、映像授業の欠点であるただ動画を見ているだけになってしまうことを避けるために、東進では習熟度テストのようなものが行われます。
テストのタイミングは一講座分の視聴が完了したタイミングか授業ごと。前回の授業・講座の範囲をテスト内に含むため、習熟度を確認しながら復習もできます。

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翠翼の東進

映像授業の先駆けの東進は、有名講師の講義を全国どこでも視聴できることで人気ですわね。
講義映像を見ただけで終わらないように、チェックテストを設けているから習熟度も確認できてよ。

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まとめ

今回は四大予備校でそれぞれ展開される授業についてまとめてきました。

駿台予備校や河合塾は集団授業を主として、個別授業や映像授業を付加していくようなスタイルを取っています。
それぞれの授業が持つ良さを十二分に活かすことのできる授業スタイルは、予備校が擁する講師やアシスタントの多さがあってこそ。
老舗予備校としての強みをフル活用した強かさからくる提供できる授業の幅広さで、この比較では駿台予備校と河合塾に軍配が上がると言えます。

ただ、武田塾のスタンスはあくまでも「授業をしない」こと。
この授業比較勝負においてはそもそも同じ土俵に立つことではないのですが、個別指導の形態の新しい授業スタイルと考えれば比較対象として間違ってはいないと思われます。

演習問題を解く時間により多くを掛ける武田塾は、より実践向き指導スタイルといえるでしょう。東進の映像授業で1.5倍速が可能なことも、授業の時間が余分だと公言しているようなものですから。

あなたは高校の授業で満足していますか?

もう少しレベルの高い授業で教えて欲しいと思うなら河合塾や駿台で、いやそもそも学校の授業スタイルに疑問を持っているという方は武田塾や東進を考えてみてもいいかもしれません。

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