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【プライムステージ】河合塾の記述・論述式模試!難関大学入試対策に

2023年11月16日 2024年05月31日

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四大予備校比較

河合塾全統模試の記述・論述式【河合塾プライムステージ】は「ハイレベルかつ良質な問題」「受験層の学力の高さ」が特徴で、早慶MARCHなど難関大学を志望する方に向いています。

4月に実施される河合塾プライムステージは春時点での学力や位置を把握するのに役立ち、加えて前年度共通テスト高2模試とのドッキング総合評価も行われるため「共通テストと二次試験の総合評価」の把握が可能です。

今回は高3生・高卒生向けの河合塾プライムステージについてご説明します。

河合塾プライムステージとは?

テストを受ける学生

【河合塾プライムステージ】は4月実施および会場受験タイプの記述・論述式模試です。

河合塾プライムステージは春実施の模試でありながら「超難関中高一貫校の学生」「東大・京大・早慶医学部志望者」も受験者層の一部を占めており、比較的レベルが高いことから「早慶MARCH」などの難関大学を志望する方にはぜひ受けてほしい模試と言えます。

難関大学志望者向け河合塾プライムステージの特徴は「ハイレベルかつ良質」な問題と「計9校まで志望校選択(その内、国公立大学は第5志望まで)」ができる点です。

さらに河合塾プライムステージを受けることで現在の学力位置と弱点把握に役立つのはもちろん【前年度共通テスト高2模試】とのドッキング総合評価によって「共通テストおよび二次試験の総合評価」も知ることができます。

河合塾プライムステージとは?①|高3生・高卒生向け「申込型」

高3生・高卒生向け【河合塾プライムステージ】の申込型は以下の通りです。

申込型 受験教科
文1型 英語、数学、国語、地歴(1科目選択)の4教科のうち、英語・国語を含む2~4教科
文2型 英語、数学、国語、地歴(2科目必須)または英語、国語、地歴(2科目必須)
理3型 英語、数学、国語、理科(1科目選択)または英語、数学、理科(1科目選択)または英語、数学
理4型 英語、数学、国語、理科(2科目必須)または英語、数学、理科(2科目必須)

河合塾プライムステージの受験生は「受験希望科目を網羅した型」を選択する必要があり、加えて申し込み後は、ほとんどの地区において「会場受験」にて河合塾プライムステージの模試を受けることになります。

河合塾プライムステージとは?②|高3生・高卒生向け「出題科目・内容」

高3生・高卒生向け河合塾プライムステージの「出題科目と出題内容」は以下の通りです。

出題科目 出題内容
英語 リスニング・英作文・長文読解
数学「II・B型」 数学I A II B (Bは数列・ベクトル)
数学「III型」 同上に加えて数学III (極限・微分法)
国語「現・古・漢型」 現代文・古文・漢文
国語「現・古型」 現代文・古文
理科「物理」 [物理基礎]力学・波動の全範囲、[物理]力学・波動
理科「化学」 [化学基礎]全範囲、[化学]理論化学分野・無機化学分野
理科「生物」 [生物基礎]全範囲、[生物]生命現象と物質
世界史B「共通」 中世末までのヨーロッパ史・14世紀までのアジア史
世界史B「選択」① 共通問題と同範囲
世界史B「選択」② 18世紀までのアジア諸地域・ヨーロッパ(産業革命・フランス革命前)
日本史B 原始・古代から中世(室町時代まで)
地理B 自然環境・資源と産業

上記のように高3生・高卒生向け河合塾プライムステージの「出題科目と出題内容」は多岐に渡るため、事前の対策が欠かせません。

河合塾プライムステージとは?③|高3生・高卒生向け「試験時間・配点」

高3生・高卒生向け河合塾プライムステージの「試験時間と配点」は以下の通りです。

出題科目 試験時間 配点
英語 100分 200点
数学「II・B型」 100分 200点
数学「III型」 120分 200点
国語「現・古・漢型」 100分 200点
国語「現・古型」 100分 200点
理科「物理」 60分 100点
理科「化学」 60分 100点
理科「生物」 60分 100点
世界史B 60分 100点
日本史B 60分 100点
地理B 60分 100点

受験本番にも言えることですが、河合塾プライムステージは教科によって試験時間と配点ウェイトが異なるため、そのことを踏まえて対策する必要があります。

河合塾プライムステージ|2023年度合格可能性の見方

A判定のテスト

河合塾プライムステージにおける「2023年度合格可能性」は【ボーダーライン】と呼ばれる、河合塾予想の「合否可能性50%」を境目としたラインを基準に見ることになります。

河合塾はボーダーライン設定にあたって「大学入試結果調査」「各模試の志望動向」を利用しており、具体的なボーダーラインは次の2種類です。

・ボーダー得点(率)…共通テスト利用大学用
・ボーダーランク[偏差値帯]…国公立大二次、私大、短大、専門学校などの一般入試用

具体例として【国公立大二次・私大・短大・専修学校】の合格可能性評価を挙げると「各教科・科目の偏差値」に「各志望大学の入試科目における配点ウェイト」を加味した【評価偏差値】をボーダーランクに照らし合わせ、A~Eの5段階評価が行われています。

5段階評価 合格可能性評価
A 80%以上
B 65%
C 50%
D 35%
E 20%以下

また河合塾プライムステージの他に「全統共通テスト高2模試」を以前に受験している方がチェックする合格可能性は「志望大学の共通テスト・二次試験」の配点割合を加味した総合評価ポイントおよび、そこから算出したA~Eの【総合合格可能性評価】です。

河合塾プライムステージ|高得点を取るコツ

テストの結果

河合塾プライムステージで高得点を取るには文系であれば「英語」、理系であれば「英語・数学」がカギとなります。

・英語…単語と文法、英文解釈、長文読解など
・数学…公式と解法、演習力など

志望学部により多少の差はありますが「早慶志望」の受験生が河合塾プライムステージを受ける場合、まずは1つの指針として次の偏差値を超えることを目標にしてください。

・文系…60以上
・理系…57.5以上

難易度が高いと言われる河合塾プライムステージの点数を上げる最初の一歩は「文理それぞれで出題される範囲をしっかりと対策すること」「基礎学力を底上げすること」だと言えます。

【プライムステージ】河合塾の記述・論述式模試!難関大学入試対策に|まとめ

河合塾【プライムステージ】は受験層の学力が高く、加えて4月実施であることから春時点の学力位置と弱点把握に役立つため、早慶MARCHを始めとする難関大学志望者が受験する傾向にあります。

また高3生・高卒生向けの河合塾プライムステージでは、前年度共通テスト高2模試とのドッキング総合評価によって「共通テストと二次試験の総合評価」の把握が可能です。

良質な問題が特徴の河合塾プライムステージにおいて、志望校選択は計9校まで(その内、国公立大学は第5志望まで)可能なため「志望校の選択肢を増やす」という意味でも積極的な受験をおすすめします。

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