読者の中にはこのようなことを耳にされた方もいるかもしれません。
「勉強するとカロリーが消費されて、痩せる」
これは実際のところ正しいのでしょうか?
今回は勉強で痩せることができるのかということや勉強で消費されるカロリー、受験生が太る原因、受験生が痩せる方法などをご紹介します。
受験勉強をすると痩せる?
受験勉強することによって痩せることができるかというと、難しいというのが結論です。
正確には受験勉強をすることによってカロリーを消費することはできますが、それによって体重を落とすのはダイエットにしては効率が悪いということです。
具体的には、17歳で体重53kgの女性が1時間勉強すると大体73キロカロリー消費することができます。
同じ条件で1時間ジョギングした場合は390キロカロリー程度消費されるので、比較すると勉強はダイエットにしては効率が悪いと言えるのではないでしょうか。
ちなみに、森永のミルクキャラメルが1粒21キロカロリーなので、73キロカロリーは森永のミルクキャラメル3.5粒分程度ということになります。
受験生の体重が増える3つの原因
受験生の体重が増えてしまう原因はいくつかありますが、ここでは以下の3点についてご紹介します。
- 受験生になると運動する機会が減るから
- 受験生は座る時間が長くなるから
- 受験生にはストレスがかかるから
①受験生になると運動する機会が減るから
受験生になると、部活動引退などが重なることで運動する機会が減ります。
運動部だった方、特に毎日ハードな練習をこなしていたという方は部活引退を期に突然運動する機会が減るのでその分太りやすくなってしまうのです。
また、自主的に運動をしようと思っても、生活が受験勉強中心になり、部活動をしていた時ほどの強度で体を動かすことはなくなってしまうことも、体重の増加につながる1つの原因となっています。
②受験生は座る時間が長くなるから
受験生になるとそれまでに比べて、椅子に座っている時間が長くなります。
椅子に座っている時に消費されるカロリーは、当たり前ですが立っている時に消費されるカロリーよりも小さいです。
そのため、座る時間が長くなるということは体重が増加する原因になります。
③受験生にはストレスがかかるから
受験生には大変なストレスがかかります。
例えば、「塾や親・学校の先生からの勉強しろというプレッシャー」、「友達が推薦入試で合格し遊びほうけている中勉強しなければならない不安」、「第一志望の入試日は迫ってきているという不安」など、受験生なら誰しも幹事らことのある不安感なのではないでしょうか。
このようなストレスがかかった時に受験生にとって一番手っ取り早いストレス発散になるのは、「食べること」。
アイドルやアスリートがプレッシャーに負け、久しぶりに見たら激太りしていたというのはストレスが原因の暴飲暴食によるものなのです。
受験生でも痩せられる?
そもそも上のような悪条件の中で受験生がダイエットするというのは可能なのでしょうか?
私見ですが、受験生が痩せるというのは不可能ではないがかなり難しいのではないかと思います。
受験勉強を頑張って、さらに痩せることまで頑張るとなると精神的に強くないと難しいでしょう。
なぜなら、先ほどご紹介したように受験生には「推薦入試の友達に取り残されていく不安感」、「学校や塾の先生からのプレッシャー」など様々なストレスがかかるからです。
しかもこれが1年間継続するとなるとかなり難易度は上がり、ダイエットというストレスの原因が入り込んでくるとさらに精神的には辛くなってしまいます。
そのため、受験生が受験勉強と並行してダイエットをすることは辛いですし、おすすめもしません。
ですが、痩せることはできなくとも、それまでの体重を維持することはどうにかできるのではないかと思います。そこで次の章では受験生でもできる痩せる方法をご紹介します。
受験生が痩せる3つの方法
ここでは受験生でもできる痩せる方法をご紹介します。
具体的には以下の3つについてご紹介します。
- コンビニに行く回数を減らす
- 意識して運動する時間を設ける
- スタンディングデスクを使う
①コンビニに行く回数を減らす
コンビニに行く回数が増えると食べ物を買う回数が増え、太りやすくなります。
特に塾や予備校で勉強しているという方は要注意で、塾・予備校は繁華街の近くにありコンビニや飲食店が存在することから誘惑が非常に多いためです。
コンビニはコピー機を置いていたり、筆記用具を売っていたりと便利な場所ですが、同時にアイスや甘いスイーツ、お菓子など魅力的な食べ物が所狭しと置かれている場所でもあります。
ですので、体重を増やしたくない受験生は何を買うのか事前に決めて、メモを取ってからコンビニを使うと良いでしょう。
メモを取っておくことで魅力的な食べ物の誘惑に負けづらくなりますし、節約にもなります。
②意識して運動する時間を設ける
先ほどご紹介したように、受験生は部活がなくなり、運動する機会が減ることで体重が増えやすくなります。
ですので、定期的に運動をすれば体重増加を防ぐことが可能です。
具体的には勉強中であれば、勉強に飽きてきたら周辺を散歩したり、階段を上り下りしたり、席を立ってストレッチをしたりするのがおすすめです。
また、週に1回公園でランニングしたり、ジムに通ったりするのもいいでしょう。
この時、友達と日時を決めてやるようにすると習慣になりやすくなるのでおすすめで、同時に定期的に友達と話すことで気分転換にもなるというメリットもあります。
③スタンディングデスクを使う
先ほど座る時間が増えるから受験生は太りやすいというお話をしましたが、その単純な解決策として立って勉強するということが挙げられます。
便利な道具として特におすすめなのがスタンディングデスクで、通常の勉強机よりも天板の位置が高くなっているのが特徴となっており、これを使うと立ちながら勉強することが可能です。
立ちながら勉強することのメリットは座って勉強するよりも消費カロリーが大きいということだけではありません。
立つことで血流が良くなり、眠気防止や学習効率の向上などの効果があります。
受験生が勉強で痩せることについてのまとめ
ここまで受験生が勉強することによって痩せることができるかということや勉強の消費カロリー、ダイエット方法などをご紹介しました。
それでは、今回の記事の内容をおさらいしましょう。
・勉強の消費カロリーは70キロカロリーくらいで効率が悪い
・受験生が痩せるのは難しい
・コンビニに行く回数を減らす
・意識して運動をする
いかがだったでしょうか?
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