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推薦入試に予備校での対策はいる?予備校に行くメリットとは?

2025年06月20日 2025年06月13日

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四大予備校比較

近年、指定校推薦や公募推薦、AO推薦などの推薦式の入試で受験形式が増えています。

そんな推薦入試ですが、どのような対策をすれば良いのでしょうか?

推薦入試の場合、評価軸がテストの点数ではないため、大学受験塾や予備校に行く必要はないのでは?と思ってしまいますが実際はどうなのでしょうか?

推薦入試を目指している場合、予備校の対策はいるのか、小論文対策や面接練習は必要か、通わなくても対策出来るのかや、注意点やおすすめ対策を紹介していきます。

大学受験で推薦入試を挑戦しようと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

推薦入試とは?入試方式について解説

男女が指を指している

大学の推薦入試の「学校推薦型選抜」では、高校の校長からの推薦を受けるもので、大学が求める人物像や能力を総合的に判断をして合否を決める入試です。

一般的に学力試験(大学入学共通テストなど)が免除となる事が多く、試験内容としては【書類審査】【面接】【小論文】などが実施される場合が多くなっています。

推薦入試対策を積極的に行うことで合格の可能性を高めることができ、推薦入試は他の人よりも早く合否が決まるという利点があります。

高校に入学をしてから課外活動や意欲なども評価の対象になるため、色々な事において積極的に行動する事が重要です。

入試方式①:指定校推薦

大学が指定した高校から推薦資格を得て出願する事ができる入試方式で、学校内での選考があり、評定平均(内申点)や部活動、課外活動、出席状況などが加味される入試です。

指定校推薦は、一般的に専願で他の大学を受験してはいけない入試で、合格した場合入学を確約することが必須です。

指定校推薦は他の推薦と比べて、合格の可能性が高い入試方法になっており、試験内容は大学によりますが一般的には書類選考・小論文・面接の試験があります。

指定校推薦のメリット:一般入試よりも早く終わる

合格率が高く、早くに合格が決まる事や受験料があまりかからずに費用を抑えることができ、大学受験も一般入試よりも早く終わらせることができます。

また、合否が早く決まるため一般入試よりも受験勉強の量が少ないことも指定校推薦のメリットとなっています。

指定校推薦のデメリット他校との併願ができない

学校内の推薦基準が厳しいのもあり、他校と併願する事ができないようになっています。

高校からの推薦で受験をしている為辞退をする事は難しく、推薦入試を決める際は慎重に考える必要があります。

入試方式②:公募制推薦

大学の出願条件を満たし、高校からの推薦を受けたら、どの高校の生徒も受験できる入試方式です。

大学が全国の高校生を対象にしていて、大学が指定する入試方法で受験することになります。

公募制推薦は、指定校推薦よりも多くの高校生が受験をする為に、倍率が高くなる場合が多く、面接や小論文などで自分のアピールをする対策が必要になります。

公募推薦のメリット:一般入試より競争率が低い

一般入試よりも競争率が低いので合格をしやすい傾向があり、早くに合格が決まるので余裕を持って大学生活の準備が出来ます。

部活動などの課外授業も考慮されるので自分のアピールを存分に発揮しやすい入試となっています。

公募推薦のデメリット:日頃の授業の成績が必要になる

受験数が多いと倍率が高くなる傾向があり、評定平均や書類、面接などの対策がしっかりと行う必要があります。

評定平均も決まっている為に、日頃の授業で内申点を取ることや部活動・ボランティア活動なども行う必要があります。

推薦入試の対策は予備校がおすすめ

何かを書く女性

推薦入試は学力だけでなく、面接や小論文、志望理由書など多角的な評価が行われるため、独学での準備が難しい場合も少なくありません。

予備校では、専門の講師による対策講座や模擬面接、志望理由書の添削など、推薦入試に必要なスキルを効率的に身につけることができます

これにより、自信を持って試験に臨めるだけでなく、合格の可能性も大きく高まるでしょう。

予備校に通うかは、個人の学習能力、志望大学、予算に合わせて決めるのが重要です。

予備校を決めるおすすめとしては、予備校が自分に合っているかをチェックする事です。

自分が行きたい大学で講師の経験や実績、カリキュラム内容、授業進度、添削指導内容において、適切に行われているかを確認しましょう。

予備校の小論文対策

本を読んでいる

推薦入試では、小論文対策が合格に大きく影響し、早めに対策を始め、文章力を高めることで、合格の可能性を高めることができます。

予備校を使って、効率良く合格のために必要な小論文対策を進める事がおすすめです。

小論文対策をする際は以下のポイントを大事にしながら対策するようにしましょう。

小論文対策のポイント

  • 小論文対策は入試の2ケ月前から練習をして添削をして、小論文に慣れること。
  • 学力や志望校に合わせて予備校を決めること。
  • 時間制限を意識して実際の試験時間内に小論文を書く練習をすること。
  • 思考力や読解力を身につける事を意識して練習するようにすること。

小論文を予備校で対策するメリット

予備校では専門的な指導や小論文対策の書き方を学ぶことができ、模試や集団学習環境で、実力を向上することが出来ます。

各大学の出題傾向や過去問を分析してくれて、推薦入試の出題傾向などの情報を予備校から得ることができます。

また、資料を読み解いて、グラフや図表、文章などを正確に読み取り、理解する力を養う事が可能です。

大学受験対策のプロの添削を受ける事が出来るので自分で書いた小論文を見てもらえて記述力向上や改善点や対策を教えてもらえます。

小論文を予備校で対策するデメリット

予備校に通う際には、授業料や教材費、模擬試験の受験料など、さまざまな費用がかかります。

また、小論文対策に多くの時間を割くことで、他の教科の学習が手薄になるケースも見られます。

特に受験科目が多い生徒にとっては、バランスの取れた学習計画が欠かせません。

さらに、予備校ではあらかじめ決められたカリキュラムに沿って授業が進むため、自分のペースで学習を進めにくいというデメリットもあります。

理解が不十分なまま次の単元に進んでしまう可能性もあるため、復習の時間を確保する工夫が求められます。

予備校の面接対策

参考書を読む男女

予備校の面接対策では、過去の傾向を踏まえて志望大学の面接内容を把握し、それに応じた適切な対策を受けることができます。

具体的には、面接練習を定期的に行い、面接官に良い印象を与えるマナーを身につける練習をします。

また、面接カードとは面接時に提出する自己紹介や志望動機をまとめた書類であり、その作成も重要で、自己分析をしっかり行い、具体的な自己PRを準備することが求められます。

予備校で面接対策するメリット

推薦入試では、学力試験だけでなく面接が重要な評価対象となります。

予備校では、実際の面接を想定した形式で講師が面接官役を務め、生徒は志望理由や高校生活での取り組みなどについて答えるなど、さまざまなサポートが用意されています。

受け答えの内容だけでなく、話し方や姿勢、表情なども丁寧にフィードバックしてもらえるため、自信を持って本番に臨む力がつきます。

また、頻出の質問も対策することができ、「なぜこの大学・学部を選んだのか」「高校生活で最も力を入れたことは何か」などの答え方を学ぶことで、想定外の質問にも落ち着いて対応できる力が身につきます。

予備校を活用することで、面接対策を体系的に進めることができるため、推薦入試に不安がある人ほど積極的に利用することをおすすめします。

予備校で面接対策するデメリット

一方で、予備校の面接対策のデメリットとして、費用がかかることが挙げられ、特に複数回の模擬面接や個別指導を受ける場合、その分の多くの経済的負担がかかります。

また、集団授業が中心の場合、自分の志望大学や個別の状況に完全に合わせた指導が受けられないこともあります。

予備校によっては面接の傾向が大まかであったり、最新の入試情報の反映が遅れるケースもあり、必ずしも全ての受験生に最適とは限らない場合もあります。

さらに、自宅での自主学習が必要な部分も多く、予備校に任せきりにせず自分自身で積極的に準備を進める姿勢も重要です。

推薦入試に予備校や大学受験塾は必要?まとめ

推薦入試に挑戦するなら、学校の対策だけでなく、大学受験に詳しい予備校に通うことをおすすめします。

予備校では過去の傾向を踏まえた対策ができ、小論文や面接の練習も充実しています。

自分の強みや改善点を指摘してもらえるため、自信を持って大学入試に臨めるでしょう。

ただし、小論文や面接対策だけでなく他の授業も受けることになるため、スケジュール管理をしっかり行うことが大切です。

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