受験を控えているときは、何かと不安を抱えやすい時期です。
毎日志望校合格に向けて頑張って勉強しているはずなのに、不安な気持ちがあふれてしまってどうしていいのかわからないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
今回は受験で不安になってしまう原因と、不安な気持ちへの対処法についてご紹介します。
「受験に受かるか不安で勉強が手につかない」などと悩んでいる方は、ぜひ今回紹介する対処法を試してみてください。
受験で不安になってしまう原因
受験期は不安を抱えやすい時期ですが、特に試験本番が近づいてくると不安が強くなる方が多いのではないでしょうか。
不安な気持ちが芽生えてしまったら、悩みや不安の原因を理解することが重要です。
まずは受験で不安を感じる原因としてよく挙げられるものをご紹介します。
自分に当てはまる原因がないか、チェックしてみましょう。
受験で不安になる原因1.成績が伸び悩んでいる
受験で不安になってしまう原因の1つ目は成績が伸び悩んでいることです。
成績が伸び悩むと「このまま本番を迎えたらどうしよう」「受験に落ちてしまう」と不安になってしまい、逆に勉強に手が付けられなくなってしまうということも少なくありません。
このような不安を抱えたときは、「まだ受験本番までの途中経過である」「受験は最後までわからない」ことを思い出すようにすると心が落ち着きます。
受験で不安になる原因2.漠然と焦る
受験で不安になってしまう原因の2つ目は漠然と焦ることです。
受験は長期戦なので、長く勉強しているとこのままで試験に間に合うのか、本番はどうなってしまうのかなどぐるぐる考えていると漠然と焦ってしまいますよね。
漠然と焦ってしまって受験が不安なときは、まずは勉強のスケジュールを細かく立てて本番までの見通しを立て、計画的に勉強に挑んでみましょう。
受験で不安になる原因3.周りと比べてしまう
受験で不安になってしまう原因の3つ目は周りと比べてしまうことです。
受験を控えているときは、どうしても周りの方が勉強しているように見えてしまったり、成績が上がった・下がったなどの話などで焦りが生まれやすくなります。
友達と受験勉強で切磋琢磨することも良いことですが、必要以上に周りと比べたりせず、あくまでも自分の戦いであることを思い出すことが大切です。
受験で不安になる原因4.全落ちが怖い
受験で不安になってしまう原因の4つ目は全落ちが怖いことが挙げられます。
特に大学受験の場合は、受験した全ての大学に落ちてしまうと将来へのビジョンも大きく変わってしまう可能性があるため、プレッシャーを強く感じてしまうのではないでしょうか。
「全落ちするかもしれない」と不安な場合は、志望校のレベルを見直すことや、先生や保護者の方と将来や進路について悩みを相談してみることをおすすめします。
受験で不安なときの心構え
ここまで受験で不安になってしまう原因についてご紹介しました。
ここからは受験で不安になったときの心構えを2つご紹介します。
受験に対する不安は誰もが少なからず持っているものですが、ちょっと心構えを変えてみるだけで、受験への姿勢がポジティブに変化するかもしれませんよ。
受験への心構え1.不安になるのは頑張っているから
受験で不安を感じてしまうのは受験に対して自分が真剣に向き合って頑張っているからです。
そもそも「受験のことなんてどうでもいい」と考えている人は、不安な気持ちにはなりません。
まずは自分が受験勉強を頑張ろうとしている・今一生懸命頑張っているということをしっかり認めてあげましょう。
不安なのは自分だけではない
受験で不安を感じたときは不安を感じているのは自分だけではないことを思い出しましょう。
どんなに成績のいい学生であっても、受験に対しては誰でも不安を感じています。
学力についての不安だけでなく、当日何かトラブルがあったら、本番当日に調子が全くでなかったらと考えている方がほとんどです。
「こんな風に不安を感じているのは自分だけなのではないか」と思ってしまったら、周りにいる友達やSNSなどで悩みを打ち明けてお互いに励ましあってみましょう。
受験が不安なときの5つの対処法
受験で不安なときは、解消しないといつまでもモヤモヤしてしまって勉強に手が付かないですよね。
ここでは受験で不安なときの5つの対処法についてご紹介します。
受験の不安を取り除きたいけれど、具体的にどうしたらいいかわからないという方は、ここでご紹介する対処法を試してみてください。
受験が不安なときの対処法1.周りではなく以前の自分と比べる
受験の不安の対処法1つ目は周りではなく以前の自分と比べることです。
受験期間中も受験本番も、勉強してきた自分の頑張りを認め、成長しているのだと自覚することが大切です。
自分に自信が持てないときは、これまでの勉強の記録を付けてみたり、教材の中身を振り返ってみるなどして、自分が頑張ってきたことを可視化してみましょう。
受験が不安なときの対処法2.きちんと計画を立てる
受験で感じる不安の対処法2つ目はきちんと計画を立てることです。
計画を立てずに漫然と勉強をしていると「これで本当に間に合うのか」などの不安が生じてしまいます。
受験勉強を無計画に進めてしまっているという場合は、志望校合格までの学力などを逆算したスケジュールを組んでみましょう。
計画を立てることで対処法1つ目にご紹介した勉強の記録もつけやすくなりますよ。
受験が不安なときの対処法3.誰かに話す
受験で感じる不安の対処法3つ目は誰かに話すことです。
不安を抱えたままにしてしまうと、気持ちがどんどん不安定になってしまい、勉強が身に入らなくなってしまいます。
不安な気持ちでいっぱいになってしまう前に、誰かに悩みを打ち明けて、気持ちをリフレッシュさせることも大切です。
受験が不安なときの対処法4.身体を動かす
受験で感じる不安の対処法4つ目は身体を動かすことです。
不安な気持ちを抱えたままにしていると、自律神経が乱れてさらに気持ちが落ち込んでしまうという悪循環が生まれてしまいます。
朝起きた後にストレッチをするなど、軽い運動を取り入れることで自律神経が整うだけでなく、気持ちもリフレッシュできます。
毎日無理に長時間の運動するのではなく、ちょっとした息抜き程度に取り入れてみてはいかがでしょうか。
受験が不安なときの対処法5.思いっきり泣く
受験で感じる不安の対処法5つ目は思いっきり泣くことです。
不安な気持ちが溜まってしまうと、つい泣きたくなってしまうこともあるかもしれません。
そんなときは、一度気の済むまで思いっきり泣いてつらい気持ちを外に出してしまいましょう。
涙を流すことで気持ちがスッキリとするだけでなく、泣くほど悩んで頑張ったという思い出が自分を強くさせてくれることもあります。
受験で不安なときのNG行為
ここからは、受験で不安なときのNG行為をご紹介します。
受験に対して必要以上に不安を感じる必要はありませんが、これまでの努力を無駄にしないためにも、以下の2つのことには注意しましょう。
受験で不安なときのNG行動1.何も手をつけない
受験で不安なときのNG行為1つ目は何も手をつけないことです。
不安な気持ちを抱えていると、何にも手を付けられないなんてことは起こるでしょう。
しかし、自分が落ち込んでいるときにも周りがどんどん勉強しているという事実が余計に気持ちを悪化させてしまうかもしれません。
あきらめて勉強から離れてしまうのではなく、少しずつでもコツコツと勉強をしていく姿勢を忘れないようにしましょう。
受験で不安なときのNG行動2.漠然と勉強する
受験で不安なときのNG行為2つ目は漠然と勉強することです。
対処法の項目でもご紹介したように、きちんと計画を立てて勉強することが不安に打ち勝つための大切なポイントになります。
逆に、漠然と勉強を進めてしまうことで志望校合格までどれくらい頑張ればいいのかがわからず、不安な気持ちが強くなってしまうかもしれません。
志望校合格への逆算が自分だけでできないときは、担任の先生や塾の先生などに相談してみることも大切です。
受験の不安で眠れない原因と4つの対処法
受験で不安を感じていると眠れないなんてこともあるのではないでしょうか。
そこで、ここからは受験の不安で眠れないときの原因や対処法をご紹介します。
「不安な気持ちで眠れない日が続いている…」という方は、ここでご紹介する対処法もチェックしてみてください。
眠れない原因は?
受験の不安で眠れない原因は自律神経が乱れていることが挙げられます。
不安な気持ちによって交感神経が優位になってしまい、眠れなくなってしまうのです。
また、受験期の学生はコーヒーやエナジードリンクなどによるカフェインの過剰摂取が原因で、眠れなくなってしまうことも少なくありません。
眠れないことが続く場合は、自律神経を整えるためにちょっとした運動を取り入れたり、カフェインを減らしてみることもおすすめです。
眠れないときの対処法1.寝る前にスマホを見ない
受験の不安で眠れないときの対処法1つ目は寝る前にスマホを見ないことです。
眠れないときはどうしてもスマホを開いてしまうかもしれませんが、ブルーライトは良質な睡眠の妨げになります。
少なくとも寝る30分前にはスマホをいじらないように過ごすことを心がけてみましょう。
眠れないときの対処法2.お風呂に長く浸かる
受験の不安で眠れないときの対処法2つ目はお風呂に長く浸かることです。
しっかりと湯船につかると、身体が温まるだけでなく自律神経も整うので、眠りにつきやすくなります。
普段シャワーで済ませている場合は無理に長時間入る必要はありませんが、10~15分を目安に湯船につかる習慣を作ってみましょう。
眠れないときの対処法3.朝に散歩をする
受験の不安で眠れないときの対処法3つ目は朝に散歩をすることです。
朝の散歩は運動の習慣としておすすめなだけでなく、太陽の光を浴びることで生活のリズムが整いやすくなるというメリットがあります。
受験期はなかなか運動をする機会が減ってしまうものですが、身体や脳を起こすためにもぜひ取り入れてみてください。
眠れないときの対処法4.とにかく横になる
受験の不安で眠れないときの対処法4つ目はとにかく横になることです。
眠れなかったとしても、布団に入って横になることで身体は休まると言われています。
普段寝ているベッドや布団で眠れない場合は、リビングで横になってみるなど、場所を変えて休んでみることもおすすめです。
受験が不安で勉強が進まない!原因や対処法をご紹介|まとめ
受験に対しては成績が伸び悩むことや周りと比べるなどのことが原因で不安になってしまいます。
そんなときは周りではなく以前の自分と比べたり、誰かに話したりすることで不安を解消することができます。
また、漠然と勉強をしてしまっていることも、受験に対する不安を生み出す要素になっているかもしれません。
受験に合格するには、志望校合格までの道のりを逆算して計画的に勉強していくことが大切なので、この機会に勉強計画を作ってみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した対処法を参考に、受験に対する姿勢を見直して不安を取り除きましょう!